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【図解あり】英語の助動詞の覚え方を一覧で解説!コアイメージや練習問題を紹介

「助動詞の簡単な覚え方を知りたい」
「助動詞のニュアンスの違いを理解したい」
「長期記憶に残る方法を探している」

英語の助動詞は「can」「must」「should」など、よく使われるものが多い一方で、それぞれの意味やニュアンスの違いを正しく理解するのは意外と難しいですよね。

単純に丸暗記する方法もありますが、それではすぐに忘れてしまいがち。

せっかく覚えた知識を長期記憶に残し、実際の会話やライティングで自然に使いこなせるようになるためには、コアイメージを理解する必要があります。

イングリッシュ おさる

今回は元英語教師の僕が、助動詞を覚えるために以下の内容を紹介します!

  • 英語の助動詞とは「動詞」を「助ける」言葉
  • 英語の助動詞一覧
  • 英語の助動詞は覚え方はコアイメージが大切
  • 英語の助動詞の効率的な覚え方
  • 練習問題

英語の助動詞を効率よくマスターして、スムーズに使いこなせるようになりましょう!

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目次

【前提】英語の助動詞とは「動詞」を「助ける」言葉

英語の助動詞(auxiliary verb)とは、動詞を補助する役割を持つ言葉です。助動詞を使うことで、動詞の意味に変化を加えたり、話し手の意図を明確にしたりできます。

たとえば、can を使うと「~できる」という能力を表し、must を使うと「~しなければならない」という義務を表します。

イングリッシュ おさる

助動詞は動詞単体では表現しきれないニュアンスを加える重要な要素です!

助動詞は英語の表現をより豊かにし、正確な意味を伝えるために欠かせない言葉です。

【全15個】英語の助動詞一覧

助動詞は、動詞の前に置かれることで、動詞の意味を補助したり変化させたりする役割を持ちます。

ここで主な助動詞一覧を見ていきましょう。

助動詞意味
can・~できる(能力)
・~かもしれない(可能性)
・~してもいい(許可)
could・~かもしれない(可能性)
・丁寧な表現をする時
dare・~する勇気がある
・あえて~する
have to・~しなければならない(義務)
had better・~したほうがよい(忠告や命令)
may・~かもしれない(推量)
・~してよい(いいですよ)(許可)
might・~かもしれない(可能性)
must・~しなければならない(義務や強制)
・~に違いない(強い確信、可能性)
need・~する必要がある
ought to・~すべきです(助言や推奨)
・~のはずです(推量)
shall・~します(未来を表現)
should・~すべきです(助言や推奨)
・~のはずです(推量)
used to・以前~でした
・よく~しました(過去を指す)
will・~します(意志)
・~でしょう(未来の推測)
would・~でしょう(高確率の推量)
・丁寧な意思表示、お願い

助動詞を適切に使い分けることで、英語の表現力を高め、より正確に気持ちや状況を伝えられます。

イングリッシュ おさる

まずは基本的な助動詞の意味を押さえ、例文とともに練習することが大切です!

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英語の助動詞は覚え方はコアイメージが大切

英語の助動詞を覚える際、単なる訳語を丸暗記するのではなく、それぞれの「コアイメージ」を理解することが重要です。コアイメージとは、その助動詞が持つ本質的な意味やニュアンスのことです。

これをしっかり押さえておけば、文脈に応じて適切な訳を導き出せます。

イングリッシュ おさる

代表的な助動詞のコアイメージは以下のとおりです!

  1. will|確実に~する
  2. can|潜在的にいつでも起こる
  3. may|50%の確率のときに使う
  4. must|圧倒的圧力がある
  5. have to|必要性がある
  6. shall|未来の出来事に関する意思・義務・提案を表す
  7. should|助言や推奨を表す

それぞれ詳しく解説します。

各助動詞については、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】英文法完全攻略【永久保存版】」でも詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください!

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1. will|確実に~する

will は「~だろう」と思われがちですが、実際は話し手が主観的にほぼ100%確信していることを表します。

例えば、駅の車掌さんが以下の文を話したとしましょう。

This train will arrive at Tokyo station.

イングリッシュ おさる

will の「~だろう」と訳してしまうと、「東京駅に着くだろう」となりますが、そのように言われても「本当に東京駅に着くのか」不安になりますよね……。

車掌さん自身が主観的にほぼ100%東京駅に着くと考えているため、「確実に~する」と訳します。

will は意志や推量、習慣、習性、法則、拒絶といった意味で使われます。

用法例文
意志I will call you later.(あとで電話します。)
推量It will rain tomorrow.(明日は雨が降るでしょう。)
法則Oil will float on water.(油は水に浮くものだ。)
習性Dogs will bark at strangers.(犬は見知らぬ人に吠えるものだ。)
拒絶The car won’t start.(その車はエンジンをかけようとしない。 ⇒ その車は動かない。)
習慣She will always have a cup of coffee in the morning.(彼女はいつも朝にコーヒーを飲む。)

このように、文脈によって意味は変わりますが、コアイメージである「確実性」を意識すると、適切に使い分けられます。

2. can|潜在的にいつでも起こる

can は単なる「~できる」ではなく、「潜在的にいつでも起こる可能性がある」というのが本質的な意味です。

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能力や許可、可能性を表す際に用いられます。

I can speak English.(私は英語を話せる。)
→話そうと思えばいつでも話せる能力を持っている(潜在的にできる性質や余地を秘めている)

Accidents can happen at any time.(事故はいつでも起こり得る。)
→事故が発生する可能性は常にある

このように、「できる」と訳すより、「可能性がある」と考えたほうが、自然な解釈ができるでしょう。

3. may|50%の確率のときに使う

may は、ある出来事の可能性が50%程度のときに使います。

一般的に「~かもしれない」と訳されますが、日本語の「かもしれない」は30%~80%まで幅広いため、「may=かもしれない」と覚えるのは危険です。

It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれない。)
He may be at home now.(彼は今、家にいるかもしれない。)

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「可能性があるが、確実ではない」というニュアンスを理解しておくことが重要です。

4. must|圧倒的圧力がある

must は、話し手の主観的な強い確信や義務を示します。

「~しなければならない」と訳されることが多いですが、単なるルールではなく、話し手の心理的な圧力がかかっていることがポイントです。

You must apologize.(あなたは謝らなければならない。)
He must be tired.(彼は疲れているに違いない。)

イングリッシュ おさる

どちらの例でも、話し手が強くそう思っていることが伝わります!

5. have to|必要性がある

have to は must と似ていますが、主観的な圧力ではなく、外部の状況による必要性を表します。

I have to go to work early tomorrow.
(明日は早く仕事に行かなければならない。)

She has to finish her homework before going out with her friends. 
(彼女は友達と出かける前に宿題を終えなければなりません。)

このように、must は内面的な圧力、have to は外的な状況による義務と考えると区別しやすくなります。

6. shall|未来の出来事に関する意思・義務・提案を表す

shall は、特に法律や規則、契約書などで「避けられない未来の出来事」を表すのに使われます。

日常会話では will に取って代わられていますが、フォーマルな場面では依然として重要な助動詞です。

You shall not pass.(お前は通してはならない。)
Shall we dance?(踊りましょうか?)

日常的な会話で使うこともありますが、相手を敬うときに丁寧な表現として使用するとよいでしょう。

イングリッシュ おさる

よって、shall は未来の決定事項や提案、義務を表す際に使われます。

7. should|助言や推奨を表す

should は「~すべきだ」という助言や推奨を表し、気軽なアドバイスをする感じで使える助動詞です。

また、「~のはずだ」といった期待や確信の意味でも用いられます。

You should see a doctor.(医者に診てもらうべきだ。)
The train should arrive soon.(電車はもうすぐ到着するはずだ。)

義務というよりは「~したら?」「したほうがよい」というニュアンスが強いのが特徴です。

イングリッシュ おさる

このように、英語の助動詞を正しく使うためには、それぞれのコアイメージを理解し、状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。

英語の助動詞の効率的な覚え方

英語の助動詞を効率的に覚えるには、基本的な意味と使い方を理解し、否定文や疑問文のパターンを押さえ、実際に問題を解くことが重要です。

イングリッシュ おさる

ここでは、英語の助動詞の効率的な覚え方について紹介します!

  1. 基本的な意味と使い方を理解する
  2. 否定文と疑問文のパターンを習得する
  3. 問題を解く

以下、それぞれの学習ステップについて詳しく見ていきましょう。

1. 基本的な意味と使い方を理解する

英語の助動詞を学ぶ際は、まず can や must など、日常的によく使われるものから始めるのが効果的です。

イングリッシュ おさる

助動詞の基本的な意味を理解し、簡単な文章を作って練習すると、使い方が身につきやすくなります!

例文を見ていきましょう。

I can swim.(私は泳げる。)
You must wear a seatbelt.(シートベルトを着用しなければならない。)

このような短い文を作りながら学ぶことで、助動詞の役割をしっかりと理解できます。最初から難しい文を覚えようとせず、シンプルな例文を繰り返し使うことがポイントです。

2. 否定文と疑問文のパターンを習得する

続いて、助動詞を使った否定文や疑問文の作り方を練習しましょう。

助動詞は一般動詞とは異なり、 助動詞の後に not を入れるだけで否定文が作れるという特徴があります。

I can’t swim.(私は泳げない。)
You must not be late.(遅れてはいけない。)

また、疑問文を作る際は、助動詞を文の先頭に置くだけでOKです。

Can you swim?(あなたは泳げますか?)
Must I finish this today?(私はこれを今日終えなければなりませんか?)

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否定文や疑問文のパターンを意識しながら練習すると、自然な会話ができるようになります!

3. 問題を解く

助動詞を正しく使いこなせるようになるには、繰り返し問題を解くことが欠かせません。

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知識を頭に定着させるには、インプット(学習)とアウトプット(実践)のバランスが大切です!

問題を解くことで、助動詞の使い方を自然に身につけられます。

間違えた部分を復習し、繰り返し取り組むことで、よりスムーズに使えるようになるでしょう。

英語の助動詞を覚えるための練習問題

助動詞は、英語の文を作るうえで欠かせない要素です。しっかりと理解するためには、基本的な使い方を押さえたうえで、実際に問題を解いてみることが大切です。

ここでは、助動詞の意味や使い方を確認しながら学べる練習問題を5問用意しました。

【問題1】
以下の文の( )に適切な助動詞を入れてください。
You ( ) be quiet in the library.

【解答】
You must be quiet in the library.
(図書館では静かにしなければなりません。)

「must」は話し手が強く義務を感じているときに使う助動詞です。「図書館では静かにする」というルールやマナーを示しているため、「must」が適切です。

【問題2】
次の肯定文を否定文に書き換えてください。
He can play the piano.(彼はピアノを弾くことができる。)

【解答】
He cannot (can’t) play the piano.

助動詞「can」の否定形は「cannot(短縮形:can’t)」です。「cannot」は「~できない」という意味になり、「He cannot play the piano.」で「彼はピアノを弾くことができない」となります。

【問題3】次の文を疑問文に書き換えてください。
She will call you.(彼女はあなたに電話をするでしょう。)

【解答】

Will she call you?

助動詞「will」を使った疑問文では、助動詞を文頭に移動させます。「She will call you.」の「will」を前に持ってくることで、「Will she call you?(彼女はあなたに電話をするでしょうか?)」という疑問文になります。

【問題4】
以下の2つの文の違いを説明してください。
a. You must go now.
b. You have to go now.

【解答】
「must」は話し手の主観的な義務、「have to」は客観的な必要性を示す。

You must go now.→「あなたは今すぐ行かなければなりません。」 または 「あなたはもう行くべきです。」 という意味。より話し手の意志が強調されることが多いです。状況によっては、「もう行ってください」という命令に近いニュアンスになることもあります。

You have to go now. → 「(ルールや状況的に)行かなければならない」 という感じで、話し手の強い意志よりも外的な要因による必要性を伝えている。

【問題5】
以下の文の( )に適切な助動詞を入れてください。(健康のために、もっと野菜を食べるべきです。)
You( ) eat more vegetables to stay healthy.

【解答】
You should eat more vegetables to stay healthy.

「should」は助言や推奨を表し、気軽なアドバイスをする感じで使えます。

イングリッシュ おさる

これらの問題を通じて、それぞれの助動詞の特徴を確認できましたね!

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