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不定詞の名詞的用法をわかりやすく解説!動名詞との違いや形式主語まですっきりわかる

「不定詞の名詞的用法ってどんなときに使うの?」
「動名詞との違いがわからない」
「不定詞の名詞的用法は形式主語を使うこともあるって聞いたけど、形式主語ってそもそも何?」

不定詞にはさまざまな用法があるため、「名詞的用法」がどんなものかわからない方も多いのではないでしょうか?

動名詞と似たような使い方をするため、「同じように扱ってもいいのか」「使い分けのルールがあるのか」という疑問もあるでしょう。さらに、形式主語という文法用語まで使われたら、混乱してしまうかもしれません。

しかし、安心してください。不定詞の名詞的用法は、基本を押さえてしまえばそれほど難しくありません今日、しっかりと理解して、使いこなせるようにしてしまいましょう!

この記事では、数多くの方に英語を教えてきた僕が、不定詞の名詞的用法に関する疑問を解決します。

  • 不定詞の名詞的用法とはなにか
  • 動名詞との違い
  • 不定詞とよく用いられる形式主語のitについて

など、1記事で理解できるように情報をお届けします。不定詞への苦手意識を克服したい方は、ぜひ参考にしてください!

なお、不定詞には、形容詞的用法・副詞的用法と呼ばれる使い方もあります。こちらは別記事でまとめているので、不定詞の理解が曖昧な方はこちらもぜひご覧ください。

形容詞的用法:「【もう悩まない】不定詞の形容詞的用法は名詞を修飾!注意すべき用法やよくある疑問も解決
副詞的用法:「【ニガテを克服】不定詞の副詞的用法のポイント!7種類の意味やよく使う表現を例文付きで解説

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目次

不定詞の名詞的用法は文の中で名詞の役割をするカタマリ

不定詞の名詞的用法は、to +動詞の原形の形を取り、その名前のとおり名詞の代わりとして用いられます。 つまり、文中で以下の3つの役割どれかを果たします。

  • 主語
  • 目的語
  • 補語

それぞれ、例文付きで活用方法を確認していきましょう。

主語になるケース

不定詞は、主語として用いられます。例文を見てみましょう。

To make friends is not easy. (友達を作るのは簡単ではない)

To memorize English vocabulary takes time. (英語の語彙を暗記するのは、時間がかかる)

このように不定詞を用いることで、名詞1語では表せなかった内容を説明できます。

ただし、to不定詞を主語として文頭に置くとかなり目立つこともあり、日常会話ではあまり用いられません。主語としてto 不定詞を使いたい場合は、後ほど説明する形式主語」を使うのが一般的です。

目的語になるケース

不定詞の名詞的用法は、目的語の役割も果たします。こちらも例文を見てみましょう。

I like to sing. (私は歌うことが好きだ)

I refused to go to school at night. (私は夜に学校に行くことを拒否した)

目的語の位置で使う場合は、これから起こることや、一般的なことを説明しています。

補語になるケース

不定詞の名詞的用法が、名詞と同様に補語になることもあります。

My dream is to be a doctor. (私の夢は医者になることだ)

補語になる場合、第二文型をとる動詞とともに用いられます。第二文型が何かあやふやな方は、「【これでわかる】第二文型のわからないを解決!文型を理解するメリットもあわせて解説」もぜひチェックしてみてください。

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不定詞の名詞的用法と動名詞の違い

不定詞の名詞的用法を学ぶと、動名詞と似ているなと感じた方もいるはずです。動詞に ing をつけて表現する動名詞も、名詞の役割をします。

しかし、不定詞と動名詞ではニュアンスや使い方に差が出てきます。違いは主に3つです。

  • 前置詞の後ろには動名詞しか置けない
  • 不定詞は一般論・動名詞はリアリティのあるイメージ
  • 不定詞は未来志向・動名詞は過去思考

ぞれぞれ、詳しく解説していきます。

前置詞の後ろには動名詞しか置けない

名詞は、前置詞の後ろにも置くことができます。

I am playing in the park. (私は公園で遊んでいる)

この文で、名詞である the park は前置詞 in の後ろに置かれていますね。

しかし、不定詞の名詞的用法の場合、前置詞の後ろに置くことができません

○ I’m good at playing the piano. (私はピアノを弾くのが得意だ)
× I’m good at to play the piano.

前置詞の後ろにくっつけたい場合、必ず動名詞を用います。

不定詞は一般論・動名詞はリアリティ

不定詞の名詞的用法と動名詞では、伝えられるニュアンスも変わります。

動名詞は、進行形にも使われる ing がくっつくことから、生き生きとした状況を示すイメージです。今起きていることをリアリティを持って伝えるのに使えます。

一方で、不定詞の場合は一般論を伝えている印象になります。

To talk is prohibited here. (ここで話すのは禁止です)

という文章は、張り紙のようなイメージ。もしくは一般論として、こういう場所ではダメですと全体に向けて説明するニュアンスになります。

Talking is prohibited here. (おしゃべりしちゃダメだよ!)

と動名詞に変えると、今話している子供に注意しているイメージになってきます。

不定詞は未来志向・動名詞は過去思考

不定詞は、前置詞 to の持つイメージに引っ張られ、これからすることを示す、未来志向になります。

一方で、動名詞は進行形 ing のイメージから過去から今まで続けているニュアンス。 だからこそ、動名詞は過去思考になります。

これらのイメージの違いから、不定詞しか目的語に取れない動詞、動名詞しか取れない動詞がそれぞれ存在します。いくつか例を上げるので、ここで覚えてしまいましょう。

不定詞しか目的語に取れない動詞の例
  • agree (同意する)
  • decide (決める)
  • expect (予期する)
  • plan (計画する)
  • hope (望む)
  • refuse (拒否する)

これらはすべて、これからすることについて伝えているのが特徴です。

イングリッシュ おさる

計画や決断、同意するのは未来にやることですよね!すでに終わった内容について計画をたてることはできません。

動名詞しか目的語に取れない動詞の例
  • practice (練習する)
  • admit (認める)
  • finish (やめる)
  • avoid (避ける)
  • recommend (おすすめする)

動名詞を目的語に取る名詞は、以下の4つのイメージがあります。

  1. 続けているイメージ
  2. やめるイメージ
  3. マイナスのイメージ
  4. 提案するイメージ

【イメージ活用】例文で学ぶ「動名詞」の使い方!頻出文法4パターンと to不定詞との違いまで詳細解説」の記事では、動名詞を使う例をさらに多く説明しています。目的語が不定詞と動名詞になる場合で意味が変わる動詞も含めて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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あわせておさえる!形式主語・形式目的語の it とは

不定詞を名詞的用法で使うときには、形式主語・形式目的語の it を使って文の形を整えることがよくあります。それぞれ、どのように使えばいいのか例文付きで解説します。

形式主語の it

不定詞の名詞的用法を主語の位置に置くと文頭が重く、述語が後ろに回って意味が取りにくくなるため、特に会話では好まれません。文頭を軽くするために使われるのが、形式主語の it です。

形式主語の it を使う場合は、主語の位置に it を置き、動詞の後ろに不定詞をつけます。主語が長くなるのを回避するために、とりあえず it を置いておき、詳細は先送りにすることで文の形を整えているのです。

例文を見てみましょう。

To Memorize English vocabulary takes time.
→It takes time to memorize English vocabulary. (英語の語彙を暗記するのは時間がかかる)

To keep promises is important.
→It is important to keep promises. (約束を守るのは重要だ)

主語を it で仮置きすることで、述語が早くでてくるため全体の意味が取りやすくなっていることがわかります。

形式目的語の it

目的語の位置の不定詞も、it に置き換えられることがあります。これを、形式目的語の it と呼びます。

形式目的語の it がよく用いられるのは、第五文型(SVOC)で、目的語に不定詞が置かれるときです。

I found to remember English vocabulary hard. (私は、英語の語彙を思い出すのは難しいとわかった)

という文章だと、目的語が to remember English vocabulary と長く、文の構造を取るのが難しくなります。ここで、形式目的語の it  を使って置き換えてみましょう。

I found it hard to remember English vocabulary. (私は、英語の語彙を思い出すのは難しいとわかった)

同じ文章でも、SVOCの形をとっていて、hard がC(補語)だとつかみやすくなりますよね。

なお、形式目的語の it を取りやすい動詞もあわせておさえておきましょう。

形式目的語を取りやすい動詞の例
  • find(わかる)
  • think(思う)
  • make(させる)
  • consider(思う)
  • believe(信じる)

第五文型が不安な方には、「【超重要】第五文型とは?他の文型との違いやよく使われる動詞11選を例文とともに解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。

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不定詞の名詞的用法の確認問題

ここまで理解できれば不定詞の名詞的用法はばっちりマスターできているはずです。ここで並び替え問題に挑戦して、復習しておきましょう。

並び替え問題に挑戦してみよう!

問題1:私は、ハンバーガーを食べるのが好きだ。

(I, to, hamburgers, like, eat )

並び替え問題に挑戦してみよう!

問題2:私は、英語の先生になりたい。

(English, be, want, an, teacher, I, to )

並び替え問題に挑戦してみよう!

問題3:約束を守ることは重要だ

(important, is, keep, it, to, promises, our )

※keep our promises (約束を守る)

回答は以下のとおりです。

1:I like to eat hamburgers.
2:I want to be an English teacher.
3:It is important to keep our promises.

3は、形式主語 it を用いる用法です。不定詞の名詞的用法と一緒によく使われるので、もし間違えてしまった場合は、ぜひこちらも復習してみてください。

不定詞の名詞的用法は、名詞のように主語・目的語・補語として活用できます。動名詞と似ているところも多いですが、前置詞の後ろに置けなかったり、ニュアンスが異なったりするという違いも理解しておきましょう。

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