「社会人でも英語のリスニングが上達する勉強方法を知りたい」
「資格取得のために英語のリスニングの点数を上げたい……正しい勉強法・効率的な学習法とは?」
「今の勉強法があっているのか不安。そもそも英語のリスニングって社会人でもできるようになるの?」
このような悩みや疑問はありませんか。
吹き替えなしでドラマや映画を見たい人や、資格取得に向けてリスニング力を上げる必要がある人に向けて、この記事では以下の内容を解説しています!
- 英語のリスニングが上達するおすすめの勉強方法
- 間違った英語のリスニング勉強法
- 社会人が英語のリスニング力を向上させるコツ
- 社会人におすすめのリスニング学習に役立つアプリ
ぜひこの記事を参考に、英語のリスニングを上達させて自分の実現したいことを達成させましょう。
英語のリスニングが上達するおすすめの勉強方法5ステップ
ここでは、社会人が英語のリスニング力を上げるための勉強法5ステップを紹介します。
- 音声を聞く(ディクテーションをする)
- 単語・文法を調べる
- 音読をする
- オーバーラッピング
- シャドーイング
なお、この勉強法は、関連動画「【有料級】リスニング5ステップ【完全ガイド】」でも詳しく解説しています。動画で学習したい人は、ぜひこちらをチェックしてみてください!
1.音声を聞く(ディクテーションをする)
まず、現時点で、自分がどの程度英語を聞き取れるかを把握するために、スクリプト・解説なしで音声を聞きます。単語がどれくらい聞き取れるか、意味が理解できているかを意識して最低5回は聞いてみてください。
音声を聞いていると、「ここは聞き取れる」「このフレーズの意味が理解できない」という気づきが生まれます。
英語に限らず、弱点がわかっていれば習得に向けての行動が変わり効率よく学習ができますよね!
よって、このステップ1はリスニング力を向上させるうえで非常に重要なパートですので、軽視せず取り組んでください。もし音声を1回で聞き取れるのであれば2回以上聞く必要はないので、次のステップに進みましょう。
なお、音声を聞いて英語を一言一句書き取る学習方法の「ディクテーション」という勉強方法もあります。音声変化やイントネーションが理解できるようになるメリットがあるので、気になる人はこちらの勉強法も試してみてください。
ディクテーションについては、関連記事「ディクテーションは意味ない?5つのメリットと効果的なやり方を解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.単語・文法を調べる
ステップ1で聞いた音声で、わからなかった単語や文法を調べます。聞き取れない・意味が理解できない部分を徹底的に調べることで、記憶に定着させる効果が高まるため、特に初心者はしっかりと行ってください。
ステップ2は徹底してやりこむ必要があるため、非常に時間がかかります。しかし、時間がかかるのは最初だけで、わかる単語や文法が増えていけば、徐々に調べる時間も減っていきます。
ちなみに、調べるときは紙の辞書ではなく電子辞書がおすすめです!
スマホなどを使って調べてもいいですが、使いにくかったり誘惑が多かったりするのでおすすめしません。電子辞書でわからないものだけスマホを使って調べるようにしましょう。
3.音読をする
ステップ2で単語や文法、意味などを調べたら、音読するステップに入ります。このステップで重要なのは、「正しい発音で英語を読む」こと。
つっかえず、スムーズに早く読めるようになるまで何度も繰り返しトレーニングします。シンプルに正しい発音で音読してもよいですが、完璧な発音を目指したい人は、以下の方法も使って練習していきましょう。
- 音声リーディング
- チャンクリーディング
- 和訳リーディング
- 感情リーディング
- タイムリーディング
上級者の人で正しく発音できる場合は、ステップ3・4をスキップしてステップ5のシャドーイングから始めてもOKです!
音読する回数に指定はなく、自分で正しく発音できている・納得できるレベルだと思ったら次のステップに進んでください。
なお、上記の5つのステップについては、関連動画「 【知らないと損!】英語脳必須音読法5ステップ【重大発表あり】 」で解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてください!
4.オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、音声と同時にスクリプトを見ながら音読する練習法です。音声と同じ速さで話せる・お手本のような発音が再現できるようになるまで何回もトレーニングをします。
お手本の音声と同じ速度で話せるようになると、次のステップのシャドーイングができるようになります。
音読のステップと同様、練習する回数に指定はなく、できるようになったと感じるまでやりこみましょう!
5.シャドーイング
スクリプトなしの状態で、音声を追いかけるように発音し再現していくトレーニングがシャドーイングです。難易度が高い練習方法のため、「できない」と感じる場合はステップ3・4の音読やオーバーラッピングまで戻ってトレーニングし直しましょう。
ステップ3・4・5を行ったり来たりして、何度も回数をこなすことで、うまくできるようになってきます!
「発音が難しい」「ネイティブのような発音とは遠い気がする」と感じたときは、関連記事「【プロが解説】英語の発音ができない原因3選!ネイティブ並の発音にする方法5ステップを紹介」を参考にしてみてください。
【注意】間違った英語のリスニング勉強法4選
忙しい社会人でも効率よくリスニング力を向上させられるように、ここからは間違った英語のリスニング勉強法を4つ紹介します。
- 聞き流しの学習をしている
- 単語や文法の勉強が不足している
- 発音のルールを学習していない
- 分野に応じたリスニング練習をしていない
なぜ間違っている勉強法なのか理由もあわせて解説するので、必ず目を通しておきましょう!
1.聞き流しの学習をしている
「赤ちゃんが自然に言葉を理解し話せるようになるのと同じように、聞き流しているだけで英語が理解できるようになる」という謳い文句で、聞き流しを推奨する勉強法があります。
しかし、聞き流しの学習にはほとんど効果がなく、初心者ほど控えてほしい勉強法です!
たとえば、知らない言語(英語以外)をずっと聞き続けていても理解できるようにはならないですよね。
音として聞き取れる力がなく、聞き取れていたとしても意味が理解できない状態では、いくら聞き流しをしても、リスニング力は少しずつしか向上しません。忙しい社会人にとっては、習得までに時間がかかりすぎるため推奨できない学習方法のひとつです。
なお、英語が聞き取れて多少意味が理解できるレベルであれば、聞き流しの学習は効果があります。
2.単語や文法の勉強が不足している
リスニングは、英語学習のなかでもっとも習得が難しい分野です。よって、基礎となる単語や文法の学習をおろそかにしていてはリスニング力の向上にはつながりません。
まずは基礎を固めてからリスニングの勉強をするのが、効率よく習得できる最短ルートです!
リスニング以外の分野にも役立つので、基礎単語・文法をしっかりと学習し土台固めをしておきましょう。
3.発音のルールを学習していない
英語には、アクセントや音声変化(リエゾン)、イントネーションなどの発音ルールが数多くあります。そのルールが理解できないまま勉強し続けるのは大変非効率です。
単語をつなげて読んだり、音が脱落したりすることがある、などのルールを知るだけで、英語は聞き取りやすくなります。
例として、以下のおさるによる音声を聞いてみてください。
She spends a lot of time practicing singing every day.
(彼女は毎日歌の練習に多くの時間を費やしています。)
例文にある a lot of は、「ア ロット オブ」と発音していないですよね!
例文のように、自分が思っている音と実際の発音が異なるほど、正しい発音を理解して自分の認識している音との差を埋める必要があります。
つまり、発音の仕方がわからないのにシャドーイングをひたすら行う勉強法は効果が出にくいのでおすすめできません。リスニング力を伸ばしたいなら、発音の学習をするのが上達への近道です。
4.分野に応じたリスニング練習をしていない
映画やドラマを聞き取れるようになりたいなら映画やドラマで、TOEICのリスニングパートをできるようになりたいならリスニングパートで練習しなければいけません。
リスニング力を上げたいと思っている分野に応じた勉強法、教材を使った学習法をしているか振り返ってみましょう。
たとえば、柔道がうまくなりたいのに空手の練習をしていては、少しずつ上達はするかもしれないですが、最短距離で柔道がうまくなることはないですよね!
自分がなんのリスニング力を身につけたいのか、その分野にあった教材を使って勉強しているかを再度チェックしてみましょう。
なお、イングリッシュおさるの公式LINEでは、リスニングをはじめとした英語攻略に役立つ教材を無料で配布しています。有料級の特典が今なら15個受け取れるので、ぜひこの機会に友だち追加してください!
社会人が英語のリスニング力を向上させるためのコツ
仕事が忙しい社会人でも英語のリスニング力を向上させるためには、以下のコツを意識して勉強することをおすすめします。
- 隙間時間を活用して勉強を習慣にする
- 目的を持って勉強する
やみくもに勉強していては最短での習得が難しくなります。
それぞれ詳しく解説するので、今後の学習に取り入れていきましょう!
1.隙間時間を活用して勉強を習慣にする
英語のリスニング勉強は、習慣化させることが重要です。よって、「毎日必ず10分は勉強する」「何時になったらこの勉強をする」などを決めておき、日常的に勉強する時間を確保しましょう。
特に、社会人は仕事や家事育児など、英語学習以外にもやることがたくさんあります。そこで、隙間時間を有効活用するのがおすすめです。
たとえば、電車での通勤や移動時間、家事の間など、一日を振り返ると学習にあてられる時間は意外とあります。数分でも時間ができたら、英語の学習に時間を使いましょう。
ポイントは、隙間時間の長さに応じて、何を勉強するか決めておくこと!
急に時間ができたときも有効に学習を進められます。振り返る時間が増えるほど、知識の定着も早まるので積極的に隙間時間を活用して学習を進めましょう。
2.目的を持って勉強する
リスニング力を上げたいなら、目的・ゴールを設定してください。たとえば、「資格の取得」や「字幕なしの映画鑑賞」などが目的・ゴールになります。
なぜリスニングの勉強をするのか目的がないと、勉強が継続できず上達しにくくなります!
ちなみにTOEICや英検のリスニングパートでは、出題内容の把握と試験にあった対策をすることで、より高得点を狙えます。
なお、TOEICに向けてリスニング力を上げたい人は、関連記事「【TOEIC900点が厳選】リスニングのおすすめ教材12選!効果的な5ステップの学習法を解説」でおすすめの教材を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
社会人におすすめ!英語のリスニングの勉強に役立つアプリ
英語のリスニング勉強で役立つアプリを4つ紹介します。
- RedKiwi(レッドキウイ)
- 英会話リスニング
- Cake(ケーク)英会話
- VOA English Learning
自分にあったものを見つけて、隙間時間などの勉強時間に役立ててください!
1.RedKiwi(レッドキウイ)
引用:App Store
RedKiwi(レッドキウイ)は、Android、App Storeどちらにも対応している、リスニングに特化したアプリです。
好きな動画を視聴し、画面に出てくる単語の選択肢を順番に選んで、聞こえてきた英文を完成させます。クイズのように答えるだけで「ディクテーション」を使用した学習ができる点が魅力のひとつです。
また、英文を聞くだけでなく、自分の音声を録音して正しい発音ができているか確認できるしくみもあります。
2.英会話リスニング
引用:App Store
短めのフレーズで学習できるので初心者からでも利用しやすいアプリです。1460以上のフレーズが収録されており、自然な英文が多いのが特徴。
流れるフレーズが短いので隙間時間でも使いやすく、各問に解説がしっかりついているので理解を深めながら学習できます!
Android、App Storeの両方からダウンロードが可能。無料で利用できるため、気軽に始められる点も魅力的です。
3.Cake(ケーク)英会話
引用:App Store
Cake(ケーク)は、ネイティブが使う英会話表現がピックアップされている、初心者におすすめのアプリです。短い動画を使いながら表現を学習しつつ、声に出しながら発音練習できるのが特徴的。
音声を録音するとAIによるフィードバックを受けられる点も魅力のひとつです。テーマ別にフレーズが毎日更新されており、繰り返し再生もできます。
Android、App Storeからアプリをダウンロードができます。
4.VOA English Learning
引用:App Store
アメリカ国営放送が運営しているアプリで、時事ニュースを主に扱っています。ニュースのジャンルがいくつかあるため、興味があるものから学習でき、飽きずに勉強が進められます。
音声の速度調整もできるため聞き取りに不安があっても始めやすく、初心者でも安心して利用できるでしょう!
単語自体も比較的簡単なものが使用されているので、「ニュースって難しそう」という人にも使いやすいアプリです。
Android、App Storeから無料でダウンロードが可能です。
なお、僕の公式LINEでは友だち追加のみで英語学習をマスターできる教材を完全無料で配布しています!最短で英語のリスニング力を向上したい人は、この機会にぜひお受け取りくださいね。