「中学英語が不安…」
「英語学習を始めたけど何からやればいいのか分からない」
「英語を得意科目にしたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか?実は、中学英語、特に中2で学習する単元はすべての文法の基礎になっています。
中学英語をおろそかにすると絶対に英語力は上達しません!
そう言われても「中2って何を習ったっけ?」「理解できているか不安」という方もいますよね。そこで、この記事では以下の内容について解説します。
- 中2で習う英語の単元一覧と重要ポイント
- 問題と解説
- 学年別にやるべきこと
この記事を読めば、中2英語については完璧になりますよ!現在中学生の方にも、中学校を既に卒業した方にも絶対に役に立つ内容になっているので、ぜひ最後まで確認してくださいね。
( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
【超重要】中2で習う英語の単元一覧と重要ポイントを例文とともに解説
「中2って何を習ったっけ…?」「どんな文法が重要なの?」という方のために、こちらでは中2で習う単元一覧とそれぞれの重要ポイントを紹介します。
- be動詞の活用
- 動名詞
- 不定詞
- 助動詞
- 比較級
- 接続詞
- 受動態
中1で習う英語の「超基礎」から少し発展的な内容になり、英文法の核となる重要な単元を多く学習します。例文とともにわかりやすく解説していくので、それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.be動詞の活用
中1で習うbe動詞「am」「are」「is」の、過去形と未来形を学習します。過去形は以下の関係を覚えておけば、全く問題ありません。
am / is → was
are → were
am / is は was 、are は were と何度も唱えて覚えましょう!
I am happy. (私は幸せだ。)→ I was happy. (私は幸せだった。)
They are tired. (彼らは疲れている。)→ They were tired. (彼らは疲れていた。)
未来形はもっと簡単で、主語に関わらず動詞の前に will をつけるだけですが、ここで覚えておきたいのが「be going to」です。
be going to もこれから行うこと、を表しますが will がその場で決めたことを表すのに対して、 be going to は確定した未来で既にその物事に対して何かが動き出していることを表します。
I will visit Hokkaido. (私は北海道に行くだろう。)→話し手の思い付きで、準備などはしていない。
I am going to visit Hokkaido. (私は北海道に行く予定だ。)→既に何かしらの準備を進めている。
未来の表現についての細かいニュアンスの違いなどは、関連記事「【これで完璧】現在進行形が未来を表現するのはどんなとき?will や be going to との違いも解説」で解説しているので確認してみてください。
「be動詞の基本的な使い方に不安がある」という方は、「【4つだけ】例文で学ぶ be動詞の使い分け!よく使われる6パターンと練習問題6選で一撃理解」の記事で復習してくださいね!
2.動名詞
動詞に ing をつけることで、名詞化する文法です。名詞化すると、動詞を「~すること」と主語や目的語として使用できます。
Walking is important for our health.(歩くことは我々の健康にとって大切だ。)
目的語として使用するときには、過去思考やマイナスイメージの動詞と一緒に使われることが多いです。
I stoped walking. (私は歩くのをやめた。)
He enjoyed playing soccer. (彼はサッカーを楽しんだ。)
stop (やめる)はマイナスイメージで、enjoy は過去に何度かやったことあるからこそ楽しめている過去思考の動詞ですよね。より詳しい解説は、「【イメージ活用】例文で学ぶ「動名詞」の使い方!頻出文法4パターンと to不定詞との違いまで詳細解説」記事を参考にしてみてください。
3.不定詞
中2で習う英語の単元で、特につまずく人が多いのが「不定詞」です。不定詞には、以下の3つの用法があります。
- 名詞的用法
- 形容詞的用法
- 副詞的用法
ですが、この用法をそれぞれ完璧に覚えることよりも、直感的に識別して正しく訳せるようになるほうが中2の時点では重要です。
I want to play tennis. (私はテニスがしたい。)
I practice the piano hard to win the contest. (私はコンテストで優勝するためにピアノを一生懸命練習する。)
to不定詞は以下のような未来志向の動詞に用いる、と覚えましょう。
I tried to make cookies. (私はクッキーづくりに挑戦した。)
I decided to go to school tomorrow. (私は明日学校に行こうと決心した。)
不定詞の理解に不安がある方は、以下の記事も確認してみてくださいね、
4.助動詞
助動詞は、表現の幅を広げるために非常に重要な文法です。中2では、以下の助動詞を学習します。
- can
- could
- must
- have to
- may
- might
- will
- would
- shall
- should
暗記が多くて、苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか?ですが、助動詞は本質を理解してしまえば一撃で攻略できますよ!
助動詞 | 本質 | 意味① | 意味② |
---|---|---|---|
can | ポテンシャル | ~できる | ~してもよい |
could(canの過去形) | 過去のポテンシャル | ~できた | ~かもしれない |
must | 圧倒的なプレッシャー・主観的な義務 | ~しなければならない | ~に違いない |
have to | 客観的な必要性 | ~しなければならない | ~に違いない |
may | 50% | ~かもしれない | ~してもよい |
might(mayの過去形) | mayより少し柔らかい | ~かもしれない | ~してもよい |
shall | 神や権威者の意志 | 当然~だろう | (疑問文で)~しませんか? |
should(shallの過去形) | 主観的に〜するのが当然 | ~すべきだ | |
will | 主観的にほぼ100%~する | ~する(未来) | ~するつもりだ |
would(willの過去形) | 主観的にほぼ100%~した | ~でしょう | よく~した |
本質についての詳しい解説は、「【保存版】英語の助動詞一覧!紛らわしい用法を例文とともにわかりやすく解説」の記事で確認してくださいね。
5.比較級
比較級もシンプルでありながら、混乱してしまう人が多い単元です。まずは、以下の3つの文章を確認してみましょう。
1. Tom is as tall as Jane. (トムはジェーンと同じくらい背が高い。)
2. Tom is taller than Jane.(トムはジェーンより背が高い。)
3. Tom is the tallest in the class.(トムはクラスでいちばん背が高い。)
A as 形容詞・副詞の原形 as B は「AはBと同じくらい~だ。」という意味。否定形は A not as 形容詞・副詞の原形 as B で「AはBほど~でない」となる点に注意しましょう。
また、比較級は形容詞・副詞の原形の後ろに er もしくは前に more をつけ、最上級は、the -est / the most をつけます。どちらをつけるかは、厳密なルールを理解するよりも単語の長さで判断して、例外は都度覚えていくのがおすすめです。
短い単語→比較級:er 最上級:the -est (例)tall large cool
長い単語→比較級:est 最上級:the most (例)beautiful interesting
比較級を使った疑問文の作り方や、頻出表現は「【初心者必見】比較級の疑問文は2種類ある!文章の作り方と覚えておきたい頻出表現」記事で解説しています。ぜひ一緒に確認してくださいね!
6.接続詞
接続詞には、以下のようなものがあります。
- when
- if
- because
- that
中2では、2つの文章を繋げる従属接続詞を中心に学習します。例文を確認していきましょう。
I had two cats when I was child. (私は子供のころに猫を2匹飼っていた。)
I am tired because I walked a lot. (たくさん歩いたので、私は疲れている。)
仮定法など、重要な文法の基礎になるのでしっかりと理解してくださいね。
7.受動態
「~される」という意味を表す、受動態。基本的には、以下のルールを理解しておけばOKです。
主語 be動詞 + 過去分詞 by 人
例えば、
Mike is loved by many people. (マイクは多くの人に愛されている。)
She was beaten by her sister. (彼女は姉に叩かれた。)
by~ は必須ではなく、誰がやったのかが明確な場合は省略されます。
【解説付き】中2で習う英語の問題10題
それでは、実際に穴埋め・並び替えの問題を解いてみましょう。詳しい解説もついているので、ぜひ自分がどれくらい理解できているのか確認してみてくださいね。
1.彼らは先週大阪にいましたか?
→( ) they in Osaka last week?
〇:Were they in Osaka last week?
過去形かつ they なので were です。疑問文なので、be動詞が文頭に来ます。
2.ロンドンはシドニーより涼しい。
→London ( )( )( ) Sydney.
〇:London is cooler than Sydney.
「~より」なので比較級ですね。cool には er が後ろにつきます。
3.私は疲れていたので、早く寝た。
→I ( early, went, bed, I, to, tired, because, was).
〇:I went to bed early because I was tired.
be動詞の過去形と、接続詞 because が理解できていれば解ける問題です。
4.この質問に答えることは難しい。
→( ) this question is difficult.
〇:Answering this question is difficult.
動名詞の問題です。「この問題に答えること」が主語になっています。
5.この窓は、エミリーによって割られた。
→This window ( )( )( ) Emily.
〇:This window was broken by Emily.
受動態は be動詞+過去分詞でしたね。過去分詞はほとんどが動詞に ed をつけるだけですが、broken(brakeの過去分詞)のように不規則変化をする動詞もあるので、しっかりと確認しておきましょう。
6.町を散歩しませんか?
→( )( ) take a walk around the town?
〇:Shall we take a walk around the town?
助動詞 shall は shall we〜? の形で勧誘の意味になります。
7.あなたは空港に3時までに着かなければならない。
→You ( by three o’clock, arrive, at, must, the airport ).
〇:You must arrive at the airport by three o’clock.
助動詞 must は、義務や圧倒的なプレッシャーを表現します。
8.その男は薬を手に入れるためにここへ来た。
→The man came here ( )( ) medicine.
〇:The man came here to get medicine.
to不定詞の問題です。「~のために」と目的を表す用法が理解できていれば、答えられます。
9.ケンはギターを弾くことが好きだ。
→Ken ( )( )( ) the guiter.
〇:Ken likes to play the guiter.
like は to不定詞と動名詞どちらも目的語に取れますが、今回は( )の数から to play だと判断できます。
10.英語はすべての教科の中で最も簡単だ。
→English is ( )( )( ) all subjects.
〇:English is the easiest of all subjects.
最上級の問題です。easy は短い単語なので、the -est をつければよいと判断できます。
不安な箇所は、前の章に戻って確認してくださいね!
【学年別】中2で習う英語をマスターするために意識したいこと
「中2で習う英語を完璧にしたい」「定期テストでいい点を取りたい」という方のために、こちらでは学年別に意識したいことを紹介します。
- 中1で重要な3つのこと
- 中2で重要な2つのこと
- 中3で重要な2つのこと
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.中1で重要な3つのこと
中1で意識したいのは、以下の3つです。
- be動詞を理解する
- 疑問文・否定文の作り方を理解する
- 代名詞を理解する
中1で習う単元はすべて、超重要です。その中でも、特にこの3つはこれから習う英文法を理解するために必須の知識だといえるでしょう。
中学生になって初めて英語を学ぶ人も多いと思いますが、慣れるためにもたくさん英語に触れるようにしましょう。
中1で習う英語に不安がある方は、関連記事「【腕試し】中1英語の問題で理解度チェック!確認テストで文法事項をサクッとおさらい」をぜひお読みください。
2.中2で重要な2つのこと
中2で意識したいのは、以下の2つです。
- 文法をしっかりと理解する
- 語彙を増やしていく
中2で習う文法はどれも重要で、高校入試でも頻出の単元ばかりです。置いていかれないように、ひとつずつきちんと理解していきましょう。
また、動名詞や過去分詞などの不規則変化に対応するためにも、語彙を増やしていくのがおすすめです。
3.中3で重要な2つのこと
中3で意識したいのは、以下の2つです。
- 読解問題に挑戦する
- 不安な単元は戻って復習する
中3では、今までに習った単元を実戦で使う場面が増えるでしょう。長文問題などへの取り組みを通じて、今までに習った文法をアウトプットする機会を増やしていくのがおすすめです。
また、もし理解に不安が残る単元が見つかった場合は、必ず基礎に戻って復習しましょう。わからない箇所を放置するのは、絶対にやめてくださいね。
中学英語については関連動画「【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】」でも詳しく解説しています!
さらにイングリッシュおさる公式LINEでは、中学英語の総復習に使える特典を無料配布しています。中学英語は200枚以上のスライドでフルカラー解説していますので、ぜひ復習で活用してくださいね。