「大人になってから英語を勉強するにはどうすればいいの?」
「学生の頃のように勉強できるか不安……」
「まずは何から勉強し直せばいい?」
このような悩みにお答えしていきます!
社会人になってから、英語を勉強し直したいという方が増えています。仕事で英語を使ったり、昇進や海外赴任でTOEICによるスキルの証明が必要になったりするためです。
しかし、しばらく勉強から遠ざかっていると、英語をスムーズに習得できるか不安になってしまいますよね。
特に学生時代に英語に苦手意識を持っていた方は「なんだか難しそう」と感じてなかなか勉強へのやる気が出ないことも。
そこでこの記事では、
- 社会人でも英語を勉強したほうがいい理由
- 英語の資格取得を目指した独学方法
- 独学以外で英語を勉強する方法
- 勉強を成功させるコツ
- 英語の勉強でモチベーションを保つ方法
などを解説していきます。
学生時代に習った英語の基礎を思い出してしまえば、大人になってからでも勉強は難しくありません。キャリアの選択肢を広げるためにも、ぜひ英語を習得しておきましょう!
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
社会人でも英語を勉強したほうがいい3つの理由
英語が使えたら良いなとは思っても「社会人になってから勉強するなんて、もう遅いんじゃ?」と前向きになれない方が多いかもしれません。
でもちょっと待って!英語の勉強を始めるのに「遅すぎる」なんて言葉はありません!
社会人になっても英語を勉強すべき理由は、主に3つあります。
- キャリアの選択肢が増える
- 英語が関わる趣味をもっと楽しめるようになる
- 情報収集の幅が広がる
勉強を始めるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.キャリアの選択肢が増える
英語を習得していると、社会人として切り拓けるキャリアの幅が大きく広がります。昇進や異動の判断をするのに、英語力を参考にしている企業が多いためです。
例えば、その人の能力を知る基準の1つとして、TOEICのスコアがよく使われています。
人事考査では、
- 出世するためにスコア何点以上と要件を決めている
- スコアを参考にしている
- 今後スコアを要件・参考にする可能性がある
という企業が4割程度。また、企業の5~6割がTOEICで一定以上のスコアを獲得することを、海外出張や海外赴任の条件としています。
社内でキャリアアップするにも、転職でキャリアチェンジを狙うにも、海外との関わりが強い企業ではTOEICをはじめとする英語力のアピールが欠かせません。英語を勉強しなければ、チャレンジの意欲はあるのにチャンスを掴めないという事態があり得ます。
2.英語が関わる趣味をもっと楽しめるようになる
社会人になると、学生の頃は知らなかった様々な趣味に出会えますよね。英語を学んでおけば、楽しめる趣味が増え、人生がさらに豊かになります。
例えば、洋画鑑賞の趣味をとっても、英語を学んでいると次のような楽しみ方が可能です。
- 字幕版で鑑賞できる
- 原作の読破にチャレンジできる
- 俳優の舞台挨拶やインタビューで裏話を知れる
- 挿入歌も堪能できる
吹き替え版だけでも洋画は楽しめますが、英語がわかることでより深く作品の魅力を追及できるのです。
他にも、音楽やアートなど、あらゆる分野の趣味で英語が役立つでしょう。
3.情報収集の幅が広がる
日本語の媒体に限らず、英語の情報を仕入れられるようになります。英語を公用語とする国は多いため、日本語に限定するよりも膨大な量の情報に出会えるのです。
英語で情報収集できると、次のようなメリットが生まれます。
- 仕事でより多くの資料を集められる
- 孫引きではない正確なソースを得られる
- 海外の人から直接情報を聞き出せる
インターネットが発達したことにより、雑誌でも新聞でも、簡単に外国の情報に触れられるようになりました。しかし、英語で書かれた内容を正確に読み取り、活用できている人はそれほど多くありません。
英語圏の情報にまでリサーチの域を広げれば、仕事の成果などで周りと差を付けられるでしょう。
【何から始める?】英語の資格取得を目指した独学方法4ステップ
社会人でも英語が役立つとはいえ、どのように学べば良いのか分からない方も多いはず。授業を聞くだけで英語を自動的に学べていた学生時代とは変わり、社会人は自分で行動を起こさなければ学べません。
独学で英語を習得するなら、次のステップで要点を絞った学習を進めましょう。
- 文法を学習する
- 単語を復習する
- 発音の基礎を学ぶ
- 試験対策をする
なお、この勉強方法は関連動画「【初心者向け】英語学習の始め方【3ヶ月で達成できる】」でもさらに詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
1.文法を学習する
英語を学習するなら「文法から」が鉄則!
優先順位が1番高い文法から必ず学習しましょう。最初に文法を知っておかないと、これから先分からないことがあるたびに戻って勉強し直すことになるためです。仕事中以外の限られた時間で英語を学ぶのに、分からないことを毎回調べ直しては、効率的に勉強できません。
また、文法をおろそかにして次のステップへ進んでは、きちんと学んだケースと比べて時間の差が100倍にまで膨らむでしょう。
文法でおすすめの本は「キク英文法」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です。文法の基礎をほぼ網羅しており、最短2ヶ月で英語の土台を復習できます。
「キク英文法」の使い方については、関連動画「【1冊だけで】文法を完璧にする本【2ヶ月で文法攻略】」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.単語を復習する
文法が一通りできたら、単語のインプットです。
単語を学習するには、基礎的な語彙をカバーできる参考書が1冊あればOK。英検2級程度までのレベルで、高校までに習う基礎単語を学習できる参考書がおすすめです。
最初から難しすぎる単語まで詰め込むと、基礎的な内容を覚え切れず、学習に穴が生まれてしまいます。そのため最初は難しすぎる参考書よりも、初歩的なものを選んでおきましょう。
僕が実際に使っていたのは「データベース3000」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)です。
中学までに習った単語は比較的頭に残っているものが多いので、真面目に取り組めばサクサクと思い出せるでしょう。
実は、95%の人が文法だけで挫折し、勉強を辞めてしまうのが現状。単語の学習に進めるだけでも、上位の5%に入れているということです!
勉強の進捗に不安になっても、悲観的になる必要はありません!
3.発音の基礎を学ぶ
単語と平行し、発音もインプットしていきましょう。
1日10分でも良いので、発音記号の意味や音変化のルールを把握するのです。文法や単語と比較すると、覚えることはそれほど多くありません。
仕事で忙しくても、1週間程度で全体像を把握できます!
丁寧に解説してくれているYouTubeやサイトが多くあるので、無料で十分学習できるでしょう。
順序としては、発音記号を知ってから音変化のルールを学んでいきます。耳からインプットして、声に出してアウトプットすることを繰り返しましょう。
4.試験対策をする
ここまで学習できれば、英語の基礎は十分に理解できているはずです。本格的な試験対策へと進みましょう。
頻出単語を覚えたり、過去問や模試を繰り返し解いたりして、試験を意識した勉強へと切り替えます。試験ではなく英会話の習得を目指している方は、ぜひ積極的にアウトプットしてくださいね。
TOEICで900点を取るための勉強法はについては、関連動画「【最短爆速】TOEIC900点を3ヶ月で達成する方法」でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
通勤で使える!社会人向け英語勉強アプリ3選
忙しい社会人ならば、通勤時間を有効に使って勉強したいと思う方も多いのではないでしょうか?
そこで、社会人が英語学習に使える英語アプリを3つ紹介します。
- 0から超わかる英文法
- スタディサプリEnglish
- NHK WORLD JAPAN
初心者向けのものから順番に紹介するので、レベルに合ったものを取り入れてみてください。
1. 0から超わかる英文法
文法学習と復習に使えるのが、0から超わかる英文法。文法の単元ごとにセクションが別れていて、それぞれ練習問題がついているので知識を整理するのに向いています。
テキストや解説にはイラストが含まれていて、直感的にイメージをつかみやすい点もおすすめです。
英文法の基礎固めのほか、TOEFLやTOEIC対策にもつかえるので、資格取得を目指す方にも向いています。
英語の基礎から学びなおしたい、英文法を忘れてしまって1から順番に学んでいきたいという方はぜひインストールしてみてください。
ただし、App Storeのみの展開で、Androidスマホには使えない点は注意が必要です。
2. スタディサプリEnglish
基礎単語と文法は一通り学んだという方が、バランス良く英語のスキルアップをするのならスタディサプリEnglishがおすすめ。
- 新日常英会話コース
- TOEIC L&R TEST対策コース
- ビジネス会話コース
の3つのコースがあり、目的に合わせた学習が可能です。
1回の学習が3分で終わるのも、忙しい社会人にピッタリのポイント。TOEIC以外のコースについては、ストーリー仕立てになっており、楽しみながら学習が続けられます。これ1つで、リーディング・リスニングにくわえ、スピーキングトレーニングにも対応している点も便利です。
TOEICコースはAIが認定したランクをもとに、レベルに合った演習問題を解くので、効率的に学習が進められます。
3. NHK WORLD JAPAN
すでにハイレベルで、英語に触れる習慣をつけたい方におすすめなのがNHK WORLD JAPAN。今回紹介した中では唯一の無料アプリです。
このアプリは、NHKの国際放送をライブ配信で見られるほか、テレビ・ラジオの番組をオンラインで見られます。
さらに、NHKニュースを外国語で読める点も魅力。日々の情報収集の一部を英語に変えて、多読したいというニーズにぴったりでしょう。
注意点として、このアプリは日本語訳が見られません。すでに英語である程度情報を読み取れるレベルがないと使いこなせないので、上級者向けのアプリです。
社会人が独学以外で英語を勉強する方法は主に3つ
英語を勉強する方法は、独学だけではありません。社会人であれば、稼いだお金を有効活用して、学習のコストを削減することも検討しましょう。
独学以外の主な勉強方法は、次の3つです。
- スクールに通う
- コーチングを受ける
- オンライン留学を活用する
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
1.スクールに通う
英会話コースや試験対策コースなど、目的別に様々な授業が開かれています。
スクールに通うメリットは、講師に直接質問できること。外国人の講師に質問すれば、スピーキングとリスニングを鍛える良い機会になるでしょう。
また、クラスルーム形式の授業では、一緒に英語を学ぶ仲間を作れます。社会人では交友関係を広げるチャンスが限られてしまうので、友達作りにも効果的です。
一方でデメリットは、仕事が終わった後か休日にスクールへ通う必要があることです。残業があり終業時間の予想ができなかったり、通勤距離が長かったりする方は、通学が大変に感じるかもしれません。
2.コーチングを受ける
コーチングは、あなた専任の講師に、勉強の進捗や学習計画の管理を頼めるサービスです。その人の得意・不得意や環境に合わせて、スムーズに学習できるようサポートしてくれます。
オンライン形式で面談するサービスが多いので、スクールのように通学の時間を確保する必要はありません。
自分ひとりでは勉強のモチベーションを保てるか不安だという方に、コーチングがおすすめです。
3.オンライン留学を活用する
オンライン留学は、ビデオチャットを通じ、自宅にいながら外国人と交流できるサービスです。
社会人になると、長期の休みを取ることは簡単ではありません。オンライン留学なら、仕事が終わってからの自由時間などで、外国人との生の英会話を楽しめます。
また、ホストファミリーを探したり、費用を捻出したりといった苦労がないことも嬉しいポイントです。
社会人が英語の勉強を成功させるコツ
社会人が英語の勉強にチャレンジするには、次のコツを意識することが大切です。
- 目標意識を持つ
- 隙間時間を無駄にしない
- 英語を勉強する仲間を作る
- 英語力に合わせた勉強をする
- ビジネス英語は職種に関連するものから身につける
仕事と英語の勉強を両立するために、ぜひ参考にしてみてください。
1.目標意識を持つ
具体的な目標があると、勉強へのやる気に繋がります。明確なゴールがあることで、どのような行動が必要なのか、ハッキリと見えてくるためです。
- 1回で英検2級に合格する
- 半年以内にTOEICで900点を取る
- 来年の旅行までに日常会話を完璧にする
など、数字を含んだ目標設定が大切です。
2.隙間時間を無駄にしない
社会人が英語を効率的に勉強するには、隙間時間を活用することが重要。仕事と勉強を両立するには、コツコツと勉強を積み重ねることがポイントだからです。
例えば単語の復習や、YouTubeを使ったインプットなら、通勤電車の中でも着手できます。限られた時間を有効活用して、英語の勉強効果を高めていきましょう。
イングリッシュおさる公式LINEでは、隙間時間にも活用できる学習コンテンツを多数配信しています。場所を選ばずスマホで確認できる教材もありますので、ぜひ活用してみてください!
3.英語を勉強する仲間を作る
勉強仲間がいると、モチベーションを上げて楽しく英語を学習できます。相手の頑張っている姿を見たり、勉強の愚痴を話したりしながら、切磋琢磨できるでしょう。
社会人になると、英語を本気で学んでいる人と、なかなか出会えないことも。リアルの友達で英語仲間がいなければ、SNSやオンラインサロンを使うこともおすすめです。
4. 英語力に合わせた勉強をする
社会人の場合、自分の英語力を理解してそれに合わせた勉強をスタートすることが大切です。
新たに英語を学習する学生と異なり、社会人の場合はスタート時点の実力が人により異なります。そのため、最初に自分のレベルがどれくらいかを把握して、そこから勉強を始めましょう。
逆に、レベルを無視した勉強は非常に効率が悪くなります。
たとえば最終的にTOEIC900点が取りたいからと言って、900点を目指す人向けの参考書から始める必要はないということ。単語の意味が1つもわからない単語帳を学ぶのではなかなか進まない上に、そこまでの基礎が抜けていてつまずくこともあります。
学び始めるときは、3割くらいはもともと知っているというレベルからスタートするのがおすすめです。そうでなければ1から戻って学習をする方が、最終的な実力が着くのは早くなります。
5. ビジネス英語は職種に関連するものから身につける
仕事に英語を活用したいとビジネス英語を学ぶ場合、闇雲に学ぶと遠回りです。ビジネス英語の範囲は幅広く、覚えることが膨大な上に、自分が使うものは少ないからです。
日本語であったとしても、違う業界の専門用語はわからないという方が多いはず。そもそも日本語で知らない言葉を英語で覚えるのは骨が折れます。
ビジネス英語は、自分の業界や職種に関連する内容から学ぶのがおすすめです。
仕事に関連する分野であればそもそもの知識があるため、話の意味が類推しやすく、意味を取りやすいのがメリット。さらに、仕事で使う単語や言い回しが身につくのでアウトプットする環境も作りやすいでしょう。
社会人が英語の勉強でモチベーションを保つ方法3選
社会人は、仕事の疲れや家族サービスなどで、勉強が思うように進まないこともありますよね。
この章では、英語の勉強でモチベーションを保つ方法を紹介していきます。
- まずは5分だけでも取り組む
- 記録をつける
- 小さな目標を決める
真似できそうなことがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
1.まずは5分だけでも取り組む
「5分だけでも良いから」と思って勉強を始めると、チャレンジのハードルが下がります。
「2時間我慢する」よりも「5分だけ」の方が、勉強が簡単に感じますよね。
そして5分間が終わる頃には頭が勉強モードに切り替わっているので「せっかくだからそのまま学習を続けよう」という気持ちが湧いてきます。
「5分だけ」以外にも、「まずは英単語を3つだけ覚える」「1問だけ解いてみる」などの始め方でも、勉強に取り組みやすくなるでしょう。
2.記録をつける
勉強できた日はカレンダーに印を付けたり、学習時間をグラフにして努力を見える化したりする作戦です。記録を積み重ねる達成感が、勉強のモチベーションに繋がります。
記録とはいっても「勉強できた日はカレンダーにシールを貼る」など、簡単なものでかまいません。「日付を全部シールで埋めたい」といった気持ちで、習慣的に勉強できるようになるでしょう。
記録を後から振り返り、頑張りを実感できる効果もあります。
3.小さな目標を決める
本命のゴールとは別に、小さく区切った目標を決めておくことがおすすめ。いきなり「1日3時間勉強する」といった大きな目標では、達成が難しいためです。
「今日は参考書を5ページだけ進める」「今週は単語を15個暗記する」など、細かな目標の達成を日々目指しましょう。簡単な目標を少しずつクリアしていくことで、自信を積み重ねられます。
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