「関係副詞ってよくわからないんだけどどうしよう」
「関係副詞って where とか when とかを使うやつだよね…?」
「関係代名詞との違いって何…?」
関係代名詞だけでも難しいと感じていたのに、関係副詞が出てきてもうお手上げになってしまった方も多いのではないでしょうか?
関係副詞が難しく感じるのは、本質を理解せず、例文を丸暗記しているから。関係代名詞を書き換えた形と理解していたり、先行詞が place や time のときに出てくるものと暗記していたりするのでは、使いこなせるようにはなりません。
イングリッシュ おさるむしろひっかけ問題ですぐ間違えてしまいます。
そこでこの記事では、英語講師として数多くの方の英語力アップに貢献してきた僕が、以下について基本から詳しく解説します。
関係副詞は文の構造を理解して紐解いていくことで、必ずマスターできます。例文もたっぷり交えながらひとつひとつ噛み砕いて説明するので、ぜひ参考にしてください。


( note:【イングリッシュおさる】英語スクール生の実績 )
4つの関係副詞の一覧表まとめ





関係副詞の全体像を一覧表で確認しておきましょう!
先行詞直前の名詞の種類によって、使うべき関係副詞が変わります。
| 先行詞(直前の名詞) | 関係副詞 | よく使われる名詞の例 |
|---|---|---|
| 場所 | where | ・place(場所) ・house(家) ・country(国) ・restaurant(レストラン) ・situation(状況) ・case(場合) ・circumstance(状況・環境)など |
| 時 | when | ・time(時間・時代) ・day(s)(日・日々) ・year(年) ・era(時代) ・moment(瞬間) ・week(週) ・spring(春などの季節) ・January(1月などの月)など |
| 理由 | why | ・the reason |
| 方法 | how | ・the way(※) |
この一覧表は「どの先行詞にどの関係副詞を使うか」を整理するためのものですが、先行詞だけを見て関係副詞を選ぶのは危険です。
なお、why の先行詞「the reason」と how の先行詞「the way」はどちらか一方を省略して使うのが基本です。
最終的には後ろの文の形(完全か不完全か)で判断することが重要です。詳しくは「関係副詞とは?例文付きでわかりやすく解説」で解説します。
関係副詞とは?例文付きでわかりやすく解説


そもそも関係副詞とはどのような文法なのでしょうか?本質として覚えておきたいのは2つです。
- 直前の名詞を説明する
- 後ろの文に「穴」がない(=完全な文)



では、例文で確認してみましょう。
This is the town where I lived 5 years ago.
(ここは、私が5年前に住んでいた町だ)
この文章では、where 以下が関係副詞の部分です。
where 以下の「I lived 5 years ago.」は、town の補足説明をしています。「ここは町だ」というだけでは漠然としているので、「私が5年前に住んでいた」と情報を足しているわけです。
そして、I lived 5 years ago. は文として完全で、欠けている要素がありません。live は自動詞なので、後ろに目的語を必要としないためです。
- 関係副詞
- 直前の名詞を説明する
- 後ろの文に「穴」がない(完全な文)
- 関係代名詞
- 直前の名詞を説明する
- 後ろの文に「穴」がある(不完全な文)
違いは、後ろの文に穴があるかどうかだけです!先ほどと似た文章を見てみましょう。
【関係副詞:後ろが完全な文】
This is the town where Bob lived last year.
(これはボブが去年住んでいた町だ)
→ Bob lived last year. → lived(自動詞)で文が成立。穴がない。
【関係代名詞:後ろが不完全な文】
This is the town which Bob visited last year.
(これはボブが去年訪れた町だ)
→ Bob visited last year. → visited(他動詞)の目的語が抜けている。穴がある。
「前にある名詞が場所だから関係副詞」という判断は危険です。



あくまで後ろの文の形で判断するのが正解です。
関係代名詞のおさらいをしたい方は、「【例文多数】関係代名詞を基礎から応用までわかりやすく徹底解説」をチェックしてください。こちらは、さらに基礎から関係代名詞を解説しています。


関係副詞の4つの種類


関係副詞では、先行詞によって4種類の関係副詞を使い分けます。



先行詞とは、関係副詞で説明されている、前にくっついた名詞のことです!
それぞれ、どのようなときに使うのか、解説していきます。
1. where
関係副詞の where は、場所を表す名詞にくっついて使われます。
This is the office where my son works.
(ここは、私の息子が働いている職場だ)
The U.S. is the country where I traveled last year.
(アメリカは、私が去年旅行した国だ)
さらに、物理的な場所だけでなく、物事をやっている途中を示すような、比喩的に場所を表す表現でも、where が選ばれます。具体例は以下のとおりです。
- case(場合)
- situation(状況)
- circumstance(状況・環境)
- point(点)
- stage(段階)
- instance(事例)
2. when
when は先行詞が時間に関するときに使います。
I’ll never forget the day when we lost.
(私は我々が負けた日を決して忘れない)
Monday is the day when we clean the restroom.
(月曜日は、トイレ掃除の日です)
なお、少し応用ですが、when は先行詞がないまま、名詞節として使われることがあります。
The end of autumn is when many tourists visit Kyoto.
(秋の終わりは多くの観光客が京都に訪れるときだ)
この場合は、when の前に the time が省略されていると考えて、「〜するとき」と訳してあげましょう。
3. why
関係副詞の why は必ず the reason が先行詞になります。
Tell me why you want to break up with me.
(あなたが別れたがっている理由を教えてよ)
You don’t listen to me. That’s why I don’t want to be with you.
(あなたは私の話を聞かないでしょ? だから一緒にいたくないのよ)
上の例文のように、why の先行詞である the reason はよく省略されます。ちなみに、the reason を残して、why を省略してもOKです。
Tell me the reason you want to break up with me.
(あなたが別れたがっている理由を教えてよ)
ただし、that’s why, this is why と、that is の後ろに置かれる場合は the reason を省略することがほとんどです。
4. how
how の先行詞は the way ひとつです。how の場合は、the way か how のどちらかが必ず省略されます。



ほかの先行詞は省略しなくても良かったですが、how に関しては100%省略されます。
That’s how I got first place on the test.
(そのようにして、私はテストで1位を取ったんだよ)
That’s the way I got first place on the test.
(そのようにして、私はテストで1位を取ったんだよ)
どちらの表現も正解ですが、the way how とつなげて使うことはできないので、要注意です。
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where と which の使い分け!100%迷わない判断基準


「場所が先行詞なら where」という覚え方をしていると、試験のひっかけ問題で確実に落とします。
たとえ先行詞が場所を表す名詞であっても、後ろの文の形によっては関係代名詞の which を使わなければならないケースがあるからです。



迷わない判断基準は、関係詞の後ろに続く文が「完全」か「不完全」かを確認することです!
which を使う
- 後ろが不完全文
- which は名詞(代名詞)の代わり
- 後ろの文は主語(S)や目的語(O)が欠けた、穴あき状態になる
where を使う
- 後ろが完全文
- where は副詞の代わり
- 副詞は文の主要要素(S や O)にならないので、後ろの文は欠けがない完成した状態になる
実際の例文で確認してみましょう。
パターンA:先行詞が「公園(the park)」の場合
which の例文(後ろが不完全)
This is the park which we visited last week.
(ここは私たちが先週訪れた公園です)
→ visited(〜を訪れた)は他動詞なのに、後ろに「何を」にあたる目的語がありません。穴があるから which です。
where の例文(後ろが完全)
This is the park where we played soccer last week.
(ここは私たちが先週サッカーをした公園です)
→ we played soccer(私たちはサッカーをした)で文が完成しています。穴がないから where です。
パターンB:先行詞が「家(the house)」の場合
which の例文(後ろが不完全)
That is the house which my father built ten years ago.
(あれは父が10年前に建てた家です)
→ built(〜を建てた)の後ろに目的語がありません。「名詞」の欠落を埋める which を使います。
where の例文(後ろが完全)
That is the house where my grandparents live.
(あれは祖父母が住んでいる家です)
→ live(住む)は自動詞で、「祖父母が住んでいる」だけで文として成立します。穴がないので副詞の where を使います。
このように、先行詞が同じ「場所」を表す名詞であっても、後ろの文に穴があるか・ないかで使う関係詞が変わります。必ず後ろの文の形を確認する習慣をつけましょう。
関係副詞は前置詞+関係代名詞でも書き換え可能


関係副詞と前置詞+関係代名詞の関係性につまずく方が多いですが、仕組みを一度理解してしまえばシンプルなので、順を追って確認していきましょう。
関係副詞を使った文は、前置詞+関係代名詞に書き換えることができます。
【関係副詞を使った文】
This is the town where Ken was born.
(ここはケンが生まれた街だ)
where 以下の文「Ken was born.」は完全文です。では、この関係副詞の部分をいったん元の2文に分解してみましょう。
① This is the town.(ここはその街だ)
② Ken was born in the town.(ケンはその街で生まれた)
②の文の「in the town」が①の「the town」と重複しています。この重複部分を関係代名詞に置き換えると、次のように書き換えられます。
This is the town which Ken was born in.
This is the town in which Ken was born.
前置詞「in」を足すことで、後ろの文に目的語の穴が生まれます。穴がある=不完全文なので、関係代名詞の which を使うわけです。
ちなみに、関係副詞を使えるところで関係代名詞を使うと文語調になります。日常会話では関係副詞を使うほうが自然なので、覚えておきましょう。
前置詞+関係代名詞の文を作るところでつまずいてしまった方は、「【まるわかり】前置詞+関係代名詞の文の作り方2ステップ!種類や見分け方・訳し方を例文でわかりやすく解説」の記事で復習してみてください。


関係副詞の非制限用法とは?


関係副詞の非制限用法を使えるのは、where と when のときだけです。まずは非制限用法そのものの意味を整理してから、実際の使い方を確認していきましょう。
非制限用法とは?
非制限用法は、関係代名詞や関係副詞の直前(先行詞の後ろ)にカンマをおいて作ります。
- 制限用法(カンマなし)
- たくさんある中から情報を絞り込む
- 非制限用法(カンマあり)
- すでに特定されているものを補足説明する



カンマひとつで意味が大きく変わります。次の図解でイメージを確認しておきましょう!


カンマなしは「たくさんいる中から特定の1人を指さす」イメージ、カンマありは「すでにわかっている相手にひと言添える」イメージです。
この感覚を頭に入れたうえで、実際の例文を見てみましょう。
【制限用法:カンマなし】
Have you ever been to a cafe where pancakes are the specialty?
(パンケーキが名物のカフェに行ったことがありますか?)
→ cafe は世の中にたくさん存在します。「どのカフェか」を where 以下で絞り込んでいます。
【非制限用法:カンマあり】
Have you ever been to Tokyo Skytree, where many tourists take pictures?
(多くの観光客が写真を撮る、スカイツリーに行ったことはありますか?)
→ 東京スカイツリーはひとつしか存在しません。カンマ以下は絞り込みではなく、「あの有名な観光スポットだよ」という補足説明です。
カンマなしで「Have you ever been to Tokyo Skytree where many tourists take pictures?」と書くと、「たくさんあるスカイツリーの中から絞り込む」というおかしなニュアンスになってしまいます。



ひとつしか存在しないものには、必ずカンマをつけましょう。
関係副詞の非制限用法
関係副詞で非制限用法が使えるのは where と when のみです。
why(理由)や how(方法)は「誰もが同じひとつのものをイメージする」という前提が成り立ちにくいため、非制限用法には使えません。
実際の例文で使い方を確認しましょう。
when の非制限用法
I was eating breakfast at seven, when the phone rang.
(私は7時に朝食を食べていたんだけど、そのとき電話が鳴ったんだ)
「7時」は誰が聞いても同じ時刻をイメージします。カンマ以下は補足情報です。when の非制限用法は「そしてそのとき」と訳すと自然なニュアンスが出せます。
where の非制限用法(文中への挿入)
Seoul, where we visited, is the capital of Korea.
(ソウル、私達が訪れたところなんだけど、韓国の首都だよ)
→非制限用法はこのように文の途中に挿入することもできます。カンマで前後を挟んで、先行詞への補足情報を自然に追加できるのが特徴です。
【全8問】理解度チェック!関係副詞の練習問題


ここまで学んだ内容を定着させるために、練習問題に挑戦してみましょう!
Q1. 1964 was the year ( ) the first Tokyo Olympics were held.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
Q2. Please tell me the reason ( ) you were late for the meeting.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
Q3. This is the station ( ) we first met.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】where
先行詞が the station(場所)です。後ろの文「私たちは初めて会った」は第1文型(S+V)で完結しており、穴がありません。完全文なので where を使います。
Q4. That is the shop ( ) sells delicious bread.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】which
sells(〜を売っている)の前に主語がありません。主語の穴を埋めるのは名詞(関係代名詞)の役割なので which が正解です。先行詞が場所を表す shop であっても、後ろが不完全文なら which を選びます。
Q5. I’ve never seen the restaurant ( ) is famous for its pizza.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】which
先行詞は場所(レストラン)ですが、後ろの文に注目してください。is famous の前に主語が欠けています(穴がある)。「場所=where」と反射的に選んでしまわないよう注意しましょう。
Q6. This is ( ) he became a famous YouTuber.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】how
先行詞(the way)が省略されています。「このようにして〜した」という方法を表す how を使います。the way と how は一緒に使えないので、どちらか一方だけ使うのがルールです。
Q7. That is the shop ( ) I bought this bread.
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】where
I bought this bread(私はこのパンを買った)は第3文型(S+V+O)で完全な文です。穴がなければ関係副詞の出番です。先行詞が場所(shop)で後ろが完全文なので where を選びます。
Q8. The day on which they arrived was a holiday.
= The day ( ) they arrived was a holiday.(関係副詞に書き換え)
- where
- which
- when
- why
- how
正解はこちらをクリック!
【正解】when
on which = when です。
「その日に到着した」は arrived on the day と表現するため、前置詞は on になります。前置詞(on)+関係代名詞(which)は、関係副詞(when)1語に凝縮できます。書き換え問題の定番パターンなので必ず押さえておきましょう。
関係副詞には4つの種類がありますが、どれも後ろの文章が完全で、穴がないところが特徴です。決して先行詞によって関係代名詞と関係副詞の使い分けが決まるわけではないので、必ず後ろを見てどちらを使うか判断しましょう。
また、関係副詞の文章は前置詞+関係代名詞の表現でも書き換えられるので、ぜひこちらも使いこなせるように練習してみてください。



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