「英文法を1ヶ月でマスターしたい!」
「どうやったら短期間で英文法が身につくのかな?」
「英文法の学習におすすめの参考書を知りたい」
英文法は英語の基礎となる分野で、大学受験やTOEICなどでも必ず求められるスキルです。
そのため、短期間で英文法を身につけたいと考えている方は多いのではないでしょうか。とはいえ、どのように学習してよいかイメージが湧きませんよね。
この記事では、英文法を1ヶ月で習得したい方に向けて、
- 1ヶ月で目指せるレベル
- 勉強法3ステップ
- 学習のコツ
- おすすめの参考書・アプリ
などを解説します。
最後まで読むことで、英文法をマスターするための方法がわかり、今日にでも行動に移せるようになるでしょう。

「英語を得意にしたい」と考えている方は、ぜひご一読ください!


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
1ヶ月で英文法をどこまで伸ばせる?スタート地点別の目安


今のレベルによって伸び幅や目指すゴールは変わります。まずは自分の現在地を確認し、「1ヶ月後にどこまで到達できそうか」を具体的にイメージしてみましょう。
- 初級者(中学英文法もあやふやな人)
- 中級者(高校レベルに進みたい人)
- 上級者(試験対策で文法を完成させたい人)



未来を思い描くことで、勉強のモチベーションも保ちやすくなりますよ!
1.初級者(中学英文法もあやふやな人)
中学英文法の基礎を一通り理解する
- be動詞・一般動詞の使い分け
- 時制の基本(現在形・過去形など)
- 助動詞や前置詞のざっくり理解
1ヶ月後には、簡単な英文がスラスラと読めて、「なんとなく」でも文法を理解して英文に向き合えるようになります。
学習前はあやふやだった文法の基礎が、土台として固まり始めるはずです。
学習のコツは、「暗記よりも使いながら覚える」こと。簡単な例文を何度も口に出して、文法のパターンを身につけていきましょう。



基礎が固まると、その後の英語学習が一気にラクになります!
なお、中学英語をイチからおさらいしておきたいという方は、関連動画「【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】」をチェック!動画を使って効率よく学習を進めていきましょう!
2.中級者(高校レベルに進みたい人)
高校文法(文型・関係詞・仮定法など)を習得する
- 長文に出てくる構文を理解
- TOEICや英検準2級レベルの文法に慣れる
文法書を周回しながら基礎事項の「抜け」や「あいまいな理解」をひとつずつ潰しましょう。
そして長文読解や英作文に少しずつチャレンジして、「この表現、見たことある」「あの文法が使えるかも」といった引き出しを増やしていきます。
最初は手こずっていた問題でも、徐々に正解率が上がり、基礎問題で8割以上を安定して取れる実力がついてくるでしょう。



このレベルでは、ただ知識を増やすだけでなく「知っている文法をどう使うか」が問われ始めます。
高校レベルの英語については、動画で同時に学習を進めると理解が深まるでしょう!関連動画「【完全イメージ化】高校英語完全攻略【永久保存版】」もあわせて見てみてくださいね。
3.上級者(試験対策で文法を完成させたい人)
文法の「苦手分野」を減らし、アウトプットにも活かす
- ミスしがちな文法問題の克服
- 英作文やスピーキングに文法知識を応用



過去問や模試に取り組めば、これまで何度もミスしていた文法問題のパターンが見えてきます。
間違える原因を分析し、理解し直してから再挑戦することで、正答率は着実に上がるはずです。
アウトプット時の「なんとなく不安」を減らすためには、インプットした文法を意識して使う練習が効果的。英作文やスピーキングに取り組むと、いつの間にか「この構文を使えば自然に言えるな」と発見が増え、自信をもって表現できるようになります。
英文法を1ヶ月でマスターする基本の勉強法3ステップ


英文法を1ヶ月でマスターするためには、主に以下3つのステップを踏みましょう。
- 中学英語の振り返りをする
- 繰り返し学習で知識を定着させる
- 実際に英文法を使用する



「最短で英文法を身につけたい」という方は必見です!
※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
1.中学英語の振り返りをする
英語に苦手意識のある方や学び直そうと思っている方は、中学英語の復習から始めましょう。
中学英語で習う文法は、基礎中の基礎であるためです。理解していないと、大学受験やTOEIC・英検などの試験で思うような成果を得られません。



たとえば、以下の内容に疑問がある方は、中学英語の振り返りをおすすめします!
- be動詞ってなんだっけ?
- 前置詞ってどうやって使うかわからない
- 現在進行形と現在完了形の違いは?
なお、関連記事「【完全ガイド】中学英語で習う基本文法を徹底攻略!基礎をマスターすれば短期上達も夢じゃない」では、たった1記事で中学英語の復習が可能です。あわせてチェックしてみてください。


2.繰り返し学習で知識を定着させる
中学英語の復習ができたら、いよいよ文法学習に取り組みます。文法用の参考書を1冊購入して、徹底的にやり込みましょう。



コツは、何度も何度も繰り返し学習することです!
たとえば、僕がおすすめする「キク英文法(クリックでAmazon購入ページへとびます)」であれば、49日間で学習を完了する構成です。
1日で5日分学習し、10日で1冊分を終了するペースを目安に勉強を行います。1ヶ月でマスターしようとするなら、さらにペースを上げて5~6周程度しましょう。
3.実際に英文法を使用する
最後は、インプットした知識をアウトプットするフェーズです。具体的には、英作文にチャレンジしましょう。
たとえば「〜された」という受動態を学んだら、実際に以下のような例文を作ってみます。
I was praised by my mother.(私は母に褒められた)
英作文のコツは、自分が使いやすい文章を作ることです。自分の好きなことや趣味を入れたり、実際に体験したことを例文にしたりすると、文法を覚えやすくなります。



たとえば、サッカーが好きなら、選手に関する英作文を作ってみるとよいでしょう!
なお、英文法の学習方法については、関連記事「【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】」にてより詳しく解説しています。キク英文法を活用した学習ノウハウを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1ヶ月で目的を達成するための具体的な英文法の勉強法


「基本の勉強法」が必要ないと思う方はここからスタートしても問題ありません。
目的ごとに、さらに具体的な行動を計画していきましょう。
- 英語を話せるようになりたい
- 資格試験の前に基礎を固めたい
- TOEICでスコアを伸ばしたい
- 英検対策をしたい



TOEICスコア900を獲得した僕がやったことをベースにお話ししますね!
目的1.英語を話せるようになりたい
中学までの英文法はなんとなくわかるけど、会話でとっさに使えないという方は、この目標を見据えることがおすすめです。
行動のポイントは、会話で頻出の基礎文法に絞って覚えること。
【現在形】
I usually drink coffee in the morning.(私はたいてい朝にコーヒーを飲みます)
【過去形】
I watched a movie last night.(昨夜映画を見ました)
【助動詞】
I can play the guitar.(ギターが弾けます)
【疑問文】
Do you like sushi?(あなたは寿司が好きですか?)
など、英会話で瞬間的に使う文法に集中しましょう。
覚えたい文法を使って自分専用の例文を作り、声に出しながら理解すると英会話の実践に備えられます。



英文法の暗記というよりも、使えるようにするイメージです!
英会話の力をアップさせたい方は、関連動画「【1人でできる】英会話上達法【英会話スクール・オンライン英会話不要】」もぜひチェックしてみてください!文法の学習とあわせて日々の学習に加えてみてはいかがでしょうか?
目的2.資格試験の前に基礎を固めたい
「基礎の底上げ」と「試験対策の橋渡し」の中間にあたる段階。試験対策に取りかかる前に、文法の基礎をもう一度しっかり固めておきたい方におすすめです。



TOEICや英検を本格的に勉強したいけれど、いきなり問題集や過去問を解いてもチンプンカンプンですよね。
そこでここでは、文法の土台をつくることを優先しましょう。
- 問題文の意味が理解できる
- 選択肢の違いが説明できる
そのために必要なのが以下の2ステップです。
- 高校基礎の文法を総復習
- 英作文などで自分の言葉で使う練習
短期で効率よく「わかる」から「使える」状態に近づけていってください。
目的3.TOEICでスコアを伸ばしたい
問題演習のために文法力を強化したい方向けのフェーズです。
最初に目標スコアに応じた出題文法を確認し、目的を定めましょう。
- 500〜600点台が目標:時制・助動詞・前置詞など基礎文法の正確性を高める
- 700点以上が目標:関係代名詞、さらに仮定法・分詞構文など応用も徐々に覚える
さらに、文法問題に特化した問題集を1冊決めて繰り返し解くと効果的です。
- 文法問題を解く
- 解説を読んで復習
- 同じ問題をもう一度解く
このサイクルで文法の抜け漏れを対策しましょう。
なお、TOEICのスコア別学習法については、以下の記事で紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。




目的4.英検対策をしたい
出題傾向が明確な試験で段階的にステップアップしたい方は、TOEICよりも英検が向いています。



TOEICと同じく、受験級に合わせて対策範囲を明確にしましょう。
- 準2級〜2級が目標:中学~高校基礎レベルの文法を正確に使えるようにする
- 準1級〜1級が目標:語彙や構文が難しくなるため、ハイレベルな文法を理解する
英作文や面接もあるため、文法のインプットだけでなくアウトプットも重視することが大切。
例えば、文法を使って例文を自作したり、テンプレート表現を覚えて使ってみたりするのがおすすめです。
なお、英検の攻略方法をまとめた関連動画「【2024年最新】英検完全攻略【永久保存版】」も、学習を進める中で参考になりますので、あわせて見てみてください。
英文法を1ヶ月でマスターする勉強のコツ5選


英文法を1ヶ月でマスターするためには、以下5つのコツを意識しましょう。
- 参考書は1冊だけ使用する
- 短い頻度で何度も学習する
- イメージ化して覚える
- 学習環境に投資する
- スキマ時間を有効活用する
これらのコツは、英語学習の効率を高める方法でもあります。ぜひ参考にしてみてください。
1.参考書は1冊だけ使用する



複数の参考書を購入するよりも、1冊を使って徹底的に学習するほうが英文法が身につきやすいです!
参考書を何冊も購入すると、読まないままでいる「積読」の状態になります。この状態では、浅い知識しか身につきません。結果、非効率な学習となり、英文法をマスターできないままとなります。
英文法の参考書選びは、慎重に行いましょう。勉強のパートナーとなる1冊を選び、1ヶ月間徹底的に学習することをおすすめします。
2.短い頻度で何度も学習する
英文法は、1回の学習で身につくものではありません。何度も繰り返し学習することで、やっと知識として定着します。



参考書に取り組む際、「1周目で完璧に覚えよう」という考えはNGです!
英文法を覚えるなら、短い頻度で繰り返し学習する必要があります。1回10分の学習でもよいので、1ヶ月間毎日勉強をしましょう。
3.イメージ化して覚える
英文法はイメージすることで、知識に定着しやすくなります。
一例として、不特定のものや人などを指すために使う代名詞である「不定代名詞」をイメージ化してみましょう。
the other は「残りのひとつ」というように、他の特定のひとつを指す不定代名詞です。
例文
I met two men. One was from America, the other was from Japan.
(私は2人の男性に会いました。1人はアメリカ出身で、 もう1人は日本から来ました。)
一方、the others は、3つ以上のものがあるうちの残り全部という表現をする際に使用します。以下は、the others を使った例文です。
From the set of five pens, select one. You will not use the others.
(ペン5本セットから1本を選んでください。 他のものは使用しません。)



以下の図は「the other/ the others」の違いをまとめたものです!


このようにイメージとして覚えることで「the other / the others」といった似たような文法も違いを理解して覚えられます。
なお、英文法をイメージ化して攻略する方法は、関連動画「【完全イメージ化】英文法完全攻略【永久保存版】」にてより詳しく解説しているので、ぜひ視聴してみてください。
4.学習環境に投資する
「学習環境に投資する」といっても、ただ単にお金をかければよいという訳ではありません。僕が伝えたいのは、自然と学習に取り組める環境を用意するのが重要ということです。
たとえば、以下の行動が挙げられます。
- カフェに行って勉強する
- 数ヶ月後の試験に申し込む
- スマホの使用頻度を控える



ちなみに僕は、休日にカフェに行って「ここまで勉強するまで帰らない!」と決めていました!
このような工夫をすることで、自然と学習に取り組めるようになります。結果、英文法の短期間での攻略が可能になるでしょう。
5.スキマ時間を有効活用する
机に向かっている時間以外も文法の学習に費やしましょう。学習時間が増えるため、1ヶ月で英文法をマスターできる可能性が高くなります。
スキマ時間の活用には、YouTubeやアプリの活用がおすすめです。スマホを使って勉強できるため、いつでもどこでも英文法の学習を行えます。



通勤・通学中や休憩時間などのちょっとした時間を有効的に使いましょう!
なお、僕の公式LINEでは、スキマ時間の活用法をはじめとした、英語学習のノウハウを発信しています。いまなら有料級の英文法の教材を無料で受け取れるので、ぜひ友だち追加してみてください。
英文法の勉強におすすめの参考書3選


英文法の学習におすすめなのは、主に以下3つの参考書です。
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
- キク英文法
- 一億人の英文法
各書は、目的や難易度が異なります。それぞれの概要を紹介するので、ぜひ判断材料のひとつにしてみてください。
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1.中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。|学び直しにおすすめ
タイトル | 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 山田 暢彦(監修) |
出版社 | 学研プラス |
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、タイトルのとおり中学英語の振り返りに使える参考書です。中学3年分の内容がわかりやすくまとまっているため、久しぶりに英語を勉強し直す方にも向いています。



次におすすめする「キク英文法」が難しいと感じた方は、本書から学習してみてもよいでしょう!
2.キク英文法|大学受験の対策が可能
タイトル | キク英文法 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 一杉 武史 |
出版社 | アルク |
「キク英文法」は、100校もの大学入試を研究して作られた参考書です。「大学受験のために英文法をマスターしたい」と考えている方におすすめです。



大学入試だけでなく、英検やTOEICなどの試験対策にも活用できますよ!
3.一億人の英文法|英会話の習得にも役立つ
タイトル | 一億人の英文法 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 大西 泰斗 、ポール・マクベイ |
出版社 | ナガセ |
「一億人の英文法」は、話せる英語を最速で達成することを目的とした参考書です。「英文法を学んで、英会話も習得したい」と考えている方に向いています。



ネイティブレベルの英語をマスターしたい方は、ぜひ持っておきたい1冊です!
英文法の勉強におすすめのアプリ3選


英文法を短期間でマスターするには、アプリの活用がおすすめです。スマホで勉強できるため、スキマ時間を有効的に活用できます。
こちらでは、英文法を学習できるおすすめのアプリを3点紹介します。
- Duolingo
- 早打ち英文法
- スピード英文法
順番に見ていきましょう。
1.Duolingo|ゲーム感覚で学べる


「Duolingo(デュオリンゴ)」は、英文法だけでなく単語やリスニングなどを学べるアプリです。学習できる範囲が広いため、試験対策や英会話習得など、あらゆる用途に活用できます。



1日5分からゲーム感覚で勉強できるのも魅力です!
2.早打ち英文法|中学・高校の英語をカバー


「早打ち英文法」は、中学・高校の英文法を学べるアプリです。問題は1,718問収録されており、スマホでの学習も充実させられます。



ネイティブによる発音もついているので、リスニング対策としても活用できます!
3.スピード英文法|講師による解説動画あり





「スピード英文法」は、高校英語の文法を学べるアプリです!
大手予備校講師による解説動画も視聴できるため、知識が身につきやすいのが魅力です。また、分野ごとに分かれているため、苦手なところは集中的に学習できます。



ぜひこの記事を参考にして、英文法を1ヶ月でマスターしてみてくださいね!
なお、僕の公式LINEでは英語完全攻略スライドを無料で配布しています。英文法だけでなく、リスニングやスピーキング対策も行えるので、ぜひチェックしてみてください。