「英語の習得時間を知りたい!」
「どれくらいでマスターできる?目安は?」
「何をしたら英語を習得できる?」
英語は世界で最も話されている言語です。
ビジネスや旅行、文化や学術研究など、多くの分野で国際的なコミュニケーションの手段として広く利用されているため、英語を話したいと考えている方も多いでしょう。
しかし、英語を話したいと思ったときに、どれくらいの時間で習得できるのかが気になる方もいるはず。
英語の習得には個人差があるものの、必要な時間の目安や習得するコツなどは存在します!
この記事では、学習を開始してから6ヶ月でTOEIC900点を取った経験のある僕が、以下の内容について解説します。
- 英語の習得に必要な時間
- 最短で英語を習得するコツ
- やってはいけない英語習得法
最後まで読めば、英語の習得時間に関する疑問がクリアになり、勉強のモチベーションも高まるでしょう。ぜひご覧ください!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【パターン別】英語の習得に必要な時間
英語の習得にかかる時間は、その学習環境や取り組み方によって大きく異なります。
ここでは「徳島大学国際センター」が公開している資料「日本人の英語学習時間について-これまでの学習時間とこれから求められる学習時間-」(リンクをタップするとダウンロードされます)を参考に、以下の3つのパターン別に紹介します。
- 英語だけの環境で集中的に学ぶ場合
- 日本の大学を卒業して国内の教育機関で学習する場合
- 日本の大学を卒業して国内で独学で学ぶ場合
詳しく見ていきましょう。
1. 英語だけの環境で集中的に学ぶ場合
英語だけの環境で学び続ける場合、効果的な学習を実現できる可能性が高まります。
外務省の国際連合機関、Foreign Service Institute (FSI)によると、アルファベットも書けない日本人が英検1級に相当する英語力を獲得するために必要な学習時間は、標準的には約3,500時間とされています。
この時間の獲得には、月曜〜金曜まで毎日8時間の学習を2年間続けることが必要です。
8時間の内訳としては、授業が5時間、残りの3時間は課題や自主学習に充てられます!
この学習スケジュールを月曜から金曜まで継続することが前提です。
2. 日本の大学を卒業して国内の教育機関で学習する場合
大学を卒業してからも英語の習得を続ける場合「英会話スクールに通う」「オンライン講義を受ける」などの選択肢が主流です。
多くの日本人大学生は、中学校から大学の授業の中で英語の授業を受けています。
そのため大学を卒業する際には、約1,100時間の英語学習をすでに受けていると推測されます。
この数値は、一般的な大学の英語のカリキュラムと受講時間をもとに算出されるものです。そして英検1級に相当する英語スキルを身につけるためには、FSIが推定する学習時間である2,775時間が基準とされます。
すでに取得している1,100時間をこの数から差し引くと、卒業後に必要な学習時間は約1,675時間です。
1日3時間学習するとして、約558日もの日数が必要になります。
3. 日本の大学を卒業して国内で独学で学ぶ場合
独学で英語を学ぶ際の魅力は、自分のペースで効率的に学習を進められる点です。
日常の隙間時間を使って学習すると、独学の効果を最大化できます!
たとえば、通勤電車の中での短い時間も、単語カードを使っての復習やYouTubeでの英語コンテンツの視聴などの方法で、有効にインプットを進められます。
これにより、日常生活の中で無駄なく英語学習を取り入れられるのです。
しかし、英検1級に相当する英語力を独学で獲得するには、相当な努力と時間が求められます!
具体的には、約5,025時間の学習が必要です。週7日、1日3時間学習するとしても1675日、約4年半もの間、継続的な努力と工夫が求められます。
習得にかかる時間を減らし最短で英語を学ぶ5つのコツ
英語の習得は、多くの人にとって長期間かかるものです。少しでもスムーズに、そして短期間で進めるためには、効果的な学習方法や習慣の形成が鍵となります。
ここからは最短で英語を習得するコツを5つ紹介します。
- 英語を効率的に学べる方法を知る
- 学ぶ目的を明確にする
- 学習を習慣化する
- 学習環境に投資する
- 「楽して習得できる」と思わない
順番に見ていきましょう。
1. 英語を効率的に学べる方法を知る
英語の習得には、効率的な学習法が不可欠です。
とくに何をどの順番で学ぶかは、効果的な英語学習の鍵となります!
正しい順序で学習すると、内容が頭にしっかりと残り、学んだ知識が相互に関連付けられるでしょう。逆に順番を間違えると、学んだことが記憶に定着しにくく、それぞれの知識がつながりません。
最短で英語を習得するために英語を学習する順番は以下のとおり。
- 文法
- 単語・発音
- インプット系の知識(リーディング・リスニング)
- アウトプット系の知識(ライティング・スピーキング)
この順番に従って学び進めることで、英語の習得がスムーズになり、より短期間で効果的な結果を得られるでしょう!
なお、社会人が英語を勉強する手順は関連記事「【保存版】社会人が英語を勉強するベストな順番を第二言語習得研究に基づき紹介」でも解説しています。あわせて参考にしてみてください!
2. 学ぶ目的を明確にする
英語学習をする際は「なぜ英語を学習したいのか」といった明確な目的を設定しましょう。
単に「英語を話せるようになりたい」という抽象的な思いだけでは、学習の道のりが不明瞭となり、途中で挫折するリスクが高まります。
「TOEICで900点を獲得する」「通訳を使わずに外国を旅行する」などの具体的な目標を掲げてみるとモチベーションを維持しやすいです!
学習を進める中で点数が徐々に伸びる様子を見ると、自らの成果を肌で感じられます。
その結果、目標達成への道のりが確実に短くなっていることを実感すると、学習への意欲も持続的に維持できます。
3. 学習を習慣化する
英語習得の鍵は、持続力と日常的な取り組みです。英語学習を朝のコーヒーのように日々の習慣にすることが大切です。
継続的に取り組むコツとして、固定の時間に学習してみてください。
通勤時間のように、決まった時間に少しの動画視聴で英語に触れるだけでも効果があります。
4. 学習環境に投資する
英語学習の際、社会人は学習環境に投資することをおすすめします。環境を改善すると、学ぶ意欲を高められ効果的な学習の場を整えられます。
とくに以下のようなアクションはおすすめです。
- TOEICの試験を3ヶ月後に設定する
- 勉強に集中する場としてカフェを選ぶ
- 教材を手に入れたり、オンラインでの英会話クラスに参加したりする
人は思うよりも容易く誘惑に負けることが多いです。「後5分で勉強を始めよう」と考えても、テレビやゲームに気を取られてしまうことは珍しくありません。
そのため、学習を進めるべき状況を設定する、またはモチベーションを維持する方法を模索しましょう。
僕はスターバックスに行き「この教材を完了するまで帰宅しない」と自分自身にプレッシャーをかけて学習していました!
5. 「楽して習得できる」と思わない
「1日たった5分で完璧!」「毎日ひとつのフレーズでOK」などの売り文句は魅力的に感じます。しかし英語学習において「簡単にすぐに習得できる」という考えは避けましょう。
英語の習得は、単純かつ手軽な方法で達成できるものではないからです。
ただし、効率的に習得するための方法は実際に存在します!
僕の公式LINEでは、効率よく英語学習する方法を紹介しており、価値ある英語教材を無料で15点提供しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください!
【教わるのはNG】習得に時間のかかる英語学習法
英語の学び方には多種多様なアプローチが存在しますが、全ての方法が効果的であるわけではありません。中には逆効果となり、学習の進捗を遅らせる可能性のある方法も存在します。
結論、やってはいけない英語学習法は英語を教わることです!
ここでは、なぜ英語を教わってはいけないのか紹介します。
- 英語学習が持続可能にならない
- 恣意的で限定的な英語を覚えさせられる
- 再現性の高い英語学習法を教われない
以下で詳しく解説します。
1. 英語学習が持続可能にならない
英語の習得は、単に教えられることを受け入れるだけでなく、自ら積極的に思考し学ぶことが非常に重要です。
多くの人々は、教室やオンラインレッスンでの学習を開始するものの、継続的に学べていません!
この理由として、実際に教わる時間よりも自分自身で学んで理解し、練習する時間のほうが圧倒的に長くなることが挙げられます。この自習の時間が継続的な学習の鍵となるのです。
しかしこの時間を有効に使うためには、効果的な学び方や練習方法を熟知する必要があります。
それを怠ると時間を無駄にしてしまう恐れがあるため、どのように英語を学ぶか、その手法や方法をしっかりとマスターして英語の習得を成功させましょう。
2. 恣意的で限定的な英語を覚えさせられる
多くの英語レッスンでは、提供者が事前に設定したカリキュラムや内容にもとづいて進行されます。
教材や方法が恣意的で、一般的な学び手にあわせたものであるため、必ずしもあなたの特定のニーズや目的に合致しているとは限りません!
実際、特定のレッスン形式での学習は、完全に各学習者のニーズに応じて最適化されているわけではないため、結果として最適な学習体験を提供するのは難しいのです。
たとえば、すでに理解している内容や単語がレッスン中に出てきた場合でも、それをスキップするという選択は容易ではありません。
しかし、英語学習の本質は、言語能力だけではなく学びの姿勢や楽しみ方、マインドセットなどの側面も包括しています。
これらの要素を十分に学ぶことで、英語学習だけでなく、他の分野やスキルの習得にも対応する力を養えます。
最終的には、これらの要素を総合的に伸ばすと英語力も自然と向上するでしょう!
3. 再現性の高い英語学習法を教われない
レッスンを通じて英語を教えている人が、ネイティブスピーカーや帰国子女の場合もあります。
その方は英語を流暢に話せるかもしれませんが、必ずしも効果的な教育法や技術を持っているとは限りません!
たとえば、多くの日本人は日本語を流暢に話せますが、それだけで外国人に日本語を教える能力があるとは言えません。
もちろん、ネイティブスピーカーから直接英語を学び、その言語を習得できる学習者も存在します。しかしそのようなケースは、総合的な学習方法やアプローチの本質ではなく、具体的なスキルや知識の習得に焦点を当てていることが多いです。
効果的な学習法を求める場合、英語の学習方法そのものを熟知している教育者からの指導を受けることがおすすめです!
再現性の高い学習法を習得することで、英語の学び方を一歩進め、効果的な結果を得られるでしょう。
なお、イングリッシュおさる公式LINEでは、英語習得に欠かせない有料級の英語教材をお届けしています。英語学習に役立つ情報が欲しい方は、ぜひご登録ください!