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【大学受験で差がつく】覚えておきたい群前置詞35選!意味や使い方を例文付きで解説

「群前置詞って何?前置詞とはどこが違うの?」
「群前置詞ってどう使えばいいの?」
「群前置詞で大学受験用に覚えておくべき表現は?」

前置詞だけでも使い方に悩むのに、群前置詞なんてもうお手上げという英語学習者も多いのではないでしょうか?

群前置詞は、大学受験などの試験でもよく出る表現なのでしっかり押さえたいところ。文法用語があるから難しく見えるものの、群前置詞の使い方は基本的に前置詞と変わりません。

イングリッシュ おさる

理解すればそこまで難しくないので、よく使う表現も合わせてこの記事でマスターしてしまいましょう!

そこでこの記事では、英語のオンラインスクールを運営し、数多くの生徒を指導してきた僕が、群前置詞について解説していきます。

  • 群前置詞とはそもそも何か
  • 覚えておくべき群前置詞

が1記事でわかるようにまとめています。ぜひ、今日でしっかり理解してしまいましょう。

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目次

群前置詞とは?

群前置詞は、2語以上のまとまりで1つの前置詞と同じ働きをするものです。

基本的に前置詞と同じ扱いになるものなので、名詞の前に置いて使われます。また、後ろに置く名詞との位置関係や動詞との関係性を説明する点も変わりません。

そのため、言葉がつながってできた新しい前置詞という理解をすれば十分です。

なお、そもそも前置詞の働き方がわからない人は、「【例でわかる】前置詞の使い方や目的語になる要素とは?基本から徹底的に解説」もご覧ください。前置詞の基本から使い方までをまとめて解説しています。

覚えておきたい群前置詞35選【すべて例文付き】

ここでは、覚えておきたい群前置詞をまとめて35個紹介していきます。
(クリックで該当箇所までジャンプできます)

すべて例文をつけ、使い方がわかるように説明しているので、知らない表現はぜひこの機会に覚えてしまいましょう。

1. but for:もし〜がなかったら

but for は、「もし〜がなかったら」という意味になります。

I couldn’t have solved this problem but for the hints. (ヒントがなければこの問題は解けなかった)

2. prior to:〜の前に

prior to で「〜の前に」という意味になります。こちらは、ややフォーマルな表現です。

I put on makeup prior to the party. (パーティの前にお化粧をしました)

なお、prior to を使う場合、その時点は含まない点に注意しましょう。この例文ならば、パーティーが始まる瞬間は含まれません。

3. regardless of:〜を問わず

regardless of で「〜を問わず」と訳せます。

This game can be played regardless of age. (年齢を問わず、このゲームで遊べます)

4. according to:〜によれば

according to は「〜によれば」という表現です。

According to the weather forecast, it will rain for a week. (天気予報によれば、1週間雨が振り続ける)

ニュースや新聞でも、よく使われます。

5. apart from:〜から離れて、〜は別にして

apart from は「〜から離れて、〜は別にして」と訳せます。

Apart from the Olympics, I have no interest in sports. (オリンピック以外はスポーツに興味がない)

6. as for:〜についていえば

as for は文頭で使われることが多く、「〜についていえば」と訳されます。

As for domestic travel, demand has returned. (国内旅行に関しては、需要が戻ってきている)

次で紹介する as to と同じ意味を持ちますが、比較すると as for の方が若い世代によく使われる傾向があります。

7. as to 〜:についていえば

as to も「〜についていえば」という表現です。

As to penalties, he said nothing about. (罰則について彼は何も言わなかった)

as to は後ろにものしか置くことができません。人が来る場合は、人・ものどちらも後ろに置ける as for を使いましょう。

8. because of:〜が原因で

because of は「〜が原因で」と訳されます。

Because of our budget, we gave up on the plan. (予算が原因で、私達はこのプランを諦めた)

9. due to:〜のために

due to も「〜が原因で、〜のために」という表現ですが、because of よりやや硬い印象を与えます。

The event was cancelled due to heavy rain. (大雨のため、イベントは中止になりました)

10. owing to:〜のために

owing to も「〜のために」という意味を持ち、due to よりさらに硬い表現になります。

Owing to food shortages, the farmers were hungry. (食糧不足で、農民はお腹をすかせていた)

owing to は、主に書き言葉で使われます。

11. instead of:〜の代わりに

instead of は「〜の代わりに」という表現です。

Instead of my supervisor, I explained the situation. (上司の代わりに状況の説明をした )

12. out of:〜の外へ

out of で「〜の外へ」と訳せます。

He pulled the ball out of the hat. (彼は帽子からボールを取り出した)

13. thanks to:〜のおかげで

thanks to は「〜のおかげで」という表現です。

Thanks to her nursing, I am feeling better. (彼女の看病のおかげで、元気になりました)

14. up to:〜まで

up to は「〜まで」という意味です。

Up to 4 people can stay at no extra charge. (4人まで追加料金なしで泊まれます)

up to の場合、直後に書いてあるところまでを含みます。上の例文ならば、4人の場合も追加料金がかからないということです。

15. with all〜:にもかかわらず

with all は「〜にもかかわらず」と訳されます。

With all the heavy rain, the flowers bloomed beautifully. (大雨にも関わらず、花はきれいに咲いた)

16. in addition to:〜に加えて

in addition to は「〜に加えて」という表現です。

In addition to television, we also advertise on the radio. (テレビに加えて、ラジオでも宣伝しています)

17. as far as:〜まで

as far as は、群前置詞としても使え、「〜まで」と訳せます。場所のほか、知識や考えなどの範囲を示すのにも使われる表現です。

I walked as far as the station. (私は駅まで歩いた)

イングリッシュ おさる

なお、as far as は後ろに文を繋ぎ、接続詞としても使えますよ!

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18. by means of:〜を用いて

by means of は、「〜を用いて」と訳せます。

By means of words we exchange ideas. (言葉によって私達は意見を交換します)

19. for the sake of:〜のために

for the sake of は「〜のために」という表現です。

This facility was built for the sake of women. (この施設は女性のために作られた)

後ろには、利益や目的に関する名詞が続きます。

20. at the risk of:〜の危険を犯して

at the risk of は「〜の危険を犯して」と訳されます。

At the risk of going broke, he went into business. (無一文になる危険を犯して、商売を始めた)

21. by way of:〜経由で

by way of で「〜経由で」という表現です。

Let’s go to Osaka by way of Tokyo. (東京経由で大阪に行こう)

22. for fear of:〜を恐れて

for fear of は、「〜を恐れて」と訳せます。

They could not go out at night for fear of ghosts. (幽霊を恐れて、夜外出できなかった)

23. in case of:〜の場合は

in case of は、「〜の場合は」と条件を示します。

In case of rain, please come to the classroom. (雨の場合には、教室に集合してください。 )

24. in front of:〜の前に

in front of は「〜の前に」と場所を説明する表現です。

There’s a big tree in front of the house. (家の前に大きな木がある)

25. in honor of:〜を祝って

in honor of は「〜を祝って」という意味になります。

Bonuses were paid in honor of performance. (業績をたたえて、ボーナスが支給された)

26. in terms of:〜の点から

in terms of は「〜の点から、〜の観点から」という表現です。

overeating is not good in terms of a medical standpoint. (医学的な点からみても食べ過ぎは良くない)

27. in the middle of:〜の最中に

in the middle of は「〜の最中に」と、何かの期間中に起きたことを伝える表現です。

A siren went off in the middle of class. (授業中にサイレンが鳴った)

28. at the beginning of:〜のはじめに

at the beginning of は、「〜のはじめに」と訳せます。

At the beginning of the story, I thought it was a love story. (物語の冒頭では、ラブストーリーだと思っていた)

29. at the end of:〜の終わりに

at the end of は、「〜の終わりに」という意味を持ちます。

At the end of the party, he handed out gifts. (パーティーの最後に彼はプレゼントを配った)

30. at the cost of:〜を犠牲にして

at the cost of は「〜を犠牲にして」と訳されます。

At the cost of his health, the artist painted this picture. (画家は健康を犠牲にしてこの絵を描いた)

31. for the purpose of:〜のために,〜の目的で

for the purpose of は「〜の目的で」という表現です。

This computer was provided for the purpose of business use. (このパソコンは業務用として提供されたものです)  

32. in spite of:〜にもかかわらず

in spite of は「〜にもかかわらず」という意味を持ち、despite と言い換えることもできます。

In spite of the snow, the train arrived on time. (雪にもかかわらず、列車は定刻に到着した)

33. on account of:〜のために

on account of は「〜のために」という表現です。

On account of the illness, he gave up the project. (病気のため、このプロジェクトを断念した)

硬い表現であり、問題や困難などについて言うときによく使われます。

34. on behalf of:〜に代わって

on behalf of は、「〜に代わって、〜を代表して」という意味になります。

On behalf of all our employees, I would like to thank you. (全社員を代表してお礼申し上げます)

35. with regard to:〜に関して

with regard to は「〜に関して」という表現です。

You are right with regard to this point. (この点に関しては、おっしゃるとおりです)

群前置詞は、2つ以上の単語が連なって一つの前置詞のような意味を持つものです。代表的なものは、使い方とともに覚えてしまいましょう。

群前置詞以外にも、英文法をもっとわかりやすく学びたいという方に向け、イングリッシュおさる公式LINEでは、有料級の英語教材と特典を15個無料で配布しています。

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