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【例文付き】従属接続詞まるわかり!パターン別・一覧でイチから解説

「従属接続詞のことが分かったようでピンときていない」
「複雑な文章構造を正しく理解できる自信がない」
「接続詞を使い分け、英検やTOEICで目標を達成したい」

英語を学習していると、『because』『that』などの従属接続詞に、一度は出会ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、「そもそも『従属』ってどういうこと?」と戸惑う方も少なくありません。

そこでこの記事では、元英語教師のイングリッシュおさるが、従属接続詞の基本を以下の内容で解説します。

  • 従属接続詞の意味
  • 文章の作り方
  • 代表的な従属接続詞一覧
  • 練習問題
イングリッシュ おさる

例文や練習問題を通して、「ルールは理解したけど使いこなせない…」という状態を卒業できる内容にしています!

英検やTOEICなどの試験対策にもつながる内容なので、曖昧な理解のままにはせず、ここで一度復習しておきましょう。

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目次

従属接続詞とは?概要をサクッと解説

文法的に言えば、従属接続詞とは「主節」と「従属節」をつなぐ役割をもつ接続詞を意味します。

イングリッシュ おさる

もう少しかみ砕いて言うと、文と文をつなぐ言葉のことです!

たとえば「時間が余ったから」という文だけでは、何が言いたいのか分かりません。これは従属節(=理由を示す補足情報)にあたります。そこに「ゲームをしたい」という文(=主節:伝えたいメインの内容)をつなぐことで、はじめて意味が伝わります。

「時間が余ったから、ゲームをしたい」と、1つの文章としてつながっているのです。

そして従属節には「副詞節」や「名詞節」などの種類があります。

1.副詞節タイプ

副詞節は、特に「いつ」「なぜ」などの背景情報を伝える役割をもちます。ただし、副詞節だけでは意味が不完全なため、単体では文章として成り立ちません。

副詞節の例

Because I was hungry.
(お腹がすいていたから。)

→ 理由はわかりますが、「だから何をしたのか」が不明

一方、次のような文は主節で、文章のメインの内容を示しています。

主節の例

I ate lunch.
(ランチを食べました。)

→ 行動はわかるものの、「なぜ食べたのか」は不明

そして次のように、主節(伝えたい中心の内容)と、副詞節タイプの従属節(背景・理由などの補足)をつなげることで、意味が通る文章になります。そのために使うのが、主節と従属節をつなぐ役割の「従属接続詞」です。

完成する文章の例

Because I was hungry, I ate lunch.
(お腹がすいていたので、ランチを食べました)

「Because」が、従属接続詞の役割を果たして2つの文章をつないでいる

イングリッシュ おさる

他にも例文をチェックしてみましょう!

Before you leave, please lock the door.
(出かける前に、鍵をかけてください)

If it rains, we’ll cancel the picnic.
(もし雨が降ったら、ピクニックは中止します)

なお、「時」「理由」を示す従属接続詞がよく使われており、「条件」「譲歩」などの用法はあまり使われていません。

2.名詞節タイプ

このタイプは、think、know、believeのような「思う」系の動詞、say、showのような「言う」系の動詞の目的語として一緒に使われることが多いです。

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目的語=「動詞の対象となる語(=何を、誰をなど)」です!

「〜ということ」「~かどうか」などを表現する従属節(名詞節)は、単独では何を言いたいのかわかりません。

名詞節の例

That he is honest.
→「彼が正直だということ」だけでは、文章の全体像がわからない

そこで主節(ここでは動詞の文章)の目的語として従属節(名詞節)を置くと伝えたいことがわかります。

主節:I know.
→「私は知っている」だけでは、何を知っているのか不明
(他動詞なのに目的語がなく、第3文型の文としても成立していない)

▼2つの文章をつなげると…▼

I know that he is honest.
(私は、彼が正直だということを知っています)
→「that」が、従属接続詞の役割を果たして2つの文章をつないでいる

イングリッシュ おさる

従属接続詞を使って2つの文章がつながっている、という意味では副詞節タイプと同じです!

例文もチェックし、どのような文章同士がつながっているのか考えてみましょう。

【〜ということ】
I heard that the event was canceled.
(イベントが中止になったということを聞きました)

【~かどうか】
Do you know whether the shop is open?
(その店が開いているかどうか知っていますか?)

従属接続詞を含めた文法の効率的な学び方を知りたい方は、関連記事「【秘伝】使える英文法が身につく勉強方法4ステップ!回避したい効果半減の勉強方法5つも紹介」で紹介しているので、ぜひチェックしてください!

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従属接続詞を使った文章の作り方

従属接続詞の役割や種類がわかったところで、実際に「どう文章に組み込むのか?」を見ていきましょう。

副詞節タイプと名詞節タイプに分けて、パターンをわかりやすく解説していきます。

副詞節タイプの場合

副詞節での従属節と主節の繋ぎ方は「前置き」「後置き」の2つに分類できます。

例外として従属節が文中に挿入される場合もありますが、このどちらかの形を基本としてまずはインプットしましょう。

パターン1.前置き型

副詞節(=従属節)+( , )+ 主節
(副詞節を前に置く)

イングリッシュ おさる

こちらが基本の使い方で、文章の前(文頭)に副詞節(=従属節)を置きます。

副詞節の例

Because I was hungry.
(なぜならお腹が空いたから)

そして副詞節(従属節)の後に主節を続けます。従属節と主節の切れ目がわかりやすいよう、コンマを挟んで文章をつなぐことが多いです。

主節:I ate lunch.
(私はランチを食べた)

▼2つの文章をつなげると…▼

Because I was hungry, I ate lunch.
(お腹が空いたから、私はランチを食べた)
→「Because」が、従属接続詞の役割を果たして2つの文章をつないでいる

背景情報(理由・時間など)を副詞節の従属節(前半部分)で先に示し、主節(後半部分)の内容を自然に理解させる文章構成です。特に背景情報の重要性を高めたいときに使われています。

Because it was cold, I wore a coat.
「寒かったので」が先にある
→寒さという背景を共有してから行動(コートを着た)を伝えている

例文を見て、前半・後半はそれぞれ「副詞節の従属節」と主節のどちらに当てはまるか考えてみましょう。

Because it was raining, we stayed home.
(雨が降っていたので、私たちは家にいました)
Because=従属接続詞

If you study hard, you will pass the exam.
(一生懸命勉強すれば、試験に合格するでしょう)
If=従属接続詞

パターン2:後置き型

主節+副詞節(=従属節)

文末に副詞節(=従属節)を置くパターンです。

前置き型との違いとして、文章をつなぐためのコンマ( , )があまり使われません。 (※ただし、従属節が長い場合や、意味の変わり目を明確に区切りたい場合に、コンマを任意で挿入することもあります)

We stayed home because it was raining.
(雨が降っていたので私たちは家にいました)
→「because」が、従属接続詞の役割を果たして2つの文章をつないでいる

I’ll call you when I arrive.
(到着したら電話しますね。)
→「when」が、従属接続詞の役割を果たして2つの文章をつないでいる

イングリッシュ おさる

前置き型と伝える順番が変わることにより、強調したい意味が変わります。

主張や行動を先に示し、後から補足的に背景情報を付け加えているのです。説明をコンパクトに保ちたいときや、結論を強調したいときに使います。

後置き型での意味の強調イメージ

I wore a coat because it was cold.
(寒かったからコートを着た)
→行動(コートを着た)が先にあり、理由はあとで補足的に示す

また、より多くの副詞節のパターンを知りたい方は、関連記事「【誰でもわかる】副詞節とはなにかわかりやすく解説!見分け方や使い方のルールも網羅 」もあわせて学習してみてください。

名詞節タイプの場合

従属節が名詞節となる場合は、文中の名詞と同じく SOC(主語・目的語・補語)として機能し、「~ということ」「~かどうか」といった訳になります。また、前に出てきた名詞と同じ意味・役割を持ち、内容を補足・説明するという使い方もあります。

「理由」や「時間」などを示す副詞節は、さまざまな従属接続詞で作れますが、名詞節を導ける代表的な従属接続詞は that、if、whether の3つです。

パターン1.主語型

名詞節全体が主語になる形です。

たとえば that を使う場合なら、主語は「that+SV(主語・動詞)」まるごとつまり文のはじめに来る「That he passed the exam」といった全体が主語です。

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that をなくすと、何が主語かわからなくなり文として成り立たないため、that は省略できません。

That he passed the exam surprised everyone.
(彼が試験に合格したということはみんなを驚かせた)

That he passed the exam:that+SVの名詞節(=主語)
surprised:V 動詞(過去形)
everyone:O 目的語(誰を驚かせたか)

Whether we can finish on time is still unclear.
(私たちが期限内に終えられるかどうかはまだはっきりしない)

Whether we can finish on time:whether+SVの名詞節(=主語)
is:V 動詞(be動詞)
still unclear:C 補語(状態を表す)

パターン2.目的語型

S 主語 + V 動詞 + that + 名詞節(=O 目的語)
→that が SV と O をつないでいる

従属節が目的語型の名詞節の場合、名詞節全体が他動詞のすぐ後ろに置かれて、動詞の目的語(=動作の対象)として働きます。

特に 「思う」系(think, believe など)や 「言う」系(say, tell など)の動詞と一緒によく使われます。

I think that she is right.
(私は彼女が正しいということを思います)
→自然な訳:私は彼女が正しいと思います

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この場合、文章の構造は次のように分けられます。

  • V 動詞:think
  • think の O 目的語:that she is right
    →従属接続詞 that でつながっている

この形の場合 that があってもなくても意味が通じるため、「I think she is right.」と口語では that がよく省略されます。thatがあってもなくても和訳は一緒でよく、訳をそれぞれ変える必要はありません。

I know that he is honest.
(私は彼が正直だということを知っている)

She asked me whether I could help.
(彼女は私が手伝えるかどうかを尋ねた)

Please check if you have a letter from City Hall.
(市役所からの手紙が来ているかどうか確認してください)

パターン3.補語型

S 主語 +V be動詞 + C that節

このパターンは、「〜は…だ」と言いたいときに使われ、that節が文の補語(=主語の内容を説明する役割)として働きます。

The reason is that a typhoon is approaching.
(その理由は、台風が近づいているということだ)

→that a typhoon is approaching が the reason を説明しており、補語の位置に来ている

The problem is that she’s completely unaware of the trouble she’s in.
(問題は、彼女が自分の置かれた状況にまったく気づいていないことだ)

パターン4.同格型

that節の直前にある名詞と「that+SV」 が並列(=同格)の関係になっており、that節が名詞の内容を具体的に説明する役割を果たします。

例文

The idea that we can win motivated the whole team.
(私たちが勝てるという考えが、チーム全体をやる気にさせた)

名詞:the idea(=考え)※that節の直前にある
名詞節:that we can win:(=勝てるということ)that+SV

この2つは、「勝てるということ」「(その)考え」とで同じ意味を指している(並列)関係であり、「勝てるという考え」という1つのまとまった意味を作れます。

the fact that he was accepted to university
(彼が大学に合格したという事実)
→the fact(that節直前の名詞)と that he was accepted to university(that節)が 同じことを表す

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関連記事「【例題アリ】同格のthatの使い方を解説!関係代名詞thatとの見分け方や使える名詞も紹介」では、より具体的に同格のthat の使い方を解説しています。

代表的な従属接続詞一覧

「結局どれを覚えればいいの?」という人のために、よく使われる従属接続詞をタイプ別に整理しました。

それぞれの接続詞がどんな意味を持ち、どんな文で使われるのか、日本語訳と具体例つきで紹介します。

1.副詞節タイプの主な従属接続詞一覧

副詞節タイプの従属接続詞は、英文の背景情報を伝えるのに欠かせません。実際の文章では「時」「理由」を示す従属接続詞がよく使われています。

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「いつ?」「なぜ?」「どこで?」といった情報を補足することで、文の意味がクリアになります!

理由・原因

従属接続詞
because, since, asなど

例文
Because it was cold, she put on a jacket.
(寒かったので、彼女はジャケットを着た)

従属接続詞
when, while, before, after, sinceなど

例文
I’ll call you when I arrive.
(到着したときに電話します)

※時・条件を表す副詞節の中では、未来のことでも現在形を使います

場所

従属接続詞
where, whereverなど

例文
She goes where the wind takes her.
(彼女は風に連れられるままに行く)

条件

従属接続詞
if, unless, providedなど
例文
If you study hard, you will succeed.
(一生懸命勉強すれば、成功するでしょう)

※時・条件を表す副詞節の中では、未来のことでも現在形を使います

譲歩

従属接続詞
although, though, even thoughなど

例文
Although he was tired, he continued working.
(疲れていたけれども、彼は働き続けた)

目的

従属接続詞
so that, in order thatなど

例文
He spoke quietly so that no one would hear.
(誰にも聞こえないように、彼は小声で話した)

従属接続詞を含む英文法を総合的に学べる参考書選びに迷っている方は、関連記事「【元教師が厳選】英語文法のおすすめ参考書10選!TOEIC対策・大人の学び直しにも最適」も参考にしてください。

2.名詞節タイプの主な従属接続詞一覧

think や know などの動詞のあとに、「何を思ったのか?」「何を知っているのか?」と情報を補うために使います。

〜ということ

従属接続詞
that

例文
I know that he is honest.
(彼が正直だということを、私は知っている)

〜かどうか

従属接続詞
whether, if

例文
She asked me whether I could help.
(私が手伝えるかどうか、彼女は私に尋ねた)

thatを使った英文の学習をしたい方は、関連記事「【表現力UP】that節を例文つきで解説!よくある使い方5選&3つの疑問を練習問題で解消」をチェックしてみてくださいね。豊富な例文を紹介しています!

従属接続詞をここでマスター!練習問題に挑戦

知識を「わかったつもり」で終わらせず、実際に使えるレベルに引き上げるにはアウトプットが大切です。

ここでは、従属接続詞の理解をしっかり定着させるために、よくある出題形式に沿った練習問題を用意しました。

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スラスラ答えられれば、あなたの理解は本物です!

1.文を1つにまとめてみよう

次の2文を because を使って1文にまとめてください。

前置き型・後置き型で2つの文章を作ってみましょう。

I was hungry.
I ate a sandwich.

答えと解説はこちらをクリック

前置き型(従属節→主節)の場合
答え:Because I was hungry, I ate a sandwich.

文頭に従属節 Because I was hungry を置き、従属節の終わりがわかりやすいようにコンマで区切って主節 I ate a sandwich. を続けています。

理由(お腹が空いていたこと)を前に置いて強調したうえで行動(サンドイッチを食べた)を伝えるパターンです。

後置き型(主節→従属節)の場合
答え:I ate a sandwich because I was hungry.

主節 I ate a sandwich を先に書き、その後ろに従属節 because I was hungry を続けます。
後置き型ではコンマがなくても従属節が始まったとわかるためコンマは不要。行動を先に示し、後から理由を補足するパターンです。

▶︎ 記事中の解説箇所はこちらをクリック

2.空欄補充

下線部に入る適切な従属接続詞を選び、空欄を埋めましょう。

I’ll go for a walk (  ) it stops raining.
選択肢:if / although / so that

答えと解説はこちらをクリック

答え:I’ll go for a walk ( if ) it stops raining.
(もし雨がやんだら、散歩に行きます)

「雨がやんだら散歩に行く」という条件を表しています。

if は「〜なら」「〜したら」という条件を示す従属接続詞で、この問題のように「〜のときに〜する」といった内容にぴったり合います。

▶︎ 記事中の解説箇所はこちらをクリック

3.順序入れ替え

次の文を主節→従属節の順に書き換えましょう

Because he didn’t sleep well, he felt tired all day.

答えと解説はこちらをクリック

答え:He felt tired all day because he didn’t sleep well.
(彼はよく眠れなかったため、一日中疲れを感じていました)

主節 He felt tired all day を先に書き、従属節 because he didn’t sleep well を後ろに付ける後置き型。
コンマがなくても従属節が始まったとわかるためコンマは不要です。

▶︎ 記事中の解説箇所はこちらをクリック

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