「英検準1級のライティングはどんな問題が出るの?」
「高得点を取るための英作文のコツが知りたい!」
「ライティングの内容が思いつかない…どうしたらよい?」
2024年度から英検準1級のライティングが大幅にリニューアルされ、従来の意見論述問題に加えて新たに要約問題が追加されました。これにより、ライティング全体の配点や対策方法も大きく変化しています。

英作文に苦手意識を持っている方は多いはず……。
新形式への対応に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、英検1級に合格した僕が、英検準1級のライティングについて以下の内容を解説します。
- 英検準1級の概要
- ライティングの解答で注意すべきこと
- 英文要約の解き方のコツと勉強法
- 英作文の解き方のコツと勉強法
- 高得点を取るコツ
- おすすめの参考書
- 例題にチャレンジ
- 内容が思いつかないときの対処法
最後まで読むことで、ライディング問題を攻略でき、英検準1級の合格率をグッと上げられます。


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検準1級のライティングの概要


英検準1級のライティングの概要を、以下の項目に沿って解説します。
これから試験に挑戦される方は、必ず知っておきたい基本的な内容です。ぜひとも確認しておきましょう。
問題数
ライティングは、全部で2問(英文要約問題・意見論述問題)出題されます。
英文要約問題 | 意見論述問題 | |
---|---|---|
出題形式 | ・200語前後の英文を60~70語で要約する | ・社会的なトピックについて120~150語で意見を述べる |
求められるスキル | ・英文全体の主旨把握 ・各段落の要点抽出 ・情報の取捨選択と再構成 ・簡潔で明確な表現力 | ・論理的思考力 ・根拠に基づいた意見構築 ・説得力のある文章構成 ・適切な語彙・文法の運用 |
頻出テーマ | ・環境問題 ・テクノロジーと社会 ・教育制度 ・健康・ライフスタイル ・ビジネス・経済 | ・環境保護政策 ・デジタル化の是非 ・教育制度改革 ・働き方改革 ・グローバル化の影響 |
2問で一次試験の3分の1のウェイトを占めているため、しっかりと対策することが合格の鍵となります。
なお、英検準1級のライティングでは、社会性の高いテーマが出題される傾向にあります。



意識的に時事ニュースに目を光らせておきましょう!知っているテーマが出題されたときに、ライティング問題に取り組みやすくなります。
採点基準
英検準1級のライティングは、主に以下4つが採点基準として掲げられています。
参考:ライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)|英検
観点 概要 内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか 構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか 語彙 課題に相応しい語彙を正しく使えているか 文法 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
それぞれの観点に0~4点配点されており、要約・意見論述それぞれで16点満点です。この点数が、CSEスコア(750点満点)に変換されます。
なお、英検合格を本気で目指している方には、関連動画「【2024年最新】英検完全攻略【永久保存版】」の視聴を強くおすすめします!英検の本質や実践的かつ正しい勉強法を徹底的に解説しているので、ぜひ参考にしてください!
英検準1級のライティングの解答で注意すべきこと


リニューアル後のライティングで特に注意すべき以下のポイントを解説します。



これらの注意点をしっかりと把握し、確実に得点を積み重ねていくことが合格への近道となります。
なお、この章では「ライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)|英検」の内容を参考にしております。
1.TOPICに示された問いへの答え方
TOPICに示された問いへの答えが記載されていない、もしくは関係のないことについて書かれていると判断されたとき、0点の採点になる可能性があります。



これは英検で最も注意すべき重要なポイントです。
例えば、「Should students be required to wear uniforms at school?」というTOPICに対して、自分の意見(賛成か反対か)とその理由を述べなければいけないにも関わらず、単に制服の歴史や種類について説明しただけの場合、問いに答えていないと判断されて0点となってしまいます。
また、明確な立場を示さずに「制服にはメリットもデメリットもある」という曖昧な結論で終わってしまった場合も、TOPICが求める「Should(べきかどうか)」の判断を避けているため、適切な解答とは認められません。
TOPICで問われていることを正確に把握し、それに対する明確な答えを必ず含めることが最優先事項です。
2.英語以外の単語の使用
英語以外の単語を使う場合は、その単語が何を意味するのかまで説明がなければいけません。その単語を理解できない読み手にも内容が伝わるようにしないと、減点の対象となります。
例えば、日本の教育制度について論じる際に「Students in Japan often attend juku after school」と書いた場合、「juku」という日本語をそのまま使っています。この場合は「Students in Japan often attend juku, which are private tutoring schools, after school」のように、英語での説明を併記する必要があります。



読み手の理解を助ける説明が重要です!
3.意見に対する理由・説明の矛盾
自分の述べた意見とその理由や説明に対して、矛盾するような内容は書いてはいけません。TOPICに対してYesの意見なら、その立場を支持する理由や説明のみを書くようにする必要があります。
例えば、「Should companies allow employees to work from home?」というTOPICに対して賛成の立場を取った場合を考えてみましょう。
最初に「リモートワークは生産性を向上させる」と述べておきながら、その後で「しかし、オフィスでの対面コミュニケーションのほうが効率的な場合もある」という相反する内容を書いてしまうケースがあります。
この場合、2つ目の理由は自分の意見(賛成)を支える根拠としてカウントされず、むしろ論理の一貫性を損なうため減点の対象となります。賛成の立場であれば、「生産性向上」と「通勤時間の節約」など、一貫して賛成を支持する理由のみを述べるべきです。
論理の一貫性を保ち、自分の立場と矛盾する内容は避けることが重要です。
4.意見に対する説明・補足
意見に対する理由は、具体例や説明を付け加え、よりわかりやすく説得力のあるものにする必要があります。



単に理由を列挙するだけでは、十分な説得力を持たないため減点の可能性があります。
例えば、「Companies should invest in renewable energy because it reduces costs and helps the environment」という文では、「コスト削減」と「環境保護」という2つの理由を挙げていますが、説明が不十分です。
改善例:「Companies should invest in renewable energy because it reduces long-term operational costs. Solar and wind power eliminate monthly electricity bills after the initial installation. Additionally, it helps protect the environment by reducing carbon emissions, which is increasingly important as consumers prefer eco-friendly businesses.」
このように「なぜコスト削減になるのか」「なぜ環境保護が重要なのか」という疑問に答える具体的な説明や例を加えることで、より説得力のある論証となります。
理由を述べる際は常に「なぜそうなのか」という問いに答える説明や具体例を含めることが、高得点につながるポイントです。
英検準1級のライティング|英文要約の解き方のコツと勉強法


2024年度から新たに導入された英文要約問題。正しいアプローチと継続的な練習により、確実に得点源にすることが可能です。



解き方のコツと勉強法を知って、限られた語数の中で効果的な要約を作成できるようになりましょう。
1.解き方のコツ
要約問題で高得点を取るための6つのポイントを以下にまとめました!
コツ | 具体的な方法 |
---|---|
文章全体の構造把握 | ・各パラグラフの要点を整理し、元の英文の流れに沿って要約する |
各段落の要点抽出 | ・各段落から重要情報を1~2文で抜き出す ・特に段落の一番最初の文に注目する |
パラフレーズ | ・本文の単語や言い回しをそのまま使わず、自分の言葉で表現する |
ディスコースマーカー(※) | ・however、in additionなどで論理構成を明確にする |
具体例の抽象化 | ・具体的事例をより一般的な言葉に置き換えて文字数を圧縮する |
繰り返し表現に注目 | ・頻出する単語や類義語は筆者の強調ポイントである |
2.勉強法



以下の5つの勉強法に取り組んでみてください!
勉強法 | 内容 |
---|---|
英文記事で練習 | ・新聞や雑誌の200語程度の記事で要約練習を重ねる |
第三者による確認 | ・元文を読んでいない方に要約を読んでもらい、内容が伝わるか確認する |
日本語での基礎練習 | ・要約が苦手な場合は、日本語で構成練習から開始する |
解答例の研究 | ・過去問や問題集の模範解答を熟読し、理想的な構成・表現を学ぶ |
語彙力強化 | ・類義語や同義語を覚え、パラフレーズ力(※)を向上させる |
(※)パラフレーズ力とは、別の言葉や表現に「言い換える」こと。
関連動画「【有料級】今すぐ効果が出る英語の魔法TOP3」で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてください。
英検準1級のライティング|英作文の解き方のコツと勉強法


従来から出題されている意見論述問題(英作文)は、2024年度のリニューアル後も重要な得点源です。



解き方のコツと勉強法を知り、安定して高得点を狙える英作文力を身につけましょう。
1.解き方のコツ
英作文で押さえるべき6つのポイントを以下にまとめました!
コツ | 詳細 |
---|---|
決められた型で構成 | ・序論(意見)→本論(理由2つ)→結論の構成 |
POINTSを2つ使用 | ・与えられた4つのPOINTSから自分の意見を支える2つを選択 |
書きやすいPOINTS選択 | ・信念より「英語で表現しやすい」「まとめやすい」観点で選ぶ |
事前のメモ作成 | ・立場、選んだPOINTS、理由、具体例を日本語か英語でメモ |
ディスコースマーカー活用 | ・Firstly、Secondlyなどで論理的な文章構成を明確化 |
表現のバリエーション | ・同じ単語や文構造の繰り返しを避け、多彩な表現を使用 |
2.勉強法



効果的な5つの学習アプローチで、高得点の獲得を目指しましょう。
勉強法 | 内容 |
---|---|
過去問・問題集での練習 | ・制限時間内に論を構成して書く練習を重ねる |
模範解答の熟読 | ・理想的なエッセイの形式やパターンを理解する |
社会問題への関心 | ・英語ニュースに触れ、さまざまな意見に対する自分の立場を考える習慣する |
語彙力の強化 | ・社会性の高い話題に対応する関連語彙を単語集で習得する |
手書き練習 | ・本番に備えてスペル確認と解答用紙での語数感覚を養う |
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英検準1級のライティングで高得点を取る7つのコツ


英検準1級のライディングの出題数は全2問のため、高得点を目指すにはできるだけ点を落とさないよう注意しましょう。



こちらでは、ライディング問題を解く際の注意点を7つ解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
1. ライティングの骨組みを意識する
英検準1級のライティング(英作文)を解く際には、以下の骨組みを意識しましょう。パラグラフの内容と解答時のポイントもまとめています。
パラグラフ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
第1パラグラフ | 主張 | TOPICに対する自分の意見を1~2文程度で書く。 |
第2パラグラフ | 理由1 | POINTSを利用して、2~4文で理由を述べる。 |
第3パラグラフ | 理由2 | POINTSを利用して、2~4文で理由を述べる。 |
第4パラグラフ | 結論 | 主張をもう一度繰り返して、1~2文で文章を締める。 |



余談ですが、ライティングスキルが問われるのは、第2・第3パラグラフです!
過去問や問題演習でも、骨組みを意識してライティングをおこなってみてください。
2. 使える表現を知っておく
使える表現を知っておくと、英作文で悩むことが少なくなります。
パラグラフごとに使える表現は、以下のとおりです。
パラグラフ | 表現 |
---|---|
主張 | I believe ~.(私は~と信じています) I don’t believe ~.(私は~を信じていません) In my opinion ~.(私の意見は~です) I agree with the opinion that ~.(私は~の意見に同意します) |
理由1 | First(はじめに) One reason is that ~.(理由のひとつは~です) To begin with(はじめに) For example(たとえば) |
理由2 | Second(2つめに) Also(また) |
結論 | Therefore / Thus(したがって) For these reasons(こういった理由から) In conclusion(結論は) |



さらに、以下のフレーズは、パラグラフに関係なくライティングで使えます。
- Therefore(したがって)
- However(しかし)
- Nevertheless ~(~にもかかわらず)
- In addition(さらに)
- In other words(言い換えると)
- For instance(たとえば)
- Otherwards(もしそうでなければ)
- As a result(結果として)
- On the other hand(一方で)
問題を解く際には、これらのフレーズを積極的に使って慣れておくことをおすすめします。
3. かんたんな言い回しを使う


英検準1級のライティングは、無理をして難しい表現を使う必要はありません。スペルミスや文法間違いなどで、減点される恐れがあるためです。



たとえば「~に対する顧客の需要が急速に⾼まっている」という意味なら「customers want 〜 very much」という文章でも問題ありません。
このように、かんたんな言い回しを使い、英作文が減点されるのを防ぎましょう。
4. 日本語で構成を作成する
いきなり英語で文章を書くと、意見に一貫性がなかったり、文章が思いつかなかったりする恐れがあります。



以下のように、まずは日本語でざっくりとした構成を考えます。
- 主張(賛成か反対か)
- 1つ目の理由と根拠
- 2つ目の理由と根拠
なお、構成を作る際には、各パラグラフで何語くらい書くかあたりをつけておくとよいでしょう。
5. 「POINTS」の単語を活用する
ライティング問題で提示される「POINTS」は、英作文をするうえでマストなものです。
たとえば、以下の問題では「企業にリサイクルしやすい製品を生産することを義務付けるべきでしょうか?」という TOPICに対して「Company profit(会社の利益)」「Customer demand(消費者の需要)」「Pollution(汚染)」「Product quality(製品の品質)」の観点のうち、2つを理由に入れる必要があります。
出典:準1級の過去問・試験内容|英検



「Use TWO of the POINTS bellow to support your answer.」と記載してあり、POINTSのから2つを使用するよう指示されています。
6. 時間配分を意識する
ライティングだけに時間をかけていては、他の問題がおろそかになってしまうため、時間配分を意識することが大切です。
ライティング問題が含まれる一次試験の筆記は、全体で90分です。以下の内訳で時間配分を意識してみてください。
ジャンル | 出題形式 | 問題数 | 時間 |
---|---|---|---|
リーディング | 短文の語句 空所補充 | 18問 | 12分 |
長文の語句 空所補充 | 6問 | 18分 | |
長文の内容 一致選択 | 7問 | 25分 | |
ライティング | 英文要約 | 1問 | 15~20分 |
英作文 | 1問 | 20分 |



ライティング2問で40分程度使えるようにできるのが好ましいです。
過去問や演習問題を解く際には、ぜひ時間配分を気にかけながらおこないましょう。
7. 見直しをする
見直す際のポイントは、以下のとおりです。
- TOPICに示された問いに対して解答しているか
- 矛盾していないか
- 冗長な部分がないか
- 文章の流れが自然か
- スペルや文法は合っているか
- 語数制限を守っているか



問いに対して適切な答えになっていないと判断されると、すべての観点で0点になってしまいます。
いくらスペルや文法があっていても、点数がもらえないので注意が必要です。
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英検準1級のライティング対策におすすめの参考書3選


英検準1級のライティングを攻略するには、ノウハウを身につけたうえで数を重ねることが大切です。
こちらでは、演習に最適なおすすめの参考書を3冊紹介します。



おすすめポイントも紹介するので、ぜひ参考書選びに活用してみてください!
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1. カラー改訂版 世界一わかりやすい英作文の授業
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著者 | 関 正生 |
出版社 | KADOKAWA |
「カラー改訂版 世界一わかりやすい英作文の授業」は、わかりやすさを追求した参考書です。
本書では「なぜネイティブはこう言うのか?」を徹底的に解説しています。そのため、英語の言い回しを理解しつつ、ライティングできるようになります。
2. 最短合格! 英検準1級 要約&英作文完全制覇
タイトル | 最短合格! 英検準1級 要約&英作文完全制覇 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | ジャパンタイムズ |
出版社 | ジャパンタイムズ |
英検準1級のライティングには「最短合格! 英検準1級 要約&英作文完全制覇」がおすすめです。
POINTSの使い方に困ったときの打開策やメモの取り方など、試験に必要なノウハウを解説しています。合格に導くための攻略法を効率的に見つけられるでしょう。
3. 英検準1級過去6回全問題集
タイトル | 英検準1級過去6回全問題集 (クリックでAmazon購入ページへ) |
出版社 | 旺文社 |
「英検準1級過去6回全問題集」、実際の試験問題で練習できる貴重な教材です。
2024年度リニューアル後の新形式問題も含まれており、本番と同じ形式で練習できるのが最大のメリットです。
英検準1級のライティングの例題にチャレンジ


英検準1級のライティング問題の出題形式やテーマを理解するため、英作文の例題にチャレンジしてみましょう。解答例もあわせて紹介します。
なお、ライティングの解答は複数あるため、あくまでも参考程度に考えておいてください。
Write an essay on the given TOPIC.
Use TWO of the POINTS below to support your answer.
Structure: introduction, main body, and conclusion.
Suggested length: 120-150 words.
TOPIC: Should governments work together to increase global food production?
POINTS
- Land space
- Pollution
- Population
- Technology
解答例はこちらをクリック!
【解答例】
Governments should work together to increase global food production. This is because of the rapidly increasing population and the need to share advanced technology.
First, the world’s population continues to grow at a rapid rate. This trend leads to a greater demand for food. If countries do not cooperate, there is a risk that food shortages will become a serious global problem in the future, which could cause a variety of social issues. Thus, collaboration is essential to ensure that everyone has enough to eat.
Second, global cooperation makes it possible to share advanced technology for farming. Many countries have developed innovative methods, such as vertical farming and new irrigation systems, that can dramatically increase crop yields. By sharing this technology, governments can help less developed countries improve their agricultural output and increase overall food production more efficiently.
In conclusion, governments must work together to tackle the critical issues of population growth and inefficient food production. Only through such cooperation can we achieve food security for all.
日本語訳はこちらをクリック!
TOPIC:政府は協力して世界の食糧生産を増やすべきか?
POINTS
- 土地の確保
- 汚染
- 人口
- 技術
【解答例の日本語訳】
政府は協力して世界の食糧生産を増やすべきです。このことは、急速に増加する人口と、先進技術を共有する必要性があるためです。
第一に、世界の人口は急速なペースで増加し続けています。この傾向は、食糧に対するより大きな需要につながります。もし各国が協力しなければ、将来、食糧不足が深刻な地球規模の問題となり、さまざまな社会問題を引き起こす危険性があります。したがって、誰もが十分な食糧を確保するためには、協力が不可欠です。
第二に、国際協力によって、農業のための先進技術を共有することが可能になります。多くの国は、垂直農法や新しい灌漑システムといった、作物の収穫量を劇的に増やすことができる革新的な手法を開発してきました。この技術を共有することで、政府は発展途上国が農業生産を向上させ、全体的な食糧生産をより効率的に増やすのを助けることができます。
結論として、政府は人口増加と非効率な食糧生産という重要な問題に取り組むために、協力しなければなりません。このような協力によってのみ、私たちはすべての人々の食糧安全保障を達成できるのです。
英検準1級のライティングで内容が思いつかないときの3つの対処法


英検準1級のライティングでは、内容が思いつかないことがよくあります。いざというときに英文が浮かばないと、あせってしまいますよね。
こちらでは、内容が思いつかないときの対処法を3つ紹介します。



これらの方法を頭に入れておくことで、試験本番でも冷静に解答を導けます!
ぜひ参考にしてみてください。
1. よく使う論点からアイデアを出す
ライティングの内容が思い浮かばないときは、使いやすい論点からアイデアを考えてみましょう。結びつけることで、主張や理由が思いつく可能性があるためです。
よく使う論点は以下の3つです。それぞれ例文も解説します。
項目 | 例文 |
---|---|
お金 | It costs a lot of money to ~.(~するのに多くのお金がかかる) 〜ing saves a lot of money for the future.(〜することは将来のために多くのお金を節約できる) |
健康 | 〜ing leads to good health in ○○.(~することは○○の健康につながる) ~ing enables ○○ to live longer.(~することで○○はより長生きできる) |
時間 | It takes a lot of time to ~.(~するのに時間がかかる) 〜ing saves a lot of time.(~することは時間を節約できる) |



ライティング問題で悩んだ際には、ぜひこれらのフレーズを思い出してみてください!
2. 書きやすい主張に変える
文章が思いつかないときは、思い切って主張を変えてみましょう。



たとえば、賛成だと考えていてライティングにつまずいたら、反対に切り替えます。
主張を変えれば、理由が書きやすくなる可能性があります。必ずしも自分の意見と同じにする必要はないことを頭に入れて、ライティングに臨んでみてください。
3. 理由を作ってみる
英検準1級のライティングでは、理由が思いつかないケースもあります。どうしても文章が浮かばなければ、理由を作ってみましょう。
ライティング問題では、書いてある内容が真実であるかどうかは問われないためです。あくまでも、課題で求められている内容があっているか、論理的であるかが重要です。
たとえば「The world is going stapler is getting popular.(世界ではホッチキスが流行している)」と、話を作っても問題ありません。
ただし、理由を作ることで、かえって理論が破綻する恐れもあります。そのため、困ったときの最終手段として活用することをおすすめします。



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