「英検2級と準2級の違いってどれくらいだろう?」
「準2級に受かるなら2級も簡単に受かる?」
「どうやって対策するのが効率的なのか教えて」
このような疑問にお答えしていきます!
英検準2級と2級、同レベルだと思っている方もいるかもしれませんが、実際には大きな差があります。
大学入試や就職活動で役立つのは一般的に2級からと言われており、差があるのは当然です。
とはいえこれから準2級や2級を目指す人はどのように勉強したらいいのか悩みますよね。
そこでこの記事では、これから準2級を目指す人も2級に合格するために必要な勉強方法を紹介します。
- 英検準2級と2級の違い
- 勉強内容
- 学習方法
間違った学習方法を続けていては、英検準2級や2級に合格できる力を秘めた方でも、いつまで経っても実力が上がりません。効率的に英語力を身につけるため、ぜひ最後までご覧ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検準2級と2級の違いをさまざまな角度から確認
まずは英検準2級と2級の違いを見ていきましょう。
- 公式サイトの審査基準
- TOEICに換算した際の点数
- 就職や入試への有利度
以下で詳しく解説します。
公式サイトの審査基準
まずは公式サイトの審査基準から見ていきます。
英検準2級のレベルは、以下が目安です。
日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/
3級までと比較し、応用力が求められる段階となり、共通テスト対策にもつながります。
また、英検2級のレベルは、以下が目安です。
社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
英検2級は高校卒業レベルの英語スキルを対象としています。
日常生活や社会での英語の理解及び使用能力が評価されます!
学校の単位認定や大学入試の準備、さらには海外留学や職場での英語使用能力の証明として広く認識されています。
TOEICに換算した際の点数
英検の各級を一般的に認知されているTOEICスコアに換算すると、英語力のレベルがより明確になります。
英検準2級を取得している方の英語能力は、TOEICでいうとおよそ450~500点相当です。
基本的な日常英語のコミュニケーションが可能なレベルであり、入門レベルと見なされることが多いです。
一方、英検2級のスコアはTOEICで550~600点程度に換算され、これは中級レベルの英語使用能力を示しています。
より複雑な日常の状況やビジネスシーンでの基本的なコミュニケーションができると判断されます!
英検とTOEICのスコアを比較することで、今後の学習目標を設定する際の参考にもなります。
英検準2級または2級を目指す方は、これらのスコアを目安にしながら、自分の英語力を客観的に評価し、さらなるスキルアップに向けた学習計画を立てましょう。
就職や入試への有利度
英検2級を取得することは、就職活動や入試において大きなアドバンテージとなります。
公式サイトによれば、2級の資格は高度なコミュニケーション能力を持っていることを示し、以下の場合で有利に働くでしょう。
- 海外留学
- 国内の大学入試
- 学校での単位認定
- 企業の採用試験
グローバルな環境で活躍するための扉を開く鍵となり得るのです!
英検2級は学業だけでなく、将来のキャリアパスにおいてもその価値を発揮する資格であるといえるでしょう。
なお、イングリッシュおさるの公式LINEでは、英検に役立つ情報を含む英語の学習で活用できる15個の特典をプレゼントしています。すべて無料で受け取れるので、友だち追加してぜひ学習に役立ててくださいね!
英検準2級と2級の勉強内容・難易度の違い
ここからは英検準2級と2級の勉強内容や難易度の違いについて見ていきます。
- 必要な単語数
- 長文の内容
- リスニング
- ライティング
それぞれ以下で詳しく解説します。
必要な単語数
英検を目指す際に把握しておくべき大きな違いのひとつが、必要とされる単語数です。
英検準2級の場合、約3,000語の語彙が求められます。
これは、高校1年生から2年生の学習内容をカバーする範囲に相当します。
一方、英検2級ではさらに広範な知識が必要とされ、約5,000語の語彙が必要です。
約1.7倍の差がありますね!
高校卒業レベルの英語力が含まれ、より高度なコミュニケーション能力が求められることを意味しています。
長文の内容
英検準2級と2級では、長文読解の内容にも違いが見られます。
2級では、テクノロジーや医療、文化・歴史といった多様なトピックが取り上げられます。
日常生活よりもやや専門的な知識を要する場合があります!
上記の英文は英検2級から抜粋したものですが、ロッククライミングの過去についての出題です。
一方、準2級では日常生活に根ざしたトピックが多く扱われ、実生活で遭遇しうる様々な状況や対話が題材になります。
これは、社会生活で必要とされる英語を理解し、使用できる力を測ることを目的としています。
上記の英文は英検準2級から抜粋したものですが、転校について記載されており、日常生活で想像しやすいため比較的読みやすい文章となっています。
リスニング
リスニングにおいても、準2級と2級で出題される内容の違いを把握し、それぞれのレベルに適した学習を行うことが大切です。
準2級では基本的な日常会話や簡単なアナウンスの理解が求められるのに対して、2級ではもう少し複雑な会話やニュース、説明文の理解が必要とされます。
過去問を使ってこれらの違いを具体的に学び、聞き取り能力を高めることが重要です。
リスニングスキルを伸ばすためには、英語の音声に幅広く触れること(インプット)と、実際に英語を話したり書いたりすること(アウトプット)をバランス良く行うことが効果的です。
日常的に英語のポッドキャストを聞いたり、英語での日記を書いたりすることで、実践的なリスニング能力を養いましょう!
関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」では、リスニング学習の具体的な手順を徹底解説しています。圧倒的なリスニング力を手に入れたい方はぜひ参考にしてみてください。
ライティング
ライティングでは、指定されたトピックについての英文記述が求められます。
準2級と2級では、トピックの内容や複雑さに差があり、2級ではより高度な語彙や文法が要求されます。
過去問を活用して、どのようなトピックが出題されてきたかを確認し、それに対する自分の意見や考えを英文で表現する練習を重ねることが肝心です。
過去問をもとに実際にライティングの練習を行い、その内容を英語の教員に添削してもらうことで、書き手としてのスキルを磨いていきましょう。
自分の意見を明確にし、それを支持するための理由や例を効果的に組み立てる能力は、英検だけでなく将来的にも役立つスキルです!
なお、関連記事「【もう大丈夫】英検2級のライティングのコツ7選!確認したいポイントや思いつかないときの対策も解説」では、英検のライティングのコツについて、具体的な対策をまじえて解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
英検準2級を狙うなら2級合格も目指せる勉強法がおすすめ
最後に英検準2級と2級を目指す方におすすめの勉強方法を紹介します。
- 文法を学習する
- 単語を暗記する
- 発音学習をおこなう
- 発音学習をおこなう
以下で詳しく解説します。
1.文法を学習する
まずは英語の基本である文法を学びましょう。
基本をおろそかにしたままいきなり試験勉強しても、効果が半減してしまうからです。
一次試験で出題される英文の空所補充問題では、正確な文法知識が直接的に試されます。
文法力を向上させるためには、質の高い参考書を選び、その内容を徹底的に理解し、繰り返し練習することが重要です。
一冊の参考書を選んだら、その書籍内の例文や練習問題を完全にマスターすることを目指しましょう!
文法知識は、英検だけでなく、将来的に英語を使うあらゆるシーンでの土台となるため、確実に身につけることが求められます。
文法について復習したい方は関連記事「【完全版】まずおさえたい英語の文法13個を総まとめ!1記事で基礎固めは完璧」を参考にしてみてください!
2.単語を暗記する
英検2級合格を目指すには、約5,000語の単語力が、準2級では約3,000語の単語力が必要です。
この大量の単語を効率よく暗記することは、試験成功の鍵を握りますよ!
暗記の過程で重要なのは、毎日コンスタントに新しい単語を学び、同時に以前に学んだ単語の復習を行うことです。
初期段階では理解できない単語が多く出てくるかもしれませんが、継続的な学習と復習を通じて、徐々に語彙力が向上していきます。
毎日少しずつでも良いので、新しい単語を覚え、既に学んだ単語を定期的に復習することで、確実に語彙力を高めていきましょう。
単語の暗記方法については、関連動画「【英単語暗記】25000単語暗記した最強暗記術7選!!」もぜひ視聴してみてください。具体的なワークをまじえながら、単語を覚える方法を紹介しています。
3.発音学習をおこなう
正確な発音の習得は、英語のリスニング能力を格段に向上させることに直結します。
特に英検2級と準2級では、それぞれ30問ものリスニング問題が出題されるため、この分野の準備は非常に重要です。
発音の正確さは、英語を理解し、正しく聞き取る能力を高めるうえで欠かせない要素であり、効果的なリスニング対策となります!
発音学習をスタートするにあたって、まずは発音記号の理解と音変換のルールをマスターしましょう。
英語の音声を正確に捉える基礎となり、スマホさえあれば必要な知識をすぐに得られます。
「単語の発音記号」や「単語の音変化のルール」といったキーワードで検索してみましょう!
発音アプリも活用して、実際の英語の音声を聞き、自分で発音練習していきます。
耳が英語の音に慣れ、発音が自然と上手くなるでしょう。
また、この発音練習を単語の暗記と並行して学習することで、学習効率を大きく高められます。
正確な発音を身につけることで、英検だけでなく、英語を使ったコミュニケーション全般の質を向上させることができるでしょう。
なお、関連動画「【有料級】一撃でネイティブ発音になる喉発音5STEP」では、英語の発音力を高める秘訣を徹底解説しています。リスニング力アップにもつながるのでぜひ参考にしてみてください。
4.模試や過去問を解く
英語の基礎学習が進んできたら、次に模擬試験や過去問題に取り組みます。
実際の試験でどのような問題が出題されるのか、その形式や内容に慣れることが目的です。
基本的な知識や技能を身につけていても、試験の特性や問題の傾向を理解していなければ、試験本番で十分なパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう…
過去問を解くと、試験の形式に慣れ親しむだけでなく、時間管理のスキルを養えます。
実際の試験と同じ時間制限を設けて問題を解くことで、本番での時間配分の感覚をつかめるでしょう。
また、過去問を解くことで、自分の弱点を明確に特定できます。
どの分野で間違いが多いのか、どの種類の問題で時間がかかってしまうのかを知ることで、より効率的な学習計画を立てられます。
単に問題を解くだけでなく、間違えた問題についてはしっかりと復習を行い、同じミスを繰り返さないように心掛けましょう!
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