「英語が全然上達しないけど、勉強の順番が間違っているのかな」
「最速で英語を身につけたいけれど、どういう順番で勉強したらいいの?」
「英会話だけできればいいから、リーディングは勉強しなくていいよね?」
英語学習において、何をどの順番で勉強するのかは非常に重要です。順番を間違えてしまうと、なかなか記憶に残らず、学んだ内容同士もつながらなくなったりして、学習がなかなか進まなくなってしまうからです。
実は、言語をどの順番で学べば良いかということは、世界中で研究されています。そしてある程度学習のルールが提案されている状況です。
イングリッシュ おさるその中核となるのが第二言語習得研究です。
母国語以外の言語をどのように身につけていくのか、そのプロセスやメカニズムを体系的にまとめた研究分野です。
この記事では、数多くの生徒に英語を指導し、結果を出してきた僕が、
といった情報をまとめました。
この記事では、ただ単に研究結果をまとめるだけではなく、実際に多くの方の英語を個別指導してきた僕だからこそわかる、実体験に基づいた内容を盛り込みました。
できるだけ早く効率的に英語を身につけたいという方はぜひご覧ください。


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英語を勉強する順番の重要性


英語の勉強は筋トレと似ており、自分のレベルとかけ離れた内容から始めても身につきません。特に初心者の場合、基礎を飛ばしてしまうと理解が追いつかず、途中で挫折しやすくなります。
勉強には適切な順番があり、それに沿って進めることで知識が階段のように積み上がり、理解しやすい状態を作れます。中学レベルの単語や文法といった基礎があるからこそ、スピーキングやライティングのような発信スキルへ自然に進むことが可能です。
一方で、基礎を飛ばしてしまうと表面的な理解にとどまり、すぐに限界を感じて伸びにくくなります。その過程で「自分は何もわかっていない」と感じてしまい、モチベーションが下がる原因にもなります。



いきなり英会話スクールに通うなど、順番を誤ってしまうと効果が出にくいことも珍しくありません!
限られた時間で成果を出すためには、論理的に組まれた勉強の順番に沿って進めることが重要です。正しい順番を守って英語を勉強すれば、無理なく、効率的に、そして最短ルートで英語力を伸ばせます。
なお、英語習得プロセスについては、関連動画「【危険】これをしないとインプット全部無駄」でもっと詳しく解説しています。ワークも入れて、より理解しやすくなるように説明しているので、ぜひご覧ください。
英語を効率的に勉強する順番3ステップ


ここからは、ベストな勉強の順番を3つのステップに分けて解説します。
この順番を意識しながら、ひとつずつ取り組んでみてください。
※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
ステップ1:英文法・英単語・発音を3か月間集中的に学習する
英語を勉強する際は最初の3か月間で、以下の基礎的な要素を集中的に学習しましょう。
この3つは、英語力の土台となる基礎です。これが十分に身についていないままステップ2以降に進んでしまうと、理解しづらい場面が増え、学習効率が下がってしまいます。
英文法
英語学習で最初にやるべきなのは、文法の理解です。文法を理解していなければ、すべての表現を丸暗記しなければいけません。これでは、読むのも話すのも限界があります。
英文法を学ぶと、英語を使う方法がパターン化でき理解が進みます。ルールに基づいて、単語を入れ替えていくだけで文章が作れるようになるので、最初に学んでしまいましょう。
もし英文法の知識がまだないのならば、「キク英文法(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)」で学ぶのをおすすめします。


キク英文法は一冊で英語に存在する9割以上の文法が網羅されている上に、内容がコンパクトにまとまっています。実際の会話で使うための文法を身につけるのには、ぴったりです。
なお関連動画「【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】」では、より具体的にキク英文法で学ぶ手順を説明しています。すぐに使える英文法を学びたい方はぜひご覧ください。
英単語
単語の数は膨大にあるため、常に学習が必要です。ただし、基本的な内容を伝えるのに必要なのは中学~高校レベルの単語です。まずは、このレベルの単語まで一気に固めることを目標にしましょう。
単語学習では、複数の教材に手を出すよりも、1冊の単語帳を繰り返し使い込むほうが効果的です。
これから購入するのであれば、「データベース3300(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)」がおすすめです。
基本的な英単語と熟語が収録されており、CDが付いているため、発音も同時に学べます。
単語を勉強するときは1日100、200語とまとめて学びましょう。単語は1回覚えてもすぐに忘れてしまいます。だからこそ1回で完璧にすることよりも、回数をこなすことを意識してください。
発音
英単語と同時並行で発音も学んでいきます。やるべきことは以下の通りです。
- 発音記号の理解
- 発音練習
- 音変化のルールの把握
正しい音を知らなければ、その音を聞き取れるようにはなれません。耳を英語の音に慣れさせるだけでなく、スピーキングしたときに内容を正しく伝えるためにも、聞くだけでなく実際に発音することが重要です。



正しい音を出せるようになることで、リスニングを学ぶ時に聞き取れなかった部分の気づきが生まれ、より効率的に学習が進みます。
発音に関しては1日10分ほどで学んでいき1ヶ月くらいで学習を終えましょう。
その「正しい音」を知るために欠かせないのが、発音記号です。
発音記号を理解しておくことで、単語を見たときに正しい音を自分で再現できるようになります。
発音記号については、「【早く身につく】効率的な英語の発音記号の覚え方3選!読み方を一覧で紹介」にて詳しく解説しています。こちらも参考にしながら、発音記号と正しい音の出し方を確認してみてください。


ステップ2:インプット系の知識を勉強する
英語の基礎を一通り固めたら、次はインプット系のスキルを鍛えます。リーディング・リスニングの訓練を中心に行いましょう。
インプット系の学習をすると、その過程でさらに単語やフレーズも身についていきます。
リーディング
リーディングは、以下の順番に学びます。
- 精読の練習をする
- 音読する
- 多読をする
いきなり多読から入る方がいますが、効果は薄いので要注意。正確に読めないまま量だけ増やしても、英語力の向上にはつながりません。
まず、文の構造も理解して正しく読めるようになった上で、徐々に量を増やしていくのが正しい学習方法です。
関連記事「【実践版】英語のリーディングスキルを上げる4つの方法!速読より「正確に読む」のが上達のカギ」では、リーディングの学習方法をさらに掘り下げて解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。


リスニング
リスニングの学習は以下の順序で進めましょう。
- 音声を聞く
- 単語・文法調べ
- 音読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
ただ音声を聞いて終わりにするのでは、なかなか力になっていきません。リスニングをした後に、なぜ聞き取れなかったのかを把握するステップを作り、気づきを得ることが大切です。
スクリプトを見て聞き取れていないところや、理解が誤っていたところを調べましょう。単語・文法も復習して、知識を復習していくのがおすすめです。
さらに声に出していくことで、英語のスピードにも慣れやすくなります。
関連記事「【爆発的に伸びる】英語のリスニング力の習得方法5ステップ+α!聞き取れない原因はこれだけ 」では、この学習のステップを1つずつ詳しく解説しています!


ステップ3:アウトプット系の知識を勉強する
ここまで力をつけたら、ライティング・スピーキングに挑戦していきましょう。
いきなりスラスラ書いたり話したりするのは難しいかもしれません。アウトプットは、グラデーションのように少しずつ増やしていくことが重要です。
はじめのうちは、短い文から始めたり、よく使う表現を覚えて使ってみたりするところからから取り組みましょう。
習慣的にアウトプットするのがおすすめです。ここまでしっかり学習してきたならば、一気に実力が伸びていきます。
ライティング
インプットした基礎知識を、実際に文章を書きながら使っていくことで、理解がより深まります。ライティングは自分のペースで思考を整理しながら取り組めるため、スピーキングより始めやすい方法です。
書く練習を続けることで身につく「文章作成能力」は、英語を話す場面にも役立ちます。これまでに覚えた語彙や文法を使いながら文章を作ることで、使える表現を少しずつ増やせるのです。
英作文では、内容を簡潔にまとめることが求められます。



比喩といった高度な表現は必要なく、まずは伝えたいことをわかりやすく表すことが重要です!
そのためにも、日本語の文章の「本質」をつかみ、平易な単語に言い換えながら書く姿勢が役立ちます。
難しい語彙にこだわる必要はありません。伝わる表現を優先し、無理のない範囲で文章を組み立てていくことがライティング上達につながります。
スピーキング
英語を話す力を伸ばすためには、英文作成能力に加えて「発音能力」と「アウトプット能力」を鍛えることが欠かせません。発音については基礎学習の段階で身についているため、ここでは主にアウトプット能力を強化していきましょう。
アウトプット能力とは、自分の考えや感じたことを口から出す力を指します。
この力が育つと、思ったことを英文としてスムーズに話せるようになります。スピーキング練習アプリやネイティブとの会話などを活用し、実際に英語を話す経験を積むことが効果的です。



スピーキング力を伸ばすには、素早く英文を作るトレーニングが役立ちます。
日常の簡単な出来事や身のまわりの表現を、短い時間で英語に言い換える練習が特に取り組みやすい方法です。また、短時間で英語の日記を書くことも、表現の引き出しを増やす助けになるでしょう。



書いた内容を声に出して読むことで、さらに話す力が伸びます!
加えて、書いた英文を目をつむって思い出しながら話す練習を取り入れると、状況に応じて言い換える力がつき、臨機応変なスピーキングに近づいていきます。ぜひ、今後の英語学習に取り入れてみてください。
なお、ここまでに紹介した英語の勉強方法をまとめたプレゼントを、イングリッシュおさるの公式LINEにて無料で配布しています。効率的に英語を勉強する参考に、ぜひチェックしてみてくださいね!
英語を勉強する際のNG順番


英語の勉強には「正しい順番」がありますが、同時にやってはいけない順番も存在します。多くの方が英語に挫折してしまう理由のひとつが、この「NGな順番」で勉強を進めてしまうことです。
ここでは、特に初心者が間違えやすい NGパターンを整理しました。
無駄な遠回りを避け、効率的に英語力を伸ばすための準備をしましょう。
1. いきなり長文読解に取り組む
語彙力が十分でない段階で難しい長文に挑むと、知らない単語が多く辞書が手放せなくなります。1文を読むだけでも時間がかかり、英文全体の流れや筆者の主張をつかむ力が育ちにくいのが特徴です。
そのため、長文読解に取り組んでも読解力につながりにくく、理解できない状態のまま負荷だけが増えてしまいます。



まずは中学から高校レベルの語彙を確実に身につけておくことが大切です!
語彙が不足したまま長文を読むと、内容の難しさに圧倒されて挫折しやすいため、段階を踏んで進めることが効果的です。
長文から勉強していた方は、「英語を効率的に勉強する順番3ステップ」の見出しを参考に勉強の順番を見直してみてください。
2. 基礎ができていない状態でリスニングに挑戦する
英語には、音がつながったり消えたり弱まったりするなど、話し言葉に特有の音声変化があります。



発音の知識がないままリスニングに取り組んでも、実際の音を正しく認識できず、聞き取れない原因になりますよ!
フォニックスや音声変化の基本を学び、発音練習を通して「音の予測」ができるようになると、リスニング力は身につきやすくなります。
また、語彙・文法・発音といった基礎が整っていない状態では、英会話やシャドーイングなどのアウトプット学習に取り組んでも効果は感じにくいものです。
これらの基礎はアウトプットの土台となるため、初心者のうちは焦らずインプットから順に進めることが大切です。
発音を正しく身につけ、語彙と文法がそろってくると、後のスピーキング学習でも表現しやすくなり、自信を持って話せるようになります。
3. 文法の基礎を飛ばしてアウトプットに進む
文法の基礎がないままスピーキングやライティングに取り組んでも、話す・書く際に使える表現が少なく、思うように成果が出ません。
インプットが足りない状態では、言いたいことが英語に変換できず、自己流の誤った表現が癖になることもあります。
文法は英語のルールにあたるため、基礎を飛ばしてしまうと正しく理解できず、途中で伸び悩む原因のひとつです。中学レベルの文法が身についているだけでも、英会話レッスンの内容が理解しやすくなり、成長を実感しやすくなります。
アウトプットは、語彙・文法・発音といった基礎がそろってから行うのが適切です。
これまで文法の基礎を十分に学べていなかった方は「ステップ1:英文法・英単語・発音を3か月間集中的に学習する」の見出しを参考に、まずは3か月間かけて基礎力をしっかり身につけてみてください。



順番を誤ると「話せない」「間違ってばかり」と感じて自信を失い、モチベーションの低下につながるため注意しましょう!
英語の勉強に関する5つのコツ


英語を勉強するときには、以下の5つのポイントを意識しましょう。
これらを意識すれば、より早く英語力が伸びていくはずです。
1. 勉強する目的を明確にする
英語の勉強といっても、人によって目的はさまざまです。目的によって必要な勉強の内容や進め方が変わるため、まずは「なぜ英語を勉強するのか」を明確にすることが重要です。
「海外旅行で会話を楽しみたい」「資格試験に合格したい」など、目的が違えば重点を置くポイントも変わります。目的がはっきりしていると、自分に合った勉強方法や順番を選びやすくなり、効率よく進めやすくなります。



さらに、目的が明確であることはモチベーションの維持にもつながり、継続する力にもなりますよ!
2. 勉強を習慣化する
英語の勉強が思うように進まない方の多くは、そもそも勉強時間を確保できていません。「気分が乗る日は長時間勉強するが、忙しい日はまったくやらない」といった状態では、英語力が伸びにくいのが実情です。
英語は短期間で仕上げるものではなく、長期的に積み重ねる姿勢が欠かせません。資格試験のように期限がある勉強は集中しやすいものの、英会話の上達には継続が必要です。
実際に、社会人の英語学習者の多くが途中で挫折しており、約9割が継続できていません。だからこそ、成果を出すためには「勉強を習慣化すること」を優先しましょう。
習慣化のためには、以下のような取り組みが効果的です。
- 1日の中で英語に触れる時間を固定する(朝の10分・通勤中・寝る前など)
- 短時間でもいいので、毎日必ず英語に触れる最低ラインをつくる
- 完璧を求めず、短く終えてもOKと決めてハードルを下げる
- 勉強した日をカレンダーやアプリで可視化し、継続の実感を得る
- 週末に翌週の英語時間をざっくり決めておく
これらを取り入れると、無理なく継続できる流れが作りやすくなります。はじめのうちは、小さいことから始めていきましょう。
なお、隙間時間を活用した勉強戦略については、関連記事「隙間時間を活用!通勤中に英語の勉強を続けやすくする戦略とは」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


3. 初期はインプットの時間を多く取る
学習初期は、意識的にインプットの時間を多く取りましょう。具体的には、インプットとアウトプットの割合は7:3程度が良いと言われています。
基礎がないうちにアウトプットすると「化石化」してしまうと、言語学教授のラリー・セリンカーが提唱しています。
間違った英語が定着してしまうことです。たとえば、文法がわからないから適当に英作文して話したら、その自分が作った英語の順番ばかりが頭に残ってしまいます。
このように、自分で創作したアウトプットは頭に残ってしまって、新しいことを覚えるのを阻害してしまうので、要注意です。 知らない言葉をいくら聞いても、できるようにならないどころか逆に習得を遅くしてしまいます。
4. アウトプットを意識的に行う
インプットが優先といったものの、アウトプットを全くしないというのもおすすめしません。
アウトプットは、気づきを得るための重要な工程です。実際に使おうとしたときに、うまくできなかったことが見つかったり、ギャップに気づいたりして、さらなる理解を促します。
なお、アウトプットはライティングやスピーキング以外の方法でもできます。たとえば、勉強した文法の内容を誰かに説明してみるのもアウトプットのひとつです。
このほかにも「覚えた表現を使って、短い英語日記を書く」「単語帳やテキストを見ずに、頭の中だけで英文を作ってみる」などもおすすめです。



日々の小さなアウトプットを積み重ねることで、理解した知識が使える知識に変わり、学習の定着が早まるでしょう!
5. 繰り返し学習する
言語学者のエリスは、訓練を繰り返すことで自動化ができると言っています。自動化とは、ほぼ無意識で学んだ知識を使える状態です。言語を学ぶならば、この自動化した状態を目指さなければいけません。



全部の単語・文法に注意を払っている状態で、スラスラ読んだり話したりすることはできないですよね。
1回で満足せず、何度も訓練を繰り返しましょう。これによって、少しずつスムーズに英語が使えるようになります。
英語を学ぶならば、文法・単語からはじめ、徐々にリーディングやリスニング、そしてアウトプットを増やしていくのがおすすめです。



勉強する順番を意識すると、より効率的に英語を習得できるので、ぜひ参考にしてください!
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