「TOEICを受けたい!」
「TOEICって受けたことないけどどんな試験なの?」
「どうやって勉強すればいいのか分からない」
このようなお悩みを抱えていませんか?
就職準備や腕試しにあたり、TOEICを受けようとしている方が多いのではないでしょうか。
とはいえ、初めて試験を受ける場合、何から手を付けてよいのかわかりませんよね。自分がどのくらいのスコアをとれるのかも不安なところでしょう。
そこでこの記事では、TOEICを初めて受ける人に向けて以下を解説します。
- 最初にやるべきこと
- スコアを伸ばす学習方法
- おすすめの参考書
TOEIC初心者でも、学習方法さえわかれば高スコアを獲得することが可能です。
この記事を読むことで、TOEIC初心者がやるべきことが明確になります!
「効率の良い学習方法を知りたい」「TOEICで高スコア取りたい」などと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
TOEIC初心者がまずやること7選
TOEICを初めて受ける方は、主に7つのやるべきことがあります。
- 自分のレベルを確認する
- 目標点数を設定する
- 受験する日程を決める
- 必要な勉強時間を知る
- 勉強方法を理解する
- 出題傾向を知る
- 設問を覚える
TOEIC対策について、TOEICで94回満点をとっているMorite2さんと対談した動画「【神対談】TOEIC完全ロードマップ【もりてつ先生】」でも紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
1.自分のレベルを確認する
TOEIC初心者の方は、まずは自分のレベルを確認することから始めましょう。基礎的な英語力があるのかを確かめるためです。
TOEICは、合格・不合格が設けられた試験ではありません。自分の現在の英語力がスコアとして鏡写しになるため、基礎スキルが低い状態で受けても意味がなくなってしまいます。
自分のレベルをチェックするためには、英検2級程度の問題がわかるかどうかを確かめます。加えて、NHKのラジオ英会話を聞いてみて、理解できるかどうかでも判断でます。
このレベルをクリアしていなければ、まずは基礎固めをおこないましょう。具体的な学習方法は、本記事中の「TOEIC初心者がしておきたい基礎固め」にて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2.目標点数を設定する
TOEICを受験できるレベルであることを確認できたら、目標点数を設定しましょう。取りたいスコアに応じて、求められる英語力が異なるためです。
わかりやすいように、TOEICのスコア別に必要な学力を英検で比べてみます。
TOEICのスコア | 英検 |
---|---|
945~ | 1級 |
785~ | 準1級 |
550~ | 2級 |
225~ | 準2級 |
120~ | 3級 |
目標が定まっていない方は、ぜひ参考してみてください。
3.受験する日程を決める
目標となるスコアが決まったら、受験する日程を決めましょう。受験日を決めないと、先延ばしになってしまい学習のモチベーションが続かないためです。
TOEICは、月1回のペースで試験が実施されています。初心者の場合は、3~5ヶ月程度先を目安にして、受験する日程を決めるおがおすすめです。
自信がなくともTOEICに申し込んで、自分を追い込みましょう!
4.必要な勉強時間を知る
TOEIC初心者は、TOEIC対策にどれだけの勉強時間が必要なのかを知りましょう。必要な勉強時間から、1日あたりの勉強時間を逆算するためです。
以下の表は、TOEIC初心者がスコア別に必要な学習時間の目安をまとめたものです。
スコア | 必要な学習時間 |
---|---|
550 | 700時間 |
650 | 950時間 |
750 | 1,150時間 |
850 | 1,450時間 |
950 | 1,750時間 |
例えば、550点取るためには、およそ700時間が必要になります。毎日5時間勉強したとすると、約5ヶ月間かかります。
TOEICの試験対策には、ある程度の勉強時間がいるのです。
自分がどのくらいのスコアを取りたいのか明確にし、必要な学習時間を確保しましょう。
5.勉強方法を理解する
TOEIC対策をするうえでは、正しい勉強方法を理解する必要があります。間違った方法で学習を進めても、スコアは伸びないためです。
例えば、野球のバッティングを上達するためには、正しいバットの振り方や握り方などを知る必要があります。間違ったままの知識でバッティングをし続けていては、なかなか上手くなりません。
TOEICでも同じことがいえます!
TOEICを初めて受ける初心者だからこそ、正しい学習方法を理解しておく必要があるのです。
6.出題傾向を知る
TOEICを初めて受ける方は、出題傾向を知っておきましょう。
TOEICは、7つのパートで構成されています。問題数や内容は、以下のとおりです。
パート | 問題数 | 内容 |
---|---|---|
Part1 | 6問 | 写真の描写 |
Part2 | 25問 | 質問への応答 |
Part3 | 39問 | 会話の内容把握 |
Part4 | 30問 | 説明文の内容把握 |
Part5 | 30問 | 短文穴埋め |
Part6 | 16問 | 長文穴埋め |
Part7 | 54問 | 文書の読み取り |
TOEICでは、リスニングとリーディング問題がメインとなります。問題量も多いため、時間配分をしつつ試験を進めていくことが大切です。
試験の1~2ヶ月前には、過去問や模試にチャレンジして慣れておきましょう。
7.設問を覚える
TOEICをいよいよ受けるとなった際には、問題形式と設問を覚えましょう。時間が足りなくなることを防ぐためです。
TOEICは全部で200問出題されます。問題文をすべて読んでいては時間が足りなくなるため、どんな設問があるか暗記しておくのがおすすめです。
TOEICの出題形式は、どの回でもほとんど変わりません。つまり、一度問題形式と設問と覚えてしまえば、問題を読む時間を省略できるということです。
時間内で試験問題を解くためにも、設問を覚えることが大切です。
なお、TOEICなどの試験対策をしている方に向けて、公式LINEも配信しています。10秒で終わる質問に答えるだけで、有料級の特典を15個プレゼントしているので、ぜひチェックしてみてください。
TOEIC初心者がしておきたい基礎固め
「TOEICが500点に届かない」「英検2級合格が難しい」という方は、英語スキルが不十分な可能性が高いです。そのため、まずは基礎固めから始めていきましょう。
こちらでは、TOEIC初心者がしておきたい基礎固めを3つの分野に分けて解説します。
- 文法
- 単語
- 発音
英語の土台とするために、この3つが最優先をまずやりましょう。学習のポイントもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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1.文法
初心者がTOEIC対策をする際には、まずは文法の基礎固めをおこないましょう。
文法が分からないと、リーディングやリスニングなどの問題でつまずいてしまいます。英語の文章は文法のルールに沿って単語が並んでいるため、あらゆる問題を解く際に必要な知識です。
僕は「キク英文法」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)という参考書を使って文法を学びました。1周目で内容を理解し、2周目以降では例文の単語を入れ替えて身近な英文を作成する方法がおすすめです。
最初は難しいと感じるかも知れませんが、少しずつ学習を進めていきましょう。
2.単語
文法の学習とあわせて、単語のインプットもおこないます。基礎固めなら、まずは高校レベルや英検2級レベルの単語を覚えましょう。
僕は「データベース3000」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)という単語帳を使いました。例文がついているため、使い方をより理解できます。
1ヶ月で単語帳を30周することを目安に勉強していました。
だいたい1日1周のペースですね。
通学・通勤中などの隙間時間をフル活用するのがおすすめです。
3.発音
TOEIC対策をするなら、英語の発音学習が重要です。発音を学ぶことには、リスニングスキルが向上するメリットがあります。
僕は、インターネットで「単語 発音記号」「単語 音変化のルール」などと検索し、実際の音を確認しながら学びました。その際に「データベース3000」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)などの単語帳を見ながら学習するのがおすすめです。
発音を伸ばす方法は、関連記事「【プロが解説】英語の発音ができない原因3選!ネイティブ並の発音にする方法5ステップを紹介」にてより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
【スコアを伸ばす】TOEIC初心者におすすめの学習ステップ
TOEICの基礎固めができたら、スコアを伸ばすための学習をおこないましょう。
具体的には、以下のステップで学習を進めていきます。
- 試験で頻出する単語を学習する
- 模試・過去問を解く
- リスニング・リーディングトレーニングをする
順番に解説するので、TOEICのスコアを伸ばしたい方はぜひ実践してみてください。
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1.試験で頻出する単語を学習する
TOEICのスコアを伸ばすためには、試験で頻出する単語をインプットしましょう。TOEICでは、ビジネス系の単語が良く出るため、高校レベルや英検2級レベルの単語では対策不足になるためです。
僕は「TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)を使い、発音も含めて覚えました。
1日で500単語、2日で参考書を1周するペースで学習を進めましょう。
基礎固めをしている前提です!いきなりTOEICの頻出単語から学習し始めるのはやめましょう。
2.模試・過去問を解く
TOEICの頻出単語の学習と並行して、模試や過去問にチャレンジしましょう。TOEICにかかわらず、試験対策をするなら実際に出題される問題の形式に慣れておく必要があります。
まず、本番と同じ時間で問題を解いてみましょう。理解ができているところや実力が足りないところが明らかになります。
問題を解き終わったら、単語と文法をすべて復習します!この復習の過程がキーポイントです。
3.リスニング・リーディングのトレーニングをする
単語や模試・過去問での学習を進めつつ、リスニングやリーディングのトレーニングに取り組みます。
TOEICは、Part1~7で構成されています。そのなかでリスニングセクションは、Part1~4と問題の半分以上をしめています。つまり、リスニングセクションで満点を取れれば、TOEICのスコアを底上げできるのです。
リスニングでは、シャドーイングとスクリプト確認を繰り返します。目安として100回以上シャドーイングを繰り返し、問題文の1文目を聞いたら全文を言えるくらいまでやり込みましょう。
TOEICのリスニング対策については、関連記事「【プロが解説】TOEICのリスニングで満点(495点)を取る5ステップ!おすすめ参考書やNG勉強法を紹介」をチェックしてみてください。
TOEIC初心者におすすめのの参考書5選
TOEICを対策するために、参考書の購入を考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、種類が多くどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
こちらでは、TOEIC初心者におすすめの参考書を5冊紹介します。
- キク英文法
- データベース3000
- TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
- 1日1分レッスン!新TOEICTEST千本ノック!
- 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
おすすめポイントもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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1.キク英文法
タイトル | キク英文法 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 一杉 武史 |
出版社 | アルク |
「キク英文法」は、大学入試の過去問題から重要事項をピックアップした内容です。大学入試の攻略はもちろん、TOEICの攻略でも役立つ文法事項ばかり。英語の基礎となる文法を身につけるのにおすすめです。
僕も文法を固めるために目一杯活用した1冊です!
2.データベース3000
タイトル | データベース3000 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 桐原書店編集部 |
出版社 | 桐原書店 |
「データベース3000」は、基本となる英単語・熟語を網羅した参考書。赤シートで答えを隠せるように作られているので、何度も復習して語彙力を付けるのに使えます。一冊完璧に覚えた頃には単語約1,600、熟語約300もの語彙を身につけられますよ!
付属したCDを活用して基礎発音を習得する使い方もおすすめです。
3.TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ
タイトル | TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
「TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」は、TOEICで頻出する単語が収録された参考書です。目指すスコアごとに学習範囲が分かれているので、今の自分には難しすぎる単語は効率的に飛ばせます。
目指すべき具体的なスコアに向けて学習を近道したい方は、ぜひ活用してみてください。
4.1日1分レッスン!新TOEIC TEST千本ノック!
タイトル | 1日1分レッスン! 新TOEIC Test 千本ノック! 1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 (クリックでAmazon購入ページへ) |
著者 | 中村澄子 |
出版社 | 祥伝社黄金文庫 |
「1日1分レッスン!新TOEIC TEST千本ノック!」は、1ページ1問形式になっている問題集です。「1日1ページ」と学習量の目安がわかると、学習のモチベーションを維持しやすいですよね。
文庫本サイズで持ち運びがしやすいで、通勤や通学の電車の中などでも開きやすい1冊です。
5.公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEIC公式問題集には、模擬問題が2つずつ収録されています。TOEICを主催する国際ビジネスコミュニケーション協会が出版しているので、どの参考書よりもTOEICの本番を想定したクオリティです。
そのため、TOEIC対策をするならぜひ持っておきたい参考書です。
ぜひこの記事を参考にして、TOEICにチャレンジしてみてくださいね。
イングリッシュおさる公式LINEでは、この記事ではお伝えしきれなかった文法事項などの解説特典を無料で配布しています。文法や重要動詞の復習で基礎固めから始めたい方は、ぜひTOEIC対策で活用してくださいね!