「英検3級にはノー勉で合格できるのかな?」
「まったく勉強していない場合、前日はどう過ごしたらよいの?」
「英検3級で使える裏ワザを知りたい」
仕事や学業などが忙しく、英検3級の勉強ができずに前日を迎えた方は多いのではないでしょうか。「なんとか合格したい」と考えている方もいるでしょう。
しかし、厳しいことをお伝えすると英検3級にノー勉で挑んでも合格できる可能性は低いです!
とはいえ、合格率を多少上げる方法はあります。
この記事では、英検3級をノー勉で迎えようとしている方に向けて、
- 前日の過ごし方
- 分野別の裏ワザ
- 前日までにしておきたい勉強方法
などを解説します。
「英検3級に合格したい」「前日にできることを知りたい」と考えている方は必見です。ぜひご一読ください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【大前提】英検3級にノー勉や一夜漬けで挑むのは危険
そもそも論になってしまいますが、英検3級にノー勉で挑むのはおすすめできません!
英検3級のレベルは、中学卒業程度です。「中学英語なら簡単だ」と思う方もいるかもしれませんが、まったく勉強しないのは危険です。
英検3級の合格率は約50%です。なお、2016年以降公式から合格率が発表されていないため、およその数字となります。
つまり、2人に1人は不合格になるということです。
また3級の二次試験では面接があるので、その対策も必要になります。
これらの理由から、ノー勉で合格できるほど甘い試験ではないことがわかるでしょう。
英検3級の難しさについては、関連記事「【徹底攻略】英検3級が難しいと言われる5つの理由!読み書き・面接対策の勉強法を紹介」にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
英検3級にノー勉で挑む際の前日の過ごし方3選
英検3級にノー勉で挑むことになった場合、前日は以下のような過ごし方をしましょう。
- 試験の内容を把握しておく
- 頻出単語を押さえておく
- 過去問を解く
なおこれらの方法は、合格率を多少上げるための方法です。合格できるかどうかはもともとの英語力にも関係してくるので、必ず受かるとは思わないよう注意しましょう。
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1.試験の内容を把握しておく
ノー勉で挑む場合、英検3級の試験内容を把握しておきましょう。
前日は、一次試験の流れのみの確認で問題ありません。筆記(リーディング・ライティング)が65分、リスニングが約25分の時間配分となっています。
具体的な試験内容は、以下の図のとおりです。
一次試験は、全部で62問出題されます!
なお、二次試験の面接は一次試験に合格しないと受験できません。そのため、まずは一次試験の流れを理解しておきましょう。
2.頻出単語を押さえておく
英検3級の大問1は、直接単語の意味を問う問題が出題されます。たとえば、以下のような問題です。
ちなみに、答えは「1 experience(経験)」です。
しかし、前日で英検3級に出てくる単語をすべて暗記するのは難しいです。そのため、頻出単語だけを押さえておきましょう。
最低限覚えておきたい英単語は、関連記事「【一覧表】英検3級によく出るフレーズ・英単語115選!一発合格のための暗記のコツを解説」にてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.過去問を解く
試験前日には、過去問を一度でも解いておきましょう!
出題形式やどんな問題が出るのかを把握するためです。
過去問は英検公式サイトから受講できます。ただし、答えのみであり解説はありません。
解説とあわせて確認したいのなら、参考書「2024年度版 英検3級 過去6回全問題集(クリックでAmazon購入ページへとびます)」の活用がおすすめです。
なお、僕の公式LINEでは、英検攻略に役立つ情報をお伝えしています。友だち追加後に10秒で終わる質問に回答するだけで、有料級特典を15点も受け取れるので、ぜひ友だち追加してみてください。
【裏ワザ】英検3級にノー勉で挑む際の前日のポイントを分野別に解説
英検3級にノー勉で挑む際は、前日に以下の分野ごとに使える裏ワザを知っておきましょう。
- 語彙問題
- 長文問題
- ライティング問題
- リスニング問題
- 面接(二次試験)
知っておくことで、正答率が多少上がります。ぜひ参考にしてみてください。
語彙問題|消去法を使って答えを導く
単語や熟語の意味を問われる語彙問題では、消去法を活用します。具体例として、以下の過去問で説明します。
■日本語訳
A : 先週末の釣り旅行はどうでしたか、アン?
B : そうですね、一匹も釣れませんでした。 でも、私は学んだことが多く、興味深い()でした。
1 経験
2 音
3 事実
4 ファッション
答え:1 experience(経験)
たとえば、答えの「experience」の意味がわからない場合でも、他の単語の意味がわかれば正解を導き出せます。答えではなさそうは選択肢は、解答から消去しましょう。
違うと思われる選択肢に「×」をつけると、目印になるのでおすすめです!
長文問題|段落と問題が一致している可能性があることを意識する
長文問題は、段落と問題の答えが一致している傾向にあります。たとえば、問題1の答えは1段落目に、問題2の答えは2段落目にあるということです。
実際に、以下の問題で確かめてみましょう。
(26)When Bing Crosby was at university, he (ビング・クロスビーが大学にいたとき、彼は)
1 was a member of a band. (バンドのメンバーでした)
2 was taught by a famous musician.(有名なミュージシャンに教えてもらいました)
3 gave his mother some drum lessons. (母親にドラムのレッスンを与えました)
4 bought a record player for his parents.(両親にレコードプレーヤーを買いました)
答え:1 was a member of a band. (バンドのメンバーでした)
1段落目までの日本語訳
ビング・クロスビーは、20世紀で最も人気のあるアメリカの歌手および俳優の一人でした。 彼は歌うことで有名で、今でも多くの人が彼の歌を楽しんでいます。 クロスビーは子供の頃、両親がレコードプレーヤー*を持っていて、よく音楽を聴いていました。 大学生の頃はミュージシャンになりたくてバンドでドラムを叩いたり歌ったりしていました。
(26)の問題は、長文問題の1問目にあたります。答えは、1段落目の「When he was a university student, he wanted to become a musician, and he played the drums and sang in a band」から導けます。
このように、段落と問題が一致している可能性が高いです!
ただし、必ずしも一致しているわけではないので、あくまでも「傾向にあること」を頭に入れておきましょう。
ライティング問題|型を使って英作文をする
英検3級では、英作文を作成するライティング問題が出題されます。「なにを書いてよいかわからない」という方は、以下の型をつかって英作文を作ってみましょう。
項目 | 使えるフレーズ |
---|---|
主張 | ・I believe~ ・I don’t believe~ ・In my opinion~ ・People should ・I agree with the opinion that~ |
理由① | ・First~ ・One reason is that~ ・To begin with~ ・for example |
理由② | ・Second ・also |
結論 | ・Therefore ・For these reasons ・In conclusion |
ライティング問題では、主張の理由を述べる文章がカギです!
難しい表現を使わなくてもよいので、自分の考えを理論的に書くことを意識しましょう。
なお、ライティング問題で使えるフレーズについては、関連記事「英検3級ライティングで使える決まり文句10選!注意点や例文も紹介」にてより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
リスニング問題|イラストや設問を先に読む
英検3級のリスニング問題は、以下3つの形式の問題が計10問出題されます。
- 会話の応答文選択(イラスト付き)
- 会話の内容一致選択
- 文の内容一致選択
イラストや設問に目を通しておくことで、どんな問題が出題されるのか検討がつきます。たとえば、以下の過去問を見てみましょう。
第1部では、イラストを参考にしながら対話と応答を聞いて解答を選びます。イラストに目を通しておくと、どんな場面なのか想像ができます。
たとえば、No.1なら「男性と女性が電話をしている」「男性は室内、女性は外にいる」などがわかりますよね!
このように、リスニング問題では、イラストや設問を先に読むことを意識してみてください。
面接(二次試験)|難しい表現は使用しない
一次試験に合格したら、二次試験を受験できます!
なお、試験日は一次試験とは異なります。
二次試験の面接では、主張したいことを正しい文法で伝えることが大切です。そのため、難しい表現を使わなくても問題ありません。
無理に難しい表現を使って文法を間違えてしまうと、評価が下がってしまします。
加えて、英語で話したり、ハキハキと聞き取りやすい声を意識したりすることも大切です。
英検3級にノー勉は危険!前日までにしておきたい勉強方法
英検3級にノー勉で挑むのは危険です。合格率を上げるためには、事前に念入りに学習をしておきましょう。
こちらでは、英検3級に合格するための勉強方法を解説します。
- 文法を学習する
- 英検3級の単語を暗記する
- 過去問や問題演習を解き復習をする
「英検3級に一発で合格したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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1.文法を学習する
文法は、英語学習のなかでも優先したい分野です。文法を身につけることで、リスニングや長文問題などのあらゆる問題の正答率が上がります。
つまり、英検3級に合格しやすくなるということです!
文法の学習には「キク英文法(クリックでAmazon購入ページへとびます)」を活用しましょう。参考書を何周もすることで、文法を習得できます。
なお、文法の学習方法については、関連記事「1ヶ月で攻略する英文法の勉強法3ステップ!短期間で習得するコツや参考書を解説」にて詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
2.英検3級の単語を暗記する
文法の学習と並行して、英検3級の頻出単語を暗記しましょう!
単語帳は「英検3級 でる順パス単(クリックでAmazon購入ページへとびます)」がおすすめです。1周目は単語の意味を覚え、2周目以降はその他の意味や品詞を覚えます。
なお、単語の暗記は短い期間で何度も繰り返し学習することが大切です。あくまでも目安ですが、1ヶ月間で単語帳を10周することを目標にしてみてください。
なお、単語学習は、関連動画「【英単語暗記】25000単語暗記した最強暗記術7選!!」でも詳しく解説しています。ぜひ視聴してみてください。
3.過去問や問題演習を解き復習をする
文法や単語の基礎固めができたら、試験を想定して問題を解いていきます。時間配分を意識するため、実際に時間を計りながらおこなうことをおすすめします。
参考書は「2024年度版 英検3級 過去6回全問題集(クリックでAmazon購入ページへとびます)」を活用しましょう。
なお、問題を解いていてわからなかった単語や文法はすべて調べます。復習に力を入れることで、着実に合格へと近づきます。
ぜひこの記事を参考にして、英検3級の合格を目指してください!
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