「試験まで気づいたら残り1週間になっていた…」
「何からやればいいの?」
「短期間でスコアを伸ばす方法を知りたい」
英検は、時間をかけて対策することで総合的な英語力を養える試験です。ところが、何らかの事情で1週間前まで対策ができなかった、という方もいるのではないでしょうか。
そのような方も、諦める必要はありません。
1週間の過ごし方次第では合格の可能性は、十分にあります。そこで、この記事では以下の内容について解説します。
- 英検準2級に1週間で受かりたい人がやるべきこと
- 買うべき参考書
- やってはいけないこと
- 直前対策の裏ワザ
- 面接で落ちる人の特徴
「絶対に1週間で合格したい」という方には必読の内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
英検準2級に1週間で受かりたい人がやるべき5つのこと
「気づいたら試験まで1週間しかない…」「何からやったらいいの?」という方のために、こちらではやるべき5つのことを紹介します。
- 試験内容と合格ラインを把握する
- 現時点での実力を把握して目標点を定める
- 単語を勉強する
- 英作文を勉強する
- 過去問演習を繰り返す
1週間でも点数は大きくアップさせられます!
優先順位をつけて、残りの時間を有効活用しましょう。
1. 試験内容と合格ラインを把握する
短期間で英検のスコアを伸ばすためには、出題内容に沿った学習をするのが効果的です。そのためにもまずは、どんな問題が出題されるのか試験内容を把握しましょう。
英検準2級は一次試験が筆記、二次試験が面接です。一次試験の筆記は以下のような配点になっています。
- リーディング:37問
- リスニング:31問
- ライティング:1問(16点)
英検の公式サイトで過去問が見れるので、確認してみましょう。そして、合格ラインは公式には発表されていないものの「各技能6割程度」だと言われています。
また、詳しい学習方法や合格ラインについては、関連記事「【目安は6割】英検準2級は何問で合格できる?学習方法やおすすめ参考書を英語のプロが解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2. 現時点での実力を把握して目標点を定める
「あとどのくらいスコアを伸ばせば良いのか」を把握するためにも、一度過去問に取り組んでみましょう。現時点の実力が分かるだけでなく、出題形式にも慣れられます。
「合格点まで何点足りないのか」が分かったら、どの設問で何点取るのかを決めていきます。
【例】
リーディング:20/37(約54.1%)
リスニング:29/31(約93.5%)
ライティング:7/16(約43.8%)
上記のような点数だった場合、リスニングは十分に点数を取れているので、リーディングとライティングを中心に勉強すれば良いとわかるでしょう。
目標点は、自分の得意不得意に合わせて現実的な範囲で定めるのがおすすめです。また、時間配分や設問に取り組む順番などの作戦まで決めておくと、学習効率がさらに上がります。
3. 単語を勉強する
「何から勉強したら良いかわからない」という方は、単語から取り組むのがおすすめです。単語が分からないと、絶対に問題は解けるようにはなりません。
逆に、単語さえわかれば文法事項が完璧でなくても消去法で正解を選べる場合もあります。英検準2級で頻出の単語から先に覚えていきましょう。
本当に時間がない場合は、発音やスペルは後回しにして、英語とその意味が日本語で思い浮かぶように単語帳を覚えていくのが効果的です。
英語を学ぶ上ではスペルや発音も超重要なので、最終手段ですね!
ただこの作戦は、あくまで英検本番まで時間が限られている際の応急処置です。本来は文法の土台を固めてから、単語や発音の学習に進むのをおすすめしています。
4. 英作文を勉強する
リーディング・リスニング・ライティングすべての設問の得点率が同じくらいの場合は、ライティングに力を入れて勉強しましょう。
ライティングは1題しかないにも関わらず、配点が大きく重要度が非常に高いからです。おすすめの学習方法は、以下のとおりです。
- 頻出トピックを確認する
- トピックを見て意見と理由を日本語で考える
- 汎用性の高いフレーズを暗記する
また、難しい表現を使っても加点されることはなく、文法的にミスがあれば減点されてしまいます。そのため、簡単な文法で正確な文章を書くのがおすすめです。
5. 過去問演習を繰り返す
「合格スコアまであと少し」という方は、過去問演習を繰り返しましょう。英検準2級に必要な知識を既に持っている方は、形式に慣れて効率的に得点していく力を伸ばしていくのが効果的です。
過去問演習を繰り返すことで、頻出の話題や単語を都度覚えていきましょう。ここで注意したいのが、基本的な文法や単語をマスターできていない状態で過去問演習を繰り返しても意味がない、ということです。
それどころか貴重な練習問題を無駄に消費してしまうことにもなるので、基本知識に不安が残る方はまずは単語や文法のインプットから始めてくださいね。
【厳選】英検準2級に1週間で受かりたい人が買うべき参考書3選
「どの参考書で勉強すべき?」と気になる方のために、こちらではおすすめの参考書を紹介します。
- 英検準2級 でる順パス単
- 7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル
- 英検分野別ターゲット英検準2級ライティング問題
短期間でも効果が出る参考書ばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1. 英検準2級 でる順パス単
「英検準2級 でる順パス単」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)は、英検対策でよく使われる人気の単語帳です。単語を覚えていない状態では文法学習の効率が下がるだけでなく、正答率も上がらないでしょう。
一方で、単語さえわかれば正解を選べることもあります。なのでまずはこの単語帳でしっかりと、単語の知識を固めていきましょう。
出題頻度別にランク分けがされているのが非常に使いやすいです!
時間がない場合は、ランクAを完璧に覚えるのがおすすめです。
※この見出しではAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
2. 7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル
「7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)のすごいところは「7日間」で、英検準2級を合格するのに必要なスキルを身につけられるところです。1週間で受かりたい人にはぴったりの参考書ですね。
予想問題が収録されているので「とにかく本番の形式に慣れたい」という方や「演習量を確保したい」という人におすすめです。一方で、演習がメインの参考書なので、基礎からインプットしたい人は別の参考書に取り組みましょう。
3. 英検分野別ターゲット英検準2級ライティング問題
「英検分野別ターゲット英検準2級ライティング問題」(※クリックでAmazon購入ページへジャンプします)は、ライティングに焦点を当てた参考書です。ライティングは重要度が高い設問なので、しっかりと対策しましょう。実際の採点基準から解説されているので、効率的にスコアを伸ばせます。
模範解答を写すだけでも、構成や表現方法などのバリエーションが増えるので効果的ですよ!
「ライティングの勉強ってなにすれば良いの?」と悩んでいる方は、ぜひ取り組んでくださいね。
英検準2級に1週間で受かりたい人がやってはいけないこと3選
こちらでは、英検準2級に1週間で受かりたい人がやってはいけないことを紹介します。
- リスニングばかり勉強する
- 睡眠時間を削る
- 諦める
短期間で合格を目指しているひとこそやってしまいがちな言動ばかりなので、注意しましょう。
1. リスニングばかり勉強する
リスニングはもちろん超重要なのですが、短期間でスコアを伸ばしにくい設問だというのも事実です。そのため、リスニングのスコアがずば抜けて低くなければ、学習の優先順位はライティング・リーディングを上にしましょう。
リスニングは、継続して初めて実力がついてきます。「短期間でスコアを大きく伸ばしたい」という方は、ライティングを中心に学習するのがおすすめです。
2. 睡眠時間を削る
「勉強時間を確保しなきゃ」と思うあまり、睡眠時間を削ってしまうのは逆効果です。1週間前から無理をしてしまうと、本番で体調を崩してしまう可能性があります。
いくら勉強しても体調不良で実力を十分に発揮できなくては、本末転倒ですよね。無理は禁物です。睡眠時間はしっかりと確保したうえで、学習時間を捻出しましょう。
3. 諦める
「あと1週間しかない」と絶望して諦めるのも、NGです。全体の得点率が5割程度の方ならば、残り1週間の過ごし方次第で合格できる場合があります。
短期間でなるべく効率よくスコアを伸ばしていくことを意識すれば、大きく成績を上げられますよ。諦めてしまって、せっかくの試験を無駄にしないようにしましょう。
英検準2級に受かるための裏ワザ3選
「英検で使える裏ワザってないの…?」と気になる方のために、英検準2級で使えるテクニックを紹介します。
- マークシートは適当でも良いので埋める
- リスニング問題を先読みする
- リーディングは本文を読む前に問題と選択肢を読んでおく
「勉強せずに点数が上がる」というような裏ワザはありませんが、今の実力で最大限のスコアを取るためのテクニックはあります。それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. マークシートは適当でも良いので埋める
一次試験はライティング以外はマークシート式の選択問題なので、勘で選んだとしても一定の確率で正解を選べます。そのため、分からない問題ではある程度選択肢を絞って、適当でも良いのでマークするのがおすすめです。
分からない問題は粘っても解けないことも多いです。さっとマークして他の問題に使える時間を残しましょう。また、分からないからと言ってマークせずに飛ばすのはおすすめしません。
勘で当たる可能性を逃すだけでなく、解答欄をずらしてしまう危険性があります。
2. リスニング問題を先読みする
リスニングのパートが始まる前に、問題や選択肢に目を通しておきましょう。音声を聞く際に「どこを注意深く聞けばよいのか」がわかるので、集中力を保ちやすくなります。
また、リスニング問題の説明をしている間も先読みするのがおすすめです。問題形式が大きく変わることは少ないので、しっかりと聞かなくても問題ありません。
3. リーディングは本文を読む前に問題と選択肢を読んでおく
リスニング同様、リーディングでも問題と選択肢を解く前に読んでおくのは効果的です。文章を読みながら問題について考えられるので、読み終わった後に再度問題の該当箇所に戻るという手間が減らせます。
一方で、読みながら解くのは難しいと感じる方もいます。普段の練習から実践して、訓練しておくのがおすすめです。
なお、英検合格を本気で目指している方には、関連動画「【2024年最新】英検完全攻略【永久保存版】」の視聴を強くおすすめします!英検の本質や実践的かつ正しい勉強法を徹底的に解説しているので、ぜひ参考にしてください!
英検準2級の面接で落ちる人の特徴3選
「一次試験は受かったけど二次試験が不安」「二次試験で落ちる人がいるって本当…?」と気になる方のために、こちらでは二次試験の面接で落ちてしまう人の特徴を紹介します。
- 本番の流れや出題形式を把握していない
- 面接中に日本語を話してしまう
- コミュニケーションを取ろうとする姿勢が感じられない
英検準2級の二次試験の合格率は、80%を超えています。そのため「一次試験を合格したら準2級に合格したも同然」だと言われることも多いです。
ところが、やはり落ちてしまう人もいます。特にこれから紹介する特徴は落ちてしまう人によく見られるので注意してくださいね。
1. 本番の流れや出題形式を把握していない
「合格率が高いから」と油断して具体的な対策をしていない人は、落ちてしまう場合があります。入室から退室の流れや、出題形式は必ず確認しておきましょう。
英検の面接の流れはある程度決まっているので、大きく外れた言動をしてしまうと減点対象になります。スピーキングに自信がある場合でも、把握しておくのがおすすめです。
2. 面接中に日本語を話してしまう
なんて答えれば良いのか分からず、とっさに日本語を話してしまったという場合も落ちてしまうことが多いです。「えー」や「えっと…」などは使わないようにしましょう。
答え方がわからない場合や、考えているときに間を持たせられる英語の表現を覚えておくのがおすすめです。
3. コミュニケーションを取ろうとする姿勢が感じられない
面接中に沈黙の時間が長かったり、面接官への態度が悪かったりする場合は落ちてしまうことがあります。以下のような言動には気をつけましょう。
- 笑顔がない
- 面接官と目を合わせない
- 答えるときの声が小さい
明るくはきはきと答えるだけで、印象はよくなりますよ!面接官の英語が聞き取れなかった場合も、笑顔ではっきりと「Sorry, please say it again.」と言えば減点対象にはなりません。
英検準2級への合格を目指す方は、ぜひこの記事の内容を参考に学習してみてくださいね。
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