「How many〜?ってどうやって使えばいいの?」
「How many〜?の答え方がわからない」
「覚えておいた方がいいHow many〜?の例文ってある?」
How many〜?は英会話でもよく使われる疑問文のひとつで、数を尋ねるときに使います。
「いくつですか?」というシンプルな質問ですが、英語に直すと意外な落とし穴があるため、使い方には注意が必要です。
本記事では、正しくHow many〜?が使えるように以下の内容を解説しています。
- How many〜?の使い方
- How many〜? とHow much〜? の違い
- How many〜?の使い方と答え方の例文
たくさんの例文を音声付きで紹介しています!
How many〜?の正しい使い方と正しい発音が同時に習得できますよ!
間違いやすいポイントについても解説しているので、最後まで読んで「正しいHow many〜?の使い方」をマスターしましょう!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
How many〜?とは!基本的な使い方や意味をサクッと解説
最初に、How many〜?の基本的な使い方は以下のとおりです。
- How many〜?は数を聞きたいときに使う
- How many〜?の後ろは複数形になる
- How many〜?の後ろには数えられる名詞がくる
それぞれ詳しく解説していきます。
1. How many〜?は数を聞きたいときに使う
How many〜?は、個数を確認する疑問文として使用します。
howを使っていることからも分かるとおり、オープンクエスチョンなので、「Yes.」「No.」では答えられません。
例文を紹介していきます!
How many pens do you have ?(あなたはいくつペンを持っていますか?)
ーI have two pens. (2本持っています)
ポイントは、How many〜?に対する答えは、必ず具体的な数字になるということ。数で答えられない質問の場合は、How many〜?は使わないので注意しましょう。
以下、おさるによる音声です!
2. How many〜?の後ろは複数形になる
How many〜?の many の後ろには、数を聞きたい名詞を続けます。ポイントは、名詞を複数形にしておくことです。
たとえば、りんごなら apples 、ペンなら pens が How many〜?のすぐ後ろに続きます。その後は、疑問文の語順になります。
例文で確認していきましょう。
How many apples do you have ? (あなたはりんごをいくつ持っていますか?)
「How many + 名詞の複数形 + 疑問文 + ?」という文型になることを覚えておいてください!
以下は、おさるによる音声です!
複数形になる名詞は、規則的な変化をする名詞と不規則変化をする名詞に分かれます。
規則的な変化をする名詞のルールは、次の5つです。
名詞変化のルール | |
---|---|
「s・sh・ch・s」で終わる名詞 | 語尾に「es」をつける |
「子音 + o」で終わる名詞 | 語尾に「es」をつける |
「子音 + y」で終わる名詞 | 「y」を「i」に変えて「es」をつける |
「f・fe」で終わる名詞 | 「f・fe」を「v」に変えて「es」をつける |
その他の名詞 | 語尾に「s」をつける |
なお、不規則変化をする名詞は、ひとつひとつ覚えておかなくてはなりません。例えば child(子ども)という名詞は、複数形になると children になります。
そのほか、sheep(羊)deer(鹿)のように複数形になっても全く同じものもあります。
よく出てくる単語の複数形は、しっかり覚えておきましょう!
3. How many〜?の後ろには数えられる名詞がくる
How many〜?の後には、名詞の複数形が付きます。
ただし、英語の名詞は以下のように種類があるため、それぞれの違いを理解しておく必要があります。
名詞の種類 | |
---|---|
数えられる名詞(加算名詞) | 具体的なイメージがある (apple、penなど) |
数えられない名詞(不加算名詞) | 形状が決まっていない (information、water など) |
名詞が数えられるか、数えられないかは、意外と間違えやすいポイントです。
How many〜? の後には、数えられる名詞しか続かないことを覚えておいてください。
たとえば水の場合、 a bottle of water(ペットボトル1本の水)などと表現すれば決まった形ができるので、数えられるようになります!
数えられる名詞と数えられる名詞の違いや考え方については、関連動画「【99%の人が勘違い】英文法20選【完全イメージ化】」でも詳しく説明しています。さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
How many〜?の例文と答え方
それでは、以下の例文を元に「How many〜?を用いた質問」と「それに対する答え方」を見ていきましょう。
How many apples do you have ?(あなたはりんごをいくつ持っていますか?)
ー I have five apples. (わたしはりんごを5つ持っています)
How many cats do you have ? (あなたは猫を何匹飼っていますか?)
ー I have three cats. (私は猫を3匹飼っています)
動物は、数えられる名詞です。three cats で3匹の猫になります。
以下、おさるによる音声です!
他の例文も紹介していきますね。
How many brothers do you have? (兄弟は何人いますか?)
ー I have two brothers. (2人の兄弟がいます)
How many classes do you have today ? (今日は何時間の授業がありますか?)
ー I have seven classes today. (今日は7時間の授業があります)
I have seven. のように数字だけ答えても伝わります!
How many books do you have in your bag ? (カバンの中には何冊の本が入っていますか?)
ー I have two books in my bag. (カバンには2冊の本があります)
How many hamburgers do you want ? (あなたはハンバーガーをいくつ欲しいですか?)
ー I want three hamburgers. (3つのハンバーガーが欲しいです)
How many rackets do you have ? (あなたはいくつラケットを持っていますか?)
ー I have a racket.(1つです)
How many dogs does he have ? (彼は何匹犬を飼っていますか?)
ー He has two dogs. (彼は2匹の犬を飼っています)
最後の例文では、have が has になっていることに注意しましょう!
【覚えておきたい】よく出てくるHow many〜?の例文と答え方
How many~?は日常会話においても頻繁に使われる英文です。
特に覚えておきたいのは次の2つのパターンです。
- 回数を問う How many times ~?
- 期間を問う How many (期間)~?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 回数を問う How many times ~?
回数を聞くときに使う How many times~?は、これまでと同じように回数を数字で答える疑問文です。
答え方は以下のとおりです。
- once(1回)
- twice(2回)
- three times(3回)
- four times(4回)…
例文を紹介していきます。
How many times have you been to America ? (何回アメリカに行ったことがありますか?)
ー I have been to America three times. (3回アメリカにいったことがあります)
よく使う疑問文なので、答え方と合わせて覚えておきましょう!
以下、おさるによる音声です!
2. 期間を問う How many (期間)~?
How many days~?やHow many minutes~?は期間や時間を尋ねる疑問文です。How long~?と聞かれることもあります。
How many の後ろには、尋ねたい期間や時間(日や月、年など)の複数形を続けましょう。
答えるときは、具体的な時間を数字で答えたり「少し」などとあいまいに答えたりすることもできます。
How many minutes does it take? (何分かかりますか?)
ー It takes about ten minutes. (10分ぐらいです)
ー It takes some time. (少し時間がかかります)
How many days are there in a year?(1年は何日ですか?)
ー There are 365 days in a year.(1年は365日です)
こちらも日常会話ではよく使う疑問文です。答え方も含めて覚えておきましょう。
How many〜? とHow much〜? の違い
How many〜?は数が数えられるときに使う疑問文です。一方で How much〜?は、数では答えられないものの量や、値段を聞くときに使います。
こちらでは How much〜? について、以下の内容で解説していきます。
- How much〜?の後ろには数えられない名詞がくる
- How much〜?の例文と答え方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. How much〜?の後ろには数えられない名詞がくる
How much〜? で使う数えられない名詞は、決まった形がない、具体的なイメージができないものです。
- water(水):コップやボトルに入ったものでないと数えられない
- information(情報):決まった形やイメージがないので数えられない
- money(お金):複数の形状(コインやお札など)があり、決まった形がないため数えられない
- cheese(チーズ):ホール型でも1/4カットでもチーズはチーズ、決まった形がないので数えられない
丸暗記するのはナンセンスです!
イメージ化して頭に入れておくようにしましょう!
2. How much〜?の例文と答え方
How much〜?は量や値段を聞かれているので、How many~?と同じように「はい」や「いいえ」では答えられない疑問文です。
具体的な量や値段を答えていきましょう。
How much water do you want ? (どれぐらいのお水が欲しいですか?)
ー I want one litter. (1リットル欲しいです)
How much is this book ? (この本はいくらですか?)
ー It’s 5 dollars. (5ドルです)
- 「How much(名詞)〜?」なら、量を聞かれている
- 「How much(be動詞)〜?なら、値段を聞かれている
このあたりの感覚を掴んでいきましょう!
なお、どちらも具体的な量や数字で答えるということは共通しています。
「How many〜?」は、日常英会話でもよく出てくる使用頻度の高い疑問文です。
この記事を参考に、 How many〜?の使い方や答え方をマスターしてくださいね!
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